路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳】:国会より選挙、コロナより選挙/06.17

2021-06-23 07:59:00 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳】:国会より選挙、コロナより選挙/06.17

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:国会より選挙、コロナより選挙/06.17 

 ★会期の延長も与党に拒まれ、野党4党の不信任案提出は粛々否決され、閉会中審査だけはかろうじて野党の要求を与党はのむようだが国会閉会した。この後は強引開催するオリンピック・パラリンピックで不測事態が起きても、コロナ禍やワクチン接種で想定外の事態に陥っても国会はひっそりと開かれることはあっても選挙が終わるまで政治家国民負託には応えてくれない。自分選挙優先となり、何かの案件を抱えたまま落選でもすれば当落のみならず政策や法案すらそれっきりになることもある。

Diet of Japan Kokkai 2009.jpg

 ★16日、立憲民主党の参院議員総会で同党代表・枝野幸男は「国会は無念にも延長されないが、閉会してもコロナ対策に全力を挙げる。次の国会の冒頭解散はほぼ確実で、すでに事実上、昨日から選挙戦がスタートした。衆議院は全員で頑張るが、参議院も奮闘を望む」とあいさつした。政界は都議会議員選挙の状況を見極め、都民が何に怒り悩み困っているかを知る。それが全国衆院選挙区広がっていくのだ。この間、参院は少々時間の余裕ができるものの、来年改選期を迎える現職や出馬予定の候補者たちは衆院選挙に乗じて選挙運動に突入する。今はコロナ禍で視察などの外遊もない。つまり政界全体選挙モード突入してしまう。候補者地元に入りっぱなしで東京や国会には興味もなくなる。それよりも選挙なのだ。

 ★与党も同様でたぶん10月までには総選挙も終わり、政治家たち永田町の住人は落ち着きを取り戻す。五輪さえ終われば「コロナ禍でも総選挙可能なのか」という理屈国民に通じるかなど選挙モード議員たちに言っても聞く耳を持たないだろうが、国民にはそのご都合主義滑稽に見えることも忘れないでいただきたい。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2021年06月17日  08:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【森友文書】:財務省、執拗に改ざん指示 克明に記されていた赤木ファイル

2021-06-23 06:40:50 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【森友文書】:財務省、執拗に改ざん指示 克明に記されていた赤木ファイル

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【森友文書】:財務省、執拗に改ざん指示 克明に記されていた赤木ファイル

 財務省ぐるみの決裁文書改ざん問題の発覚から3年あまり。自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)が残した「赤木ファイル」には、同省理財局の幹部らが逐一、改ざんについて佐川宣寿(のぶひさ)局長(当時)に報告しながら、財務局にはメールで執拗(しつよう)に改ざんを指示していた実態が克明に記されていた。

 

開示された「赤木ファイル」=大阪市北区で2021年6月22日午前10時21分、梅田麻衣子撮影

  開示された「赤木ファイル」=大阪市北区で2021年6月22日午前10時21分、梅田麻衣子撮影

 「今後の開示請求を踏まえると、削除した方が良いと思われる箇所があります」。2017年2月26日午後4時前、本省理財局から赤木さんら近畿財務局の職員宛てにメールが届いた。日曜だったこの日、一連の改ざんが始まったとされ、赤木さんも上司から呼び出されて出勤した。

 ※この記事は有料記事です。「ご登録日から1カ月間は100円」 いますぐ登録して、続きをお読み下さい。

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政策・学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題・「赤木ファイル」を遺族に開示した】  2021年06月22日  21:48:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【森友疑惑】:国、赤木ファイル発見時期や場所は公表せず OB「すぐ探せたはず」

2021-06-23 06:40:40 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【森友疑惑】:国、赤木ファイル発見時期や場所は公表せず OB「すぐ探せたはず」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【森友疑惑】:国、赤木ファイル発見時期や場所は公表せず OB「すぐ探せたはず」

 国は遺族が開示を求めた「赤木ファイル」について、存否の回答すら拒む後ろ向きな姿勢を続けてきた。今もファイルを発見した詳しい時期や場所は明らかにしていない。

 「近畿財務局ではどの資料もきちんと保管されている。すぐにでも探せたはずで、隠そうとしていたのではないかと勘ぐってしまう」。ある財務局OBはこう首をかしげる。

 
 代理人弁護士の事務所に届いた「赤木ファイル」を開封する赤木俊夫さんの妻雅子さん=大阪市北区で2021年6月22日午前10時15分、梅田麻衣子撮影(画像の一部を加工しています)
 
森友学園が建てた小学校舎。一度も使われないまま、今も国有地に残る=大阪府豊中市で2021年2月7日、服部陽撮影

 国は3月、訴訟の非公開協議で担当裁判官から「(ファイルを)特定できるのではないか」と提案され、方針転換を迫られた。

 ファイルの存在を一転して認めた5月6日の書面では、「(遺族側の)情報を踏まえ探索した結果、特定に至った」と釈明。ファイルの特徴を説明した赤木俊夫さんの元上司の証言など具体的な情報を得られたため、発見できたとした。官邸幹部も「当初はどの文書を指すのか明確でなかったが、具体的になったので提出しただけ」と強調した。

