塩素38 (Cl 38) の半減期は 37分.これが福島原発で検出されたと報じられたのは 3/25 のことであった.
これについて,
What Caused the High Cl-38 Radioactivity in the Fukushima Daiichi Reactor #1?
F. Dalnoki-Veress with an introduction by Arjun Makhijani, Updated April 5, 2011
という論文が Web に出た.
http://www.japanfocus.org/-Arjun-Makhijani/3509
CL 38 は連鎖反応による中性子と海水の反応によるもの,としている.
Japanese text is available とあるが,最初のほうだけしか翻訳されていない.
この論文が使用したデータは
http://www.nisa.meti.go.jp/english/files/en20110325-6.pdf
だが,総理官邸 HP 福島第一・第二原子力発電所事故について (4/5 版 p11.追加によりページが変わるらしい)
http://www.kantei.go.jp/saigai/201104051900genpatsu.pdf
にあるものと同じ.
著者は真面目に計算しているが,もとになるデータが貧弱なのが歯がゆい.
これだけ.
ここには,他にも 7 つの核種が挙げられている.ただし,半減期はどれもけっこう長い (Cl 38 についで短いのが La 140 の 1.6d であった).この日は I 134 も検出されたと言い,後から引っ込めた.
以下は私的な疑問だが,論文の著者の疑問とも重複している.
- 他に半減期の短い核種はあるのか/ないのか?
- 半減期は計っていないのか.
- スペクトルは?
- 中性子計測は?
- 3/25 日以降は測定していないのか... そんなことが,あり得るのだろうか.
- つくば辺りの線量は下がる一方だし (こちらの測定データは信用できると思う,飯館村を除けば),広域的にも減っているhttp://www.kantei.go.jp/saigai/monitoring/index.html.これをどう解釈するのか.
Cl 38 の測定値は信用できるのか?
上記論文の記述にも「Assuming that the TEPCO measurements are correct, ...」という但し書きがある.
データ隠蔽 とかいう以前に,どっかの大学の学生に測定を任せているような危うさを感じる.
これについて,
What Caused the High Cl-38 Radioactivity in the Fukushima Daiichi Reactor #1?
F. Dalnoki-Veress with an introduction by Arjun Makhijani, Updated April 5, 2011
という論文が Web に出た.
http://www.japanfocus.org/-Arjun-Makhijani/3509
CL 38 は連鎖反応による中性子と海水の反応によるもの,としている.
Japanese text is available とあるが,最初のほうだけしか翻訳されていない.
この論文が使用したデータは
http://www.nisa.meti.go.jp/english/files/en20110325-6.pdf
だが,総理官邸 HP 福島第一・第二原子力発電所事故について (4/5 版 p11.追加によりページが変わるらしい)
http://www.kantei.go.jp/saigai/201104051900genpatsu.pdf
にあるものと同じ.
著者は真面目に計算しているが,もとになるデータが貧弱なのが歯がゆい.
これだけ.
ここには,他にも 7 つの核種が挙げられている.ただし,半減期はどれもけっこう長い (Cl 38 についで短いのが La 140 の 1.6d であった).この日は I 134 も検出されたと言い,後から引っ込めた.
以下は私的な疑問だが,論文の著者の疑問とも重複している.
- 他に半減期の短い核種はあるのか/ないのか?
- 半減期は計っていないのか.
- スペクトルは?
- 中性子計測は?
- 3/25 日以降は測定していないのか... そんなことが,あり得るのだろうか.
- つくば辺りの線量は下がる一方だし (こちらの測定データは信用できると思う,飯館村を除けば),広域的にも減っているhttp://www.kantei.go.jp/saigai/monitoring/index.html.これをどう解釈するのか.
Cl 38 の測定値は信用できるのか?
上記論文の記述にも「Assuming that the TEPCO measurements are correct, ...」という但し書きがある.
データ隠蔽 とかいう以前に,どっかの大学の学生に測定を任せているような危うさを感じる.
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