Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

動物よもやまばなし

2011-03-04 09:41:02 | 読書
「あべ弘士の動物よもやまばなし」北海道新聞社 (2011/02).

奇数ページに絵,偶数ページに文章.絵がすばらしい.写実的ではないが,動物をよく識っている人が描いたという感じ.
あべ弘士さんは旭山動物園の飼育係として出発し,97年に50歳目前で退職.その後は世界各国の動物たちと遊びながら絵本作家に専念しているとのこと.
登場するのは,動物園の動物もあれば野生の動物もあるが,やはり北海道の動物がよい.エゾタヌキ,ヒグマの絵など,人格?を尊重した肖像画という感じである.キタキツネのジャンプの絵も (当然ながら) 躍動的.

文章は 絵ほど芸術的ではないが,おもしろいことがたくさん書いてある.

カワウソはひとなっこくて器用で,飼育係のボタンを外して懐に入り込んで昼寝したりするんだって.

オットセイの一群が海を渡るときは,前足を上げたり,後足で輪を作ったり,シンクロナイズドスイミングみたいんだって.

カバは水中でうんこをするので,動物園の水槽はいつもうんこ色に濁っている.でもある動物園では,草食性の魚にうんこを食べさせる作戦が成功し,透明度 100% になったんだって.

うんこの他に,交尾の話も多い.
図書館で借りたのだが,返すのが惜しい.
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