Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

禿げ頭たちの座談会

2020-10-23 08:59:50 | エトセト等
伊丹十三「小説より奇なり」文芸春秋(1973)
を古書店で発見.文庫化されたがそれも絶版らしい.

このなかの座談会「人生劇場 光頭楽天篇」は禿げ男6人による座談会.7人目の司会・伊丹だけが禿げていない.ヒトの禿げを肴にするとはいやな性格.しかし本の裏カバー(見出し画像)を見ると,著者にはこの時期禿げることに関心が高かった (恐れがあった) のかもしれない.
出席者は吉川勇一,神吉拓郎など...当時は有名人だった方たち.吉川 (べ平連) の,投獄されたら禿げちゃったが劇的だが,十代で禿げ始めたという山口琢也もすごい.
発毛剤は逆効果ということで全員の意見が一致している.しかし効果がなかったサンプルだけがここに集まった可能性もある.
16とんが髭を伸ばしたのを見て,禿げると髭が濃くなる,consevation 保存則だなぁとはアメリカ人物理屋の言だが,同じ趣旨の発言があった.

この座談会は何かの雑誌 (話の特集? 銀座百点?) に載ったときに読んだ覚えがある.改めて思い出した発言は
「未開人と女に禿げはない」
「(禿げていると)すぐ頭に怪我をする」「帽子が不可欠」
「雨が頭に当たる音がテンテンテンで,皆と歩いていてもいちばんに気がつく.でも,言わないですけどね,絶対にネ」「乾くのも早いですネ」
コメント
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