 ただ、妻の雅子さんは2020年3月の提訴時から同様の情報を訴え、国にファイルの提出や改ざん問題の再調査を迫ってきた経緯がある。

 そもそも国は遺族側の求めに一貫して消極的な姿勢を続けてきた。安倍晋三首相(当時)は提訴後にあった20年3月の参院予算委員会で、「財務省の調査や検察の捜査で結果が出ている」と答弁した。

 国は改ざんの全容が財務省の調査で判明しているとの立場で、ファイルについて「(存否を)回答する必要がない」と裁判で主張。国会では菅義偉首相や麻生太郎財務相が「訴訟に関わることを訴訟外で答えることは控える」との発言を繰り返した。

 元文部官僚の寺脇研・私立京都芸術大客員教授は「改ざんの経緯などを知られたくないために、政府がファイルを隠し続けたのは明白だ。本省からのメールの文面が簡潔なのは指示の記録をできる限り残したくなかったからではないか」と指摘。ファイルの開示で「佐川(宣寿(のぶひさ))元理財局長が改ざんを主導したことがより明確になった」と語った。【松本紫帆、山本康介】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政策・学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題・「赤木ファイル」を遺族に開示した】  2021年06月22日  21:08:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【森友疑惑】:改ざん「佐川氏の直接指示」とメール 国が赤木ファイル開示

2021-06-23 06:40:30 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【森友疑惑】:改ざん「佐川氏の直接指示」とメール 国が赤木ファイル開示

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【森友疑惑】:改ざん「佐川氏の直接指示」とメール 国が赤木ファイル開示 

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、国は22日、自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)が改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」を遺族に開示した。同省理財局は佐川宣寿(のぶひさ)局長(当時)の「直接指示」を伝えるメールを財務局に送信。赤木さんは理財局側に直接メールし「(改ざんに)疑問が残る」と抗議していた。財務局が抵抗した状況や、組織ぐるみの改ざんを巡る詳細なやり取りが明らかになった。

 
開示された「赤木ファイル」には「修正は問題があり行うべきではないと、本省に強く抗議した」などと記載されていた=大阪市北区で2021年6月22日午前11時59分、梅田麻衣子撮影

 開示された「赤木ファイル」には「修正は問題があり行うべきではないと、本省に強く抗議した」などと記載されていた=大阪市北区で2021年6月22日午前11時59分、梅田麻衣子撮影

 遺族側の代理人弁護士が明らかにした。赤木さんの妻雅子さん(50)が国などに損害賠償を求める訴訟の口頭弁論が23日に大阪地裁で開かれる予定で、国は地裁にも提出していた。

 ファイルは全518ページで、改ざんの経緯を時系列に記した文書や本省と近畿財務局との間で交わされた計約40通のメール、修正箇所を示した決裁文書がとじられていた。

 ファイルによると、財務省は2017年2月26日以降の約1カ月半の間、財務局に少なくとも10回にわたり改ざんなどを指示。国会や会計検査院への対応に危機感を募らせ、財務局に「3月末までに進めたい」と迫っていた。

 ◆赤木さん「疑問残る」と抗議

 赤木さんが「本省の対応」と題した備忘記録には、佐川氏に関する記述があった。学園に国有地を売却した際の「売り払い決議書」について、佐川氏から「国会答弁を踏まえた修正を行うよう指示(調書の開示により新しい情報を与えることがないよう)があったとのこと」と記載。理財局の担当者が3月20日に財務局に送ったメールには佐川氏の指示を裏付ける内容が含まれ、「修正後、局長説明を行う予定」との文言もあった。

 備忘記録には、財務省が学園を優遇したと受け取られる恐れのある部分を売却関連の調書から削除する方針を示したのに対し、財務局側が「現場として厚遇した事実もない」と意見したことも記されていた。検査院への説明も控える中、「修正は問題があり行うべきではないと、本省に強く抗議した」と記述。3月8日には理財局の担当者に直接メールし、改ざん作業に疑問を投げかけていた。

 一方、国は取材などが殺到する恐れがあるとして、幹部職員以外の名前はマスキング処理(黒塗り)して開示。財務省側のメールの差出人などを伏せており、今後の訴訟では開示の範囲を巡って協議が続くとみられる。

 訴状などによると、財務局の上席国有財産管理官だった赤木さんは改ざん作業を強いられ、18年3月に自宅で命を絶った。同年6月に公表された財務省の調査報告書では、改ざんに至った具体的なやり取りは明らかになっていなかった。 

 雅子さんは提訴した20年3月以降、ファイルの開示を求めてきた。存否すら回答しなかった国は21年5月、地裁の要請に応じ存在を一転して認め、開示する方針を示していた。

 大阪市内で取材に応じた雅子さんは「夫の気持ちを考えるとどんなつらい思いをしたのか胸がつまる」と語った。

 麻生太郎財務相は22日の閣議後記者会見で、ファイルについて「裁判所の訴訟指揮に従い、真摯(しんし)に対応してきた」と述べた上で、再調査の実施を否定した。【松本紫帆】

 ◆赤木ファイルのポイント

 ・財務省理財局は2017年2月下旬~4月中旬、近畿財務局にメールで改ざんについて細かく指示

 ・メールに「佐川宣寿理財局長から国会答弁を踏まえた上で修正するよう直接指示」との記述

 ・財務省は、森友学園を厚遇したと受け取られる恐れのある部分は削除するとの考えだった

 ・会計検査院への説明などに支障が生じるため、現場として決裁済みの調書を修正することを本省に強く抗議した

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政策・学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題・「赤木ファイル」を遺族に開示した】  2021年06月22日  20:42:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【森友疑惑】:「赤木ファイル」財務省と近畿財務局の主なメールのやり取り

