九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ハリルジャパン(99) 「途轍もないレベル」岡崎慎司のこと  文科系

2017年07月06日 12時05分44秒 | スポーツ
ハリルジャパン(99) 「途轍もないレベル」岡崎慎司のこと  文科系

 サッカーダイジェスト最新7月13日号に、ここでも08年からずっと追いかけてきた岡崎慎司のことで、標記の表現が載っていた。「宇佐美日記」と名付けられた宇佐美貴史の連載日記の内容、表現が大変面白かったし為にもなったので、抜粋してみる。
  
『これまで出会ったサッカー選手の中でこんなに面白くて、誰からも愛される人は他におらんのちゃうかってくらい、最強の男やと思う。実際、新しく加わったメンバーの緊張をほぐすのも、いつも岡ちゃんだしね。そのおかげで、代表にはいつも良い空気が漂っているんやと思う。・・・・(中略)
 かって岡ちゃんと清水でチームメイトだったアキさん(西澤明訓元日本代表FW)が、「自分の限界を超えた域まで追い込めるプロ意識は、途轍もないレベル」と感心していたけど、まさにその通り。
 どんな練習にもいつも全力で取り組むし、プレーの端々に「この人にはちょっと適わへんな」と思わせる凄みを備えている。実際、岡ちゃんが球際で戦っている時って、ラグビーを観ている時のような、身体がぶつかるバチバチって音が聞こえてくるからね。そのくらい相手に全力で立ち向かって、サッカーをしてきたから、今の岡ちゃんがあるんやと思う。
 そんな岡ちゃんともお別れの日。昼食後に選手に挨拶をできなかったのが心残りで、イラク戦への出発時間まで待機して、ホテルでみんなを見送っていたら、岡ちゃんが真顔で「貴史、いてくれて良かった。毎日楽しかったわ」と言って握手を求められ、スッと立ち去って行った。その瞬間、なに? この気持ちは? と。・・・・(後略)』

 岡崎というと、あちこち走り回っているだけのように見える人も多いはずだ。が、そんな走りから、寄せた相手の視界外に出たとたんにバッと身体を寄せていき、岡崎が何をするか。相手のボールに脚を出す。相手とボールの間に身体をねじ込む。ここにも書いたことだが、少し高く上がったボールならこれを迎えに行く相手の脚とボールの間に一瞬で頭をねじ込んで行くことさえ厭わないのである。当然マイボールになるが、頭から出血という場面でもある。ジェット式の白い血止めスプレーをかけられて包帯を巻くとすぐにバッと走り出していった。
 こういう闘いをしかも、例えばイブラのようなどんな大男に対しても全く躊躇はしないのである。僕には、こんな岡崎が堪らないのだが、彼は涼しげにこう評する。
「こういう闘いがしたいからこそ、プレミアに来た」

 まさに「一生ダイビング・ヘッド」を座右の銘にするからこそ、危険と親類になってきたような危ないお方ということだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パリ協定など、ドイツの執念   文科系

2017年07月06日 06時07分13秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 トランプのパリ協定離脱宣言が、大変な「内憂外患」に包囲されたようだ。国連に次ぐようなG20首脳会合を目前にして、メルケル・ドイツの大活躍が続いている。「米政府がそうならば・・・」という決意からなのだろうが、本日の報道によればアメリカ各州の各個撃破に挑み始めたようだ。

 知らなかったことだが、パリ協定目標実現目指す世界地方自治体参加組織という世界団体が存在して、米カリフォルニア州とドイツ政府がこのほど、この組織に米各州を巻き込んでいくよう「協力強化で合意した」ということである。以下は、本日の中日新聞抜粋。

『カリフォルニア、ニューヨーク、ワシントンの三州が結成した「米国気候同盟」は、温室効果ガス排出量を〇五年比26~28%削減する目標を掲げる。その後、九つの州と米自治領プエルトリコが加入。一二州で米国全体の人口、国内総生産(GDP)の約三分の一を占め、排出量削減に大きな効果を上げるとみられる。・・・・・メルケル首相は六月末、「パリ協定を成功に導こうとの決意がより強くなった」と表明、議長国となる二〇カ国・地域(G20)首脳会合で、こうした立場を打ち出す』

 なお、メルケルはこれとは別の動きとして、5日に習近平・中国国家主席と会談して、「自由貿易で協力確認」をしたとあった。

 以上から僕は、今後の世界動向についてこんな事をひしひしと感じる。
 これからの大国国政は特に、ますます世界から監視、評価されるようになっていくと。それどころか、国の行政がいー加減なら、外から批判され、その地方行政が切り崩されたりさえするのだろうと。中央集権的な日本とは違って、民主主義下の「地方自治の精神」とは本来、そういう可能性をはらんだものなのだとも。

 先のG7首脳会議終了後にメルケルが「超大国に頼らず、自分らがもっと主体的に世界を回していく」という主旨の決意を語っていたが、そういう世界になりつつあるということだろう。

 日本の一五年戦争歴史観も、南京大虐殺や慰安婦問題でさえも、日本独りよがりの主張では通用しない時代にますますなってきたということだろう。太平洋戦争も満州事変・国際連盟脱退から観ていかねばならないのだし、日本の南京大虐殺、慰安婦問題もこれを「侵略された側」の目も含めて総体として見ていかねばならない時代になったのである。
 また例えば、日本の死刑制度や移民行政、辺野古問題でさえ、どんどん世界の目で見られることになっていくのだろう。世界の目が、大国の政治を監視していく時代は、実質「国連の時代」ということでもあるだろう。

 これらのいわば「世界史の流れ」は、イラク戦争・難民問題、リーマンショック、行きすぎた大国金融資本主義などへの反省から来ているとすれば、必然的なものだと愚考し、期待したい。
コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする