東広島市立美術館企画展に関連したイベントのひとつ.
パワーポイントで難波平人画伯の作品が会場に投影され,学芸員さん・難波平人画伯・難波英子さん (画伯...ではなく,この日はギタリスト) がお話になり,やおら 30 名ほどの参加者が3人のギターに合わせて歌うという構成.歌の部分は時間的に2割程度だったと思うが,面白かった.
イラスト入りの立派な歌詞集が配布された.
曲は,里の秋,ウスクダラ,アビニョンの橋で,愛のロマンス,おじいさんの古時計,黒いオルフェ,百万本のバラ,ふるさと.一見脈絡のない選曲だが,平人画伯が取材した国々に因んでいるのだ.
「百万本のバラ」の歌詞は,グルジア (現ジョージア) の画家ニコ・ピロスマニがマルガリータという名の女優に恋してバラを贈ったという逸話に基づいているとのこと.トップ画像はピロスマニが描いたマルガリータ.平人画伯も貧乏画家時代に,いまの奥様にになけなしの財布をはたいて,たぶん百本くらいのバラを贈ったというエピソードが披露された.
加藤登紀子訳詩のこの歌詞を歌うはおろか,見るのも初めてだった.