2021-06-23 06:40:20 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【森友疑惑】:「赤木ファイル」財務省と近畿財務局の主なメールのやり取り

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【森友疑惑】:「赤木ファイル」財務省と近畿財務局の主なメールのやり取り

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、国は22日、自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)が改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」を遺族側に公開した。ファイルには、改ざんを主導した財務省(本省)と、赤木さんら近畿財務局の職員らが交わした約40通のメールが含まれ、書き換えに至る詳細なやり取りが明らかになった。主なメールは以下の通り。肩書は2017年当時のまま。(■は財務省がマスキングし、●は毎日新聞の判断で匿名にした。2018年の財務省の処分結果などを考慮した)【桐野耕一、稲垣淳、郡悠介、清水晃平、茶谷亮】

赤木俊夫さん=遺族提供

 <2017年2月16日午後11時16分、赤木さんら8人に転送された財務省理財局課長補佐のメール「FW:近畿財務局の決裁のコピー」(要旨)>

 近財に連絡し、

 ・森友への貸付の決裁

 ・森友への売却の決裁

 ・その他、森友関連の部長以上決裁

 のコピー(1枚目は必須、2枚目以降は大量の添付資料は不要)のデータをもらっていただけませんでしょうか。(略)

 福島議員からの宿題返しです。上記を議員に持っていくつもりはまったくなく、朝、局長に

 ・こんな決裁です。この基準に沿っています

 ・議員にはこれは持っていかず、秘書に電話で、契約主体は近畿財務局長でした!と伝える

 ・仮に物を出せと言われたら、近畿に探させているけどなかなか…と引き取る(実害がなさそうなら、追って、提出)

 方針を説明したいと思います。(冨安=泰一郎・財務省国有財産企画=課長了)

赤木ファイルで示された改ざんの記録
 
代理人弁護士の事務所に届いた「赤木ファイル」を開封する赤木俊夫さんの妻雅子さん=大阪市北区で2021年6月22日午前10時15分、梅田麻衣子撮影(画像の一部を加工しています)

 明日に回すと忘れそう、仮にこれを理由に福島議員が予算を止めるのは勘弁してほしいので、近畿の方がまだ残っていれば、発注してもらえませんでしょうか。(■■からの深謝及びことが終わったらおごりますとお伝えください…)

■■ 拝

 ◆最初の資料、議員への対応連絡か

森友学園問題の経緯
森友学園問題の経緯

 2017年2月16日深夜に赤木さんに転送された理財局国有財産企画課長補佐のメールが、「赤木ファイル」に残された決裁文書改ざん問題の最初の資料だった。翌17日の衆院予算委員会で民進党の福島伸享衆院議員(いずれも当時)が森友問題を追及するため、決裁文書が残っているのではと財務省に質問を事前通告。対応するための連絡だったとみられる。

 メールには、決裁文書は用意するが「議員に持っていくつもりはまったくない」とあり、仮に提出を求められた場合、「近畿(財務局)に探させているけどなかなか……と引き取る」との方針が記されていた。末尾には「ことが終わったらおごりますとお伝えください」との記載もあった。

 予算委員会では福島氏の質問に、当時の安倍晋三首相が「私や妻が学校の認可や国有地払い下げにかかわっていれば、総理大臣も国会議員もやめる」と発言。首相の妻や政治家の関与を記録から削除するため、改ざんが行われていった。 

 ◇

<17年2月26日午後3時48分、財務省理財局係長から近畿財務局職員7人に送られた「【重要・作業依頼】貸付特例承認申請について」(要旨)>

近畿局の皆様

本省内で保有している森友学園関係の書類(=行政文書)については、特例承認時の決裁(H27)だけなのですが、あらためて当該文書を確認していたところ、本省で作成している調書は勿論、近畿局からの申請に添付されている調書等(近畿作成)についても、今後開示請求があった際のことを踏まえると、現時点で削除した方が良いと思われる箇所があります。

当該箇所をマーキングしておきましたので、本省と近畿局内の間できちんと認識を共有させておくためにも近畿局の決裁文書につづられている調書等を修正・差し替えするとともに、当該修正後の文書を本省にメール送付いただけますでしょうか。

森友学園が建てた小学校舎。一度も使われないまま、今も国有地に残る=大阪府豊中市で2021年2月7日、服部陽撮影拡大
森友学園が建てた小学校舎。一度も使われないまま、今も国有地に残る=大阪府豊中市で2021年2月7日、服部陽撮影

(近畿から送られてくる当該修正後の文書をもって、本省内の文書も差し替えますので、できる限り早急に対応願います)

※修正をお願いしたいのは「調書」および「経緯」の部分ですが、1点、別添「森友学園の概要」というペーパーも本省内の決裁文書に綴られており、これも本省内では修正の必要があるのですが、本文書は近畿局内の決裁文書上にもあるのか、あわせてご確認ください。あるようでしたら、調書等と同様に修正・差し替えを、無いようでしたら本省内の文書を修正します。

   ◇

<17年2月26日午後5時5分、近畿財務局・小西真管財部次長から■■■■に送られた「報告」>

学園の概要は廃棄済み。調書は別添のとおり。なお、4(1)を多少簡便に修正済み、1の概要の※はふたつともおとし。別紙1経緯は廃棄 調書上別紙2はないので整合も問題なし。

