川原真由美,リトルモア(2020/9).
著者は東京藝大デザイン科卒.40歳を過ぎて山に登り始めたそうだ.
***** 鈍行電車に乗って / 三十年前の上高地から / テント場さがしの八ヶ岳 / のら猫と旗振山 / 野口五郎岳 / RCCの伯父を辿って / 雪ノ平へ / 地図とトレイルと線 / 雨の北八ツと双子池 / 六甲山を越えて有馬温泉へ / こいのぼりと残雪の奥穂 / 先輩の麦草岳 ほか
全31篇のエッセイとともに、多数の絵をカラーで収録。
ページを開くと、山の空気が手元に流れ込むような、清々しい一冊です。 *****
いわゆる画文集だが,文章にはまったくとんがったところがない.「RCCの伯父を辿って」は一味違うが,あとは (年寄りには無理だが) 誰にでもできる,山歩きの範囲.なるべく美味しいものを食べて,辛い思いはしないで,という態度がうかがえる.上手く言えば「むりはせず、たのしむ余力を残すこと」.懐かしい山名地名が次々に出てくる.地図愛好も解る !
絵は,いろいろな画風がごちゃごちゃになっている.カバーの水彩による風景のほかに,
モノトーンのスケッチや
花のスケッチ.
抽象化された地図.
純然たる抽象画,etc..
ふつう本では絵のトーンを統一することが多いと思うが,これはこれで楽しい.
装丁 服部一成.なぜ著者自装ではないのかな.
16トンの好みでは,著者名の後の「文・絵」は蛇足.
著者は東京藝大デザイン科卒.40歳を過ぎて山に登り始めたそうだ.
***** 鈍行電車に乗って / 三十年前の上高地から / テント場さがしの八ヶ岳 / のら猫と旗振山 / 野口五郎岳 / RCCの伯父を辿って / 雪ノ平へ / 地図とトレイルと線 / 雨の北八ツと双子池 / 六甲山を越えて有馬温泉へ / こいのぼりと残雪の奥穂 / 先輩の麦草岳 ほか
全31篇のエッセイとともに、多数の絵をカラーで収録。
ページを開くと、山の空気が手元に流れ込むような、清々しい一冊です。 *****
いわゆる画文集だが,文章にはまったくとんがったところがない.「RCCの伯父を辿って」は一味違うが,あとは (年寄りには無理だが) 誰にでもできる,山歩きの範囲.なるべく美味しいものを食べて,辛い思いはしないで,という態度がうかがえる.上手く言えば「むりはせず、たのしむ余力を残すこと」.懐かしい山名地名が次々に出てくる.地図愛好も解る !
絵は,いろいろな画風がごちゃごちゃになっている.カバーの水彩による風景のほかに,
モノトーンのスケッチや
花のスケッチ.
抽象化された地図.
純然たる抽象画,etc..
ふつう本では絵のトーンを統一することが多いと思うが,これはこれで楽しい.
装丁 服部一成.なぜ著者自装ではないのかな.
16トンの好みでは,著者名の後の「文・絵」は蛇足.
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