Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

胃が合うふたり

2022-11-14 15:00:28 | 読書
千早茜,新井見枝香「胃が合うふたり」新潮社 (2021/10).

出版者の HP より*****
ストリップ鑑賞の厳選おやつ、銀座絶品パフェめぐり、コロナ禍に交わすご馳走便、人生を変えた日の中国茶、新居を温める具沢山スープ - 胃が合う友と囲む食卓は、こんなにも豊かで甘やかだ。人気作家とカリスマ書店員が共にした 11 の食事から、それぞれの見た景色や人生の味わいまでも鮮やかに描き出す、風味絶佳のWエッセイ集!

千早茜 (ちやはん)
1979 - 小説家.小説すばる新人賞,泉鏡花文学賞,島清恋愛文学賞,渡辺淳一文学賞を受賞.既婚.

新井見枝香 (新井どん)
1980- 三省堂書店,HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE に勤務していたカリスマ書店員.エッセイスト.ストリッパー.文学賞 : 「新井賞」を主催.独身.
*****
写真も HP からトリムして転載させていただきました.

大食アラフォーふたりが交互に書くエッセイ.yom yom 2019/8-2021/2  4ヶ月おきの連載.新井の書店員,ストリッパー (本書では「踊り子」と表記) などの職業遍歴は連載と同時にリアルタイムで進行する.
ストリップ劇場がまだ存在しているとは思わなかった.

各テーマについて,新井がまず書き,はるな檸檬のイラストページを挟んで,それを千早が受けるという構成.表紙イラストも はるなによるが,対象を可愛く描きすぎ.でもトップ画像の一枚は好きだ.

最初に記録魔で几帳面なちやはんに対し,新井どんは豪傑というイメージを植え付けられるが,そのイメージは次第に修正される.食べることを書くだけでは連載が持たないらしく,それぞれに けっこう本音らしきものも垣間見える.新井どんの唯一の弱点は歯が悪いことで,食べてる途中で差し歯が飛んだりする.
ふたりの距離感が微妙で,胃は合うが肚の中はわからないというところ.

図書館で借用.
おもしろかった !!
コメント
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reading

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