   ◇

<17年2月26日午後7時28分、財務省(国有財産)審理室から近畿財務局へ送られた「【確認中】森友事案決議書関係」(要旨)>

添付ファイル:経緯(処分方針の決定).docx

 

(近畿財務局)●●課長 様

池田(靖・近畿財務局)統括(国有財産管理官)様

衆院予算委員会で森友学園への国有地売却問題について質問を聞く安倍晋三首相(当時)=国会内で2017年2月24日午前10時17分、川田雅浩撮影拡大
衆院予算委員会で森友学園への国有地売却問題について質問を聞く安倍晋三首相(当時)=国会内で2017年2月24日午前10時17分、川田雅浩撮影

標記の件につきまして、以前、当方に送付いただいている決裁資料を確認しました。以下の決裁文書について、修正方いただくとともに、当方に修正版を送付方お願いします。

 

【特別会計所属普通財産の処理方針の決定について】

○調書

5.売払いに至る経緯

(1) 残し

(2)~(4)を以下のとおり修正。

⇒(2)その後、同年3月に、森友学園から、早期に学校を整備し開校するために、埋設物の撤去及び建設工事等を実施する必要があり、国有地を購入したい旨の要望があったものである。

○経緯

 別添1のとおり差替え

 

【予定価格の決定(売払価格)及び相手方への価格通知について】

○調書

5.本件売払いについて

(1) 残し

(2)~(4)を以下のとおり修正。

⇒(2)その後、同年3月に、森友学園から、早期に学校を整備し開校するために、埋設物の撤去及び建設工事等を実施する必要があり、国有地を購入したい旨の要望があったものである。

7.価格提示について

「関東財務局等が採用している方法を参考に」を削除

 

【普通財産売払決議書】

○調書

5.本件売払いに至る経緯について

(1) 残し

(2)~(4)を以下のとおり修正。

⇒(2)その後、同年3月に、森友学園から、早期に学校を整備し開校するために、埋設物の撤去及び建設工事等を実施する必要があり、国有地を購入したい旨の要望があったものである。

 

不明な点があれば、連絡ください。

 

審理室 ■■拝

   ◇

<17年2月27日午後6時15分、赤木さんから財務省とみられる補佐・係長に返信された「RE:【確認依頼】M事案」(要旨)>

■■補佐、■■係長様

ご指示に従い、内容を確認して、大幅にカットさせていただきました。

近畿・赤木

(元のメールは、17年2月27日午後3時2分、財務省から近畿財務局の池田靖・統括国有財産管理官や赤木さんに送られた「【確認依頼】M事案」)

池田統括、赤木上席様

お世話になっております。標記の件につきまして、別添のとおり送付します。御確認方お願いします。

   ◇

<17年3月8日午後5時45分、赤木さんから財務省に返信された「RE:連絡」(要旨)>

■■補佐様

本件対応について、楠(敏志・近畿財務局管財)部長に報告しました。田村(嘉啓・財務省国有財産審理)室長から、部長に電話連絡があったと聞いております。今朝、■■補佐からご依頼のありました、調書の一部の文言修正を求められている箇所(原調書6の(3)の⑤、⑥)について、当局が文言の修正を行うことは、以下のように考えております。

○売払調書

・今後、会計検査院の受検を受ける当局として、既に意思決定した調書を修正することに疑問が残ること

・国会対応のため、本省の判断において修正等を行うことは、そのご指示に従うこと(本省が修正したものに差し替える)

○事業計画書及び利用計画書

業務管理課と以下の見解に相違ないことを確認済

・状況の変化等が見られない中で、一部不開示決定(防犯上の観点から法人の権利利益を害するおそれあり)した内容を変えることはできない

・国交省住宅局において民進レク等の資料として開示していることをもって周知の事実とは言えない

国交省の判断と当局の開示等の判断が一致する必要性もない

・■■■■■■■■■■■は、以前面談した際、当局が一部不開示決定した内容を、本省は議員に開示していることに対しクレームがあったこと(今後も同様の苦情等が寄せられる可能性)

以上のことから、当局としては、売払申請書に添付されている事業計画書等は、従前の開示決定内容と合わせて一部不開示することが適当と考えています。

近畿・赤木

   ◇

<17年3月20日午後10時49分、財務省(国有財産)審理室から赤木さんら近畿財務局へ送られた「取得要望書について」(要旨)>

標記の件につきまして、本日、別添資料にて局長説明を行いましたので、送付します。今後の予定ですが、明日、別添資料(マスキングバージョンのみ)にて与党廻りを行い、その結果を局長に御報告の上、民進党に出すかどうか決定することとなります。その際は、当方からその旨連絡します。

なお、本日、売払決議につきまして、局長説明を行いましたが、局長からの指示により、調書につきましては、現在までの国会答弁を踏まえた上で、作成するよう直接指示がありましたので、改めて、調書を修正後、局長説明を行う予定です。今後とも宜しくお願いします。

審理室 ■■拝

◆「森友配慮」恐れの記述削除

  財務省の調査報告書によると、この日は森友学園への国有地売却の経緯を記した「売り払い決議」の書き換え内容について、佐川宣寿理財局長を含めて議論が行われた。理財局では国会審議への対応や議員からの説明要求などに追われていたため、佐川局長から2~3月にかけて積み重ねてきた国会答弁を踏まえた内容にするよう念押しがあったという。議論を踏まえ、翌日までに書き換え案が作成され、近畿財務局と共有された。

