Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

牛乳とほうれん草の放射線

2011-03-20 09:01:40 | エトセト等
つくばの高エネルギー加速器研究機構 (略称 KEK.福島第2原発から約150km,もとの勤務先) の友人からの昨日のメールによれば

放射線が最大だったのは3/15朝の毎時1.1マイクロシーベルトで,3/19朝には毎時0.17マイクロシーベルト (通常値の2-3倍) に減少.
放射線源はヨウ素131とテルル132が主で,減少はこれらの半減期とほぼ一致.
今後,新たな放射線放出がなければ,月末には通常の環境放射線レベルに戻るであろう

とのことだった.

昨夕,そのヨウ素131が牛乳とほうれん草を汚染しているとの報道.毎日1年間摂取してもCTスキャン1回分的説明は,やや馬鹿のひとつ覚え的.
ヨウ素131の場合は,半減期が約8日.落ち着く先は無害なキセノン131である.この程度の線量ならバター等の乳製品とか,ポパイの好きなホウレンソウの缶詰とかに加工して,何週間か後に食べれば良いはず.
狂牛病や鳥インフルエンザに比べればまし...という考え方もできる.

原発そのものの状況は小康状態らしいが,油断ならぬ水断大敵.

東京電力は関東一円と山梨県,さらに静岡県東部に電力を供給している.しかし東電の原発はこの地域にはない.福島県と新潟県にある.


この本の初版は 1981 年.サブタイトルは「新宿一号炉建設計画」.そんなに原発が安全というのなら,新宿につくったらどうだ? と主張するノンフィクション.
今 思えば,新宿の原発だったら,津波は免れたのに.
コメント (5)
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