千葉市科学館の「ドレミの科学」と題する講演会兼演奏会では,千葉大学モダンジャズ研究会の学生さん達にジャズを演奏していただく.
5 度円を回る曲とか,モードの曲とか,やたら転調する曲とか,テーマに対して学生さんに曲を挙げていただいたところ,So What, All The Things You Are, Moment's Notice など,高尚な難曲が多くなった.
ブルースとしてはヴァイブの曲ということで Bag's Groove を挙げて下さった.
しかし TPO を考えると,誰でも知っている曲をひとつくらいジャズでやりたいところ,というわけで,この「春一番」に差し替えを提案.
「もういくつ寝るとお正月」とか,「どんと鳴った花火だきれいだな」とか,12 小節の童謡を無理矢理ブルースで演る例はあるのだが,この「春一番」は最初からブルースを意識して作曲されたようだ...と思っていたが,立ち読みした「歌謡曲」(高 護 岩波新書 2011/02) にもそう書いてあった.業界では常識らしい.
学生さんたちはあまり邦楽にはご経験がない模様.おもしろくなりそう.
講演会/演奏会「ドレミの科学」3/13 13:30-14:30
場所は科学館プラネタリウム.定員200名.要予約.電話 043-308-0511 (代表).
よい選曲と思っていたのだが,残念ながら,打ち合わせた翌日に関東地方ではもう春一番が吹いてしまったらしい.