 売り払い決議では、売却に至る経緯や、学園に配慮したと取られる恐れのある記述などが削除された。一方、この時期には近畿財務局が本省の改ざん指示に対して、反発を強めていた。

   ◇

 <17年3月25日午前1時23分、財務省(国有財産)審理室から近畿財務局に送られた「M学園に関する行政文書の整理について」(要旨)>

 関係者各位

 標記の件につきまして、貴局から送付いただいたものを審理室内で確認し、開示請求及び会計検査院への対応時における行政文書を整理しているところです。今後の手順について、以下のとおり進めていきたいと考えております。なお、この作業は、今月末を目途にできるよう進めていきたいと思っておりますので、ご協力方お願いします。

 ①(本省⇒近畿局)行政文書の確認依頼

 ②(近畿局⇒本省)本省からの文書について、必要があれば、文書の追加及び削除を検討し本省に送付。

 ③(本省⇒近畿局)近畿から送付された文書を確認し、本省内で審理室長まで相談した結果を近畿に送付。

 ⇒以上のことから、開示請求及び会計検査院時における行政文書がセットとなります。

 審理室 ■■拝

   ◇

(備忘メモ)

 2017/3/8

 本省■■補佐からの指示(11時50分)

(本省)

 ・「売払調書」について

 ・総務課長まであげて、指示を受けた。

 ・相手方に配慮したと取られるような表現の修正を考えてほしい。

 具体的には、

 ①延納調書「その他参考事項」欄に申請法人の直近3期分の計算書類からとあるので、平成25年度分を挟み込むこと

 ②7.3

 ③経緯(現本省修正版)は、あっさりし過ぎとの総務課長の意見があったので、(審理室で)加筆する

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政策・学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題・「赤木ファイル」を遺族に開示した】  2021年06月22日  20:35:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【森友疑惑】:「修正することは問題があり行うべきではない」赤木ファイル備忘記録

2021-06-23 06:40:10 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【森友疑惑】:「修正することは問題があり行うべきではない」赤木ファイル備忘記録

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【森友疑惑】:「修正することは問題があり行うべきではない」赤木ファイル備忘記録 

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、国は22日、自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)が改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」を遺族側に公開した。ファイルには、改ざんを主導した財務省(本省)と、赤木さんら近畿財務局の職員らが交わした約40通のメールが含まれ、書き換えに至る詳細なやり取りが明らかになった。赤木さんが書いた備忘記録は以下の通り。肩書は2017年当時のまま。【桐野耕一、稲垣淳、郡悠介、清水晃平、茶谷亮】

森友学園が建てた小学校舎。一度も使われないまま、今も国有地に残る=大阪府豊中市で2021年2月7日、服部陽撮影

◆備忘記録(冒頭部分)

 ■本省の対応(調書等修正指示)

・本省において、議員説明(提出)用に、決裁文書をチェックし、調書の内容について修正するとの連絡。本省の問題意識は、調書から相手方(森友)に厚遇したと受け取られるおそれのある部分は削除するとの考え。現場として厚遇した事実もないし、検査院等にも原調書のままで説明するのが適切と繰り返し意見(相当程度の意思表示し修正に抵抗)した。 

 ◎本省の修正指示を受け、3月7日午前、速やかに部長に報告。本件事案は本省と協議し当初の定期借地契約を締結している過程等が調書から削除されることは今後の検査院への説明等に支障が生じるため、現場の問題認識として既に決裁済の調書を修正することは問題があり行うべきではないと、本省審理室担当補佐に強く抗議した。

 ⇒3月9日、楠敏志・近畿財務局管財部長から局長に報告。今回の対応(修正等)は、本省理財局が全責任を負う。美並義人・近畿財務局長の責任で対応するとの発言(部長と本省幹部間で話をしたと思われる)。当局は一切修正作業は行わず本省が修正作業を行うとの説明を受ける(納得できず)。

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政策・学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題・「赤木ファイル」を遺族に開示した】  2021年06月22日  20:35:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【赤木ファイル】:マスキングされた差出人 赤木さん妻「改ざん指示した人知りたい」

2021-06-23 06:40:00 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【赤木ファイル】:マスキングされた差出人 赤木さん妻「改ざん指示した人知りたい」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【赤木ファイル】:マスキングされた差出人 赤木さん妻「改ざん指示した人知りたい」 

 学校法人「森友学園」を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、22日に開示された「赤木ファイル」。文書に残されていたのは、最後まで改ざんに抵抗し続けた近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の毅然(きぜん)とした姿だった。真相を求め続けた妻は「夫が国家公務員として、国民の皆さんに向かって残したものだと思う」と語った。

開示された「赤木ファイル」を確認した後、記者の質問に答える赤木雅子さん=大阪市北区で2021年6月22日午後3時59分、大西達也撮影

 ファイルには赤木さんが直筆で「差し替え前」などと書いた字も記載されていた。開示を受け、大阪市内で報道陣の取材に応じた妻雅子さん(50)は「夫は一生懸命抵抗していた。苦しい中で残してくれた夫の最後の声だと思うので、中身を知ることで少しでも夫の気持ちに寄り添いたい」と話した。

