Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

漱石自筆原稿 500 万円

2024-04-01 20:38:17 | 読書
ではなく,古書店で 500 円「印刷です」!
 日本近代文学館 新選 名著複刻全集,夏目漱石 永日小品「山鳥」自筆原稿 (1973/2).
和紙のような,すこしよれよれした紙が使ってあって,贋物を目指して作ったようにさえ感じられる.

かって こんなのも出版されたことがあった.
 「直筆で読む『坊っちやん』」集英社 (集英社新書 ヴィジュアル版 6V 2007/10)
惹句に曰く*****漱石先生「漢字検定」不合格ぞなもし!  誤字・脱字・癖字……文豪だから許される原稿用紙で見る名作の裏舞台!*****

出久根達郎の古本屋小説集 中の「えっぽどのこと」という作品に「おいおいにわかったのだが,古本屋は漱石が大好きなのである.古本屋の大方の夢は,漱石の肉筆原稿,あるいは書簡を入手することであった」とあったのを,昨日のことなので覚えていて,衝動買いしたのかも.
ちなみに漱石は「よっぽど」を「えっぽど」と言った,と言うのが出久根説らしい.
16 トンも漱石が大好きなのである.

字が好きで,かつ 字を書いた人 (の作品) が好き,が両立しているので,この原稿をガラスペンで臨書するつもり.
どうせなら,漱石山房の原稿用紙に書こうか.神奈川近代文学館で 25 枚入り 350 円.


ところで,今日は...

 四月馬鹿逢はねば嘘もなかりけり  安住 敦

意味ありげな一句.「四月馬鹿の例句補遺」より.
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