キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 フリードリッヒ・ニーチェ (著), 適菜 収 (翻訳) 講談社+α新書 (2005).
高校時代から敬して遠ざかっていたニーチェの哲学書がよく売れているというので購入.あっという間に読んでしまった.「超訳」とのことだが.橋本治の枕草子のノリ.そこらのオッサンのご高説をうかがっている感じ.
書いてあることは痛快で,ほとんど共感できる.むかし,死んでも生き返るとか,かたっぽの頬を打たれたらもうかたっぽも打たれやすくしてやれとか,こどもごころに「ばっかみたい」と思ったのを思い出した.ただしニーチェのユダヤ人に対する罵詈雑言はどうかと思う.これではナチに利用されても仕方がない.
原題は「アンチ・クリスト」だが,イエス・キリスト個人に対しては意外に好意的.イエスの取り巻きと後世の僧職者にって邪教に堕ちたいうのだが,よくあるストーリーですな.
本書では仏教は評価されている.宗教とほどほどにつきあっている日本人はなかなか賢明だということになりそうだ.アメリカが空爆したり(現代の十字軍?),京都議定書を無視したりするのも,邪教に毒されているためであろうか.
高校時代から敬して遠ざかっていたニーチェの哲学書がよく売れているというので購入.あっという間に読んでしまった.「超訳」とのことだが.橋本治の枕草子のノリ.そこらのオッサンのご高説をうかがっている感じ.
書いてあることは痛快で,ほとんど共感できる.むかし,死んでも生き返るとか,かたっぽの頬を打たれたらもうかたっぽも打たれやすくしてやれとか,こどもごころに「ばっかみたい」と思ったのを思い出した.ただしニーチェのユダヤ人に対する罵詈雑言はどうかと思う.これではナチに利用されても仕方がない.
原題は「アンチ・クリスト」だが,イエス・キリスト個人に対しては意外に好意的.イエスの取り巻きと後世の僧職者にって邪教に堕ちたいうのだが,よくあるストーリーですな.
本書では仏教は評価されている.宗教とほどほどにつきあっている日本人はなかなか賢明だということになりそうだ.アメリカが空爆したり(現代の十字軍?),京都議定書を無視したりするのも,邪教に毒されているためであろうか.
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