赤木ファイル閣僚発言

 ファイルには改ざんについて「現場の問題認識として、決裁済の調書を修正することは問題があり行うべきではないと、本省審理室担当補佐に強く抗議した」と記載されていた。赤木さんが「既に意思決定した調書を修正することに疑問が残る」と書いて実際に送信したメールも開示され、具体的な様子も明らかになった。

 公務員の仕事に誇りを持ち「私の雇い主は日本国民」と話していた赤木さん。「公正に職務を執行していますか?」などの行動規範が書かれた「国家公務員倫理カード」を手帳に入れてボロボロになるまで大切に持ち歩いていた。 

 財務省の報告書では、複数の財務局職員が改ざんに反発していたことは触れられていたが、赤木さんであるかどうかの言及はなかった。赤木さんが抵抗していたことが分かる詳細な記録を残していたことについて、雅子さんは「本当にやりたくなくて、でもやってしまった。それをどうしても形に残したかったんだろうな。夫は最後まで戦っていたんだと感じる」と気持ちをおもんばかった。

 生前、赤木さんは「全部書いて残している」と雅子さんにファイルの存在を明かしていた。「残してよかったの」と尋ねる雅子さんに、赤木さんはつらい表情を浮かべながらも「よかった」とつぶやいた。死後に見つかった手記では「(改ざんに)抵抗したとはいえ、関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきた」と苦しい胸の内を明かしていた。 

 雅子さんは「事実を公の場で話したかった夫の遺志を継ぎたい」との思いで裁判を決意し、ファイルの開示を求めてきた。

 提訴から1年あまり。ようやく国からの提出を受け「黒塗りは思ったよりも少なかった」とする一方、国は改ざんを指示するメールの差出人をマスキングして開示した。雅子さんは「指示をした人は夫より立場が上の人。もう二度と、このような事を起こさせないためにも、夫を苦しめるような指示をした人を知りたい」と話し、第三者による徹底的な再調査の必要性を訴えた。【芝村侑美】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政策・学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題・「赤木ファイル」を遺族に開示した】  2021年06月22日  19:41:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【森友疑惑】:改ざん指示者黒塗りに遺族側弁護士「明らかにして」 赤木ファイル開示

2021-06-23 06:39:50 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【森友疑惑】:改ざん指示者黒塗りに遺族側弁護士「明らかにして」 赤木ファイル開示

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【森友疑惑】:改ざん指示者黒塗りに遺族側弁護士「明らかにして」 赤木ファイル開示 

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、国は22日、自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)が改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」を遺族に開示した。記者会見した遺族側の代理人弁護士は、改ざんを指示した財務省職員の氏名が黒塗りになっていたことを問題視し、「具体的な指示経路を明らかにしてほしい」と話した。

記者会見する生越照幸弁護士(右)ら=大阪市北区で2021年6月22日午後5時22分、大西達也撮影

 ファイルはこの日午前、大阪市内にある生越(おごし)照幸弁護士の事務所に郵送され、赤木さんの妻雅子さん(50)が内容を確認した。ファイルは全518ページで、改ざんの経緯を時系列に沿って記した文書や財務省と近畿財務局が交わしたメールなどが含まれている。赤木さんが改ざんを指示されたと記した職員名は「幹部職員ではない」などの理由で開示されなかった。

 生越弁護士は会見で、「赤木さんが改ざんに抵抗する中で、最終的に指示に従わざるをえなくなったことが読み解ける。もっと細かいやりとりがあったと考えざるをえず、可能な限りどういう経路でどういう指示があったのか、明らかにしていきたい」と話した。【松本紫帆】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政策・学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題・「赤木ファイル」を遺族に開示した】  2021年06月22日  18:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

          

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【財務省】:”赤木ファイル”事務方から上がった時期は「連休のあれ…」と麻生氏 前日は「知ったのはかなり前」と答弁

2021-06-23 06:31:40 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【財務省】:”赤木ファイル”事務方から上がった時期は「連休のあれ…」と麻生氏 前日は「知ったのはかなり前」と答弁

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【財務省】:”赤木ファイル”事務方から上がった時期は「連休のあれ…」と麻生氏 前日は「知ったのはかなり前」と答弁 

 森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題。

 改ざんの詳細を記したとされる「赤木ファイル」について、国は先週、突然その存在を認めました。

赤木ファイルの存在はいつから分かっていたのか、11日のヒアリングで野党議員が財務省を追及しました。

© 関西テレビ

【立憲民主党 階猛 議員】

 「人の死と真剣に向き合ってこないから、皆さんはいつまでたっても信頼を回復できない」

【財務省 担当者】

 「そうした評価をいただいたということは、非常に我々としても不本意で不徳の致すところ」

 近畿財務局の職員だった赤木俊夫さん(当時54)が学校法人「森友学園」に関する公文書の改ざんを苦に3年前に自殺した問題で、野党は11日、財務省の担当者にヒアリングを行いました。

 誰が、どのように改ざんを指示したのか…。

 国などに損害賠償を求めて提訴した赤木さんの妻・雅子さんは、その過程を書き残したとされる通称「赤木ファイル」を裁判に提出するよう国に求めてきました。

 今年3月の非公開の協議で、裁判長が赤木ファイルについて「存在するなら任意の提出を検討してほしい」と発言した際、国は「探索中」と返答。

 そして先週、国はファイルの存在を認めました。

 さらに10日、麻生財務大臣のこの発言が物議をかもします。

【麻生太郎 財務相】(衆院予算委)

