チェンバロのコンサートと聞いて,尾道・なかた美術館へと出かけたが,チェンバロの音色にのせて,おはなしを聴く会だった.
おはなしはふたつ.ひとつは「クリスマスのまえのよる」ひとつはディケンズの「クリスマスキャロル」.朗読は広島 FM の音楽番組のパーソナリティ氏.朗読が曲の合間だったり,曲が朗読の BGM になったり.
長い「...キャロル」を,音楽を聴かせながら,情感をこめてどう 30 分に押し込めるのだろうと思ったが,それなりに.「...まえのよる」も もともと絵本だったらしく,おはなしは子ども向きだったが,聴衆はほとんどがおとなの女性だった.
下はコンサート会場とチェンバロ.楽器の左は三岸節子,右は梅原龍三郎 作品.展示は有名画家のあまり有名でない作品たちで,こう言う展覧会がいちばん好き.
たいていチェンバロの蓋 内側は美しく装飾されている.ピアノという大量生産品ではこれはない.
音は小さい !
ピアノとは黒白反転した2段の鍵盤をいじりたくなった.でも,ここでいじったら認知症の烙印を押されそう.