 「赤木ファイルと言われるものであろうということを私どもが知ったのはかなり前、いつかは記憶にありません」

 3月の時点で「探索中」としていた赤木ファイルについて麻生大臣は「かなり前から知っていた」と述べたのです。

 これについて10日、野党がヒアリングで追及。

【野党議員】

 「麻生大臣が前から知っていたんだったら、探索中というのは虚偽の主張だと思う。それとも麻生大臣の『前から知っていた』という発言が虚偽か?」

 これに対して財務省の担当者は。

 【財務省の担当者】

 「(赤木ファイルについては)去年4月に到達した訴状の中にも書いてあると思う」

 そもそも「1年前に訴えられた時の原告の訴状に赤木ファイルについて記述があったという意味だ」と説明しました。

 そして麻生財務相は閣議後の会見で、「1年ぐらい前に話を聞いただけ」と釈明。

 その上で。

 ――Q:大臣のほうに具体的にファイルが存在すると事務方から報告が上がったのはいつ?

 【麻生 財務相】(閣議後会見)

 「それはこの連休のあれ(前)ぐらいだったんじゃないの?4月20日ぐらいだったと思いますけどね」

 雅子さんは11日の野党と財務省のやりとりについて関西テレビの取材に対し、「今回の財務省の答弁も誤魔化しばかりで、『言葉の改ざん』だと感じました。赤木ファイルの存在は認めて頂けたのですから、早く真実を話して欲しいです」とコメントしています。

 元稿:関西テレビ 主要ニュース 政治  【疑惑・財務省・森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題】 2021年05月11日 18:33:00 これは参考資料です。 転載等各自で判断下さい。

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【財務省】:“森友・赤木ファイル”で、麻生大臣発言を釈明

2021-06-23 06:31:30 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【財務省】:“森友・赤木ファイル”で、麻生大臣発言を釈明

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【財務省】:“森友・赤木ファイル”で、麻生大臣発言を釈明

 森友学園を巡る問題で麻生財務大臣が10日、国会で、いわゆる「赤木ファイル」の存在を知ったのは「かなり前だ」と述べたことについて、財務省は存在そのものを知っていたということではないと釈明しました。

 財務省担当者:

 「原告から、今、話題になっている、いわゆる赤木ファイルの存否を明らかにして、現在、継続中の国家賠償請求訴訟に対して提出してほしいと。そうしたことについて、かなり前から知っていたという旨を申し上げたと」

 森友学園を巡る公文書改ざん問題で、自殺した近畿財務局の職員が経緯を書き残したとされる、いわゆる「赤木ファイル」について、野党は詳細をただしましたが、財務省は「回答を差し控える」と繰り返しました。

 「赤木ファイル」は6月23日に裁判所に提出される予定です。

 野党側は、国会にも提出するよう求めています。

 元稿:関西テレビ 主要ニュース 政治  【疑惑・財務省・森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題】 2021年05月11日 12:02:00 これは参考資料です。 転載等各自で判断下さい。

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【森友学園疑惑】:新文書5849ページでわかった新事実! 公文書改ざんを生んだ・・・

2021-06-23 06:31:20 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

【森友学園疑惑】:新文書5849ページでわかった新事実!  ◆公文書改ざんを生んだ安倍首相逆ギレ発言の舞台裏 しかし肝心の部分はいまだ黒塗り

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【森友学園疑惑】:新文書5849ページでわかった新事実! ◆公文書改ざんを生んだ安倍首相逆ギレ発言の舞台裏 しかし肝心の部分はいまだ黒塗り 

 安倍首相が「終わったこと」にしようとしている森友学園問題で、大きな動きがあった。約8億円も値引きして売却した国有地取引をめぐる行政文書5849ページが開示されたというのだ。

 これらの文書は、立憲民主党の川内博史議員が情報公開請求していたものだが、財務省は昨年8月に不開示を決定。だが、この決定に川内議員が不服を申し立て、今年6月、総務省の「情報公開・個人情報保護審査会」が財務省の不開示決定を違法だと判断していた。そして今回、開示されたことをテレビ東京のニュース番組『ゆうがたサテライト』が5・6日の放送で2日つづけて伝えたのだ。 

森友新文書5849ページでわかった新事実! 公文書改ざんを生んだ安倍首相逆ギレ発言の舞台裏 しかし肝心の部分はいまだ黒塗りの画像1

   文書開示を報じた『ゆうがたサテライト』 

 今回、開示された5849ページもの文書は、財務省が作成した国会答弁の想定問答や、近畿財務局が本省である財務省や国交省の大阪航空局とやりとりした応接録など。

 たとえば、はじめて総理入りの国会審議で森友問題が取り上げられた、2017年2月17日の衆院予算委員会での安倍首相の答弁。このとき、民進党の福島伸享議員(当時)から昭恵氏と籠池泰典氏の関係について問いただされ、安倍首相が激昂した様子で「私や妻が関係していたら間違いなく総理大臣も国会議員も辞める」と断言したことは、その後の公文書改ざんを引き起こすきっかけにもなり、多くの人の記憶に残っているだろう。ところが新文書によると、じつは財務省が用意した想定問答に書かれていた答弁は、こういうものだった。

「法令及び国有地の処分ルールに基づき、大阪の私学審の設置認可適当の答申を踏まえ、国有財産地方審議会において処分方針の了承を得ているものであり、誰が小学校の校長であるかは関係ない」

 しかし、安倍首相は福島議員の追及に激昂し、想定問答を読み上げず、「私や妻が関係していたら間違いなく総理大臣も国会議員も辞める」と断言してしまったのだ。そして、この宣言をきっかけにして公文書の改ざんが進められ、ついには近畿財務局の職員は自殺にまで追い込まれてしまったのだ。

 

実際、昨年6月6日付の毎日新聞でも、この日の答弁をどうするかを今井尚哉首相秘書官や杉田和博官房副長官らが話し合いをもち、「首相が『自分も妻も問題には関わっていないが、こんな話になって申し訳ない』と言えば済むのではないでしょうか」という提案がなされ、今井首相秘書官がこれを安倍首相に伝えたというが、当の安倍首相が「私も妻もまったく関与していない」と耳を貸さなかった、と報じている。こうしてまわりの進言も無視して陳謝するどころか逆ギレして啖呵を切ったことが公文書改ざんという国家的犯罪の引き金になったことをあらためて考えると、いまだに安倍首相が総理も国会議員も辞めていないことの理不尽さを痛感せずにはいられないだろう。

 だが、今回開示された文書でもっとも重要なのは、近畿財務局と財務省のやりとりが記された応接録だ。

 一体、財務省は近畿財務局にどういった指示を出し、その結果、国有地が約8億円も値引きされることになったのか。そして、そこに昭恵氏は介在していないのか──。このように近畿財務局と財務省のやりとりは、森友問題の全容を解明する上で、非常に重要な意味をもつものなのだ。

 しかし、今回開示されたものは、この肝心の文書が黒塗りにされているというのである。

 安倍首相は「膿を出し切る」と言いながら、都合の悪い事実はいまだに隠すとは……。だが、逆にいえばこの黒塗りにされた文書こそが、安倍首相の“アキレス腱”なのである。

 ◆籠池夫妻の異常性だけ公表し安倍首相に都合の悪い部分は黒塗りする印象操作 

 事実、昨年5月に作成された国交省と財務省の協議メモに、政府が近畿財務局と財務省のやりとりを隠蔽することに、どれだけ血道をあげているかがよくわかる記述がある。このメモは財務省が森友学園側との交渉記録(応接録)と改ざん前決裁文書を国会提出することを決めたのと同時期に作成されたものだが、近畿財務局と財務省のやりとりを記した文書について、こう言及されているのだ。

〈役所間のやり取りの公表に先鞭をつけてよいものか、悩ましい。近畿財務局と理財局のやり取りについては、最高裁まで争う覚悟で非公表とするのだろうが、近畿財務局と大阪航空局のやり取りについては、森友問題に限って考えればメリットもあり得る。色々とひどいことを言われたことが明らかになるし、「大阪航空局に言っておく」とした部分の帰結も分かってすっきりする。〉

 近畿財務局と理財局のやりとりは「最高裁まで争う覚悟で非公表」とする──。つまり、今回黒塗りにしたことからもあきらかなように、政府は事実を隠蔽しつづける姿勢を一貫して崩していないのだ。

 しかも、このメモでは「メリットがあるものは出してもいい」としているが、実際にこのとき財務省が公開した近畿財務局の交渉記録のなかには、籠池諄子氏が近畿財務局の担当者にコースターを投げつけたことや暴言を吐いたということが書かれた箇所があり、これをメディアも大きく取り上げた。こうして「出していいものと絶対に出さないもの」を政府が選別した結果、籠池夫妻を“トンデモクレーマー”として注目させることに成功したのだ。 

 開示する文書によって意図的に印象操作をおこなうとは姑息にも程があるが、じつはこのやり口は、今回の開示文書からも見て取れるのだという。たとえば、『ゆうがたサテライト』にVTR出演したNPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長は、政府内のやりとりが黒塗りにされている一方、籠池夫妻と近畿財務局などのやりとりが不自然なほど詳細に公表されている点を指摘している。

「(公表されている)森友学園と財務省のあいだのやりとりというのは、ずっと読んでいくと森友学園側にすごく問題があるように見える記録になっているわけですよね。一方で、(黒塗りされた文書は、政府の)なかの協議の記録なので、自分たちの心象を悪くする要素を出していないのは、ちょっと恣意的というか作為的というか」

 つまり、財務省と国交省にメモにあるとおり、政府はなおもミスリードを誘うための情報操作をおこなっているのである。 

 しかし、「最高裁まで争う覚悟で非公表」にするとまで言っているところを見ると、財務省は近畿財務局のやりとりのなかには、昭恵氏の介在どころか、安倍首相官邸の関与をも示す重大な事実が書かれている可能性もあるのだ。

「膿を出し切る」と言って憚らない安倍首相には、この黒で塗り潰された部分を開示してもらわないかぎり森友問題は終わらないと、はっきり言っておきたい。(編集部

 元稿:LITERA・リテラ(本と雑誌の知を再発見) 主要ニュース スキャンダル 【告発】  2019年11月08日  11:56:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【総務省】:森友文書開示を答申、情報審査会 財務省批判も盛り込む

2021-06-23 06:31:10 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

【総務省】:森友文書開示を答申、情報審査会 財務省批判も盛り込む

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【総務省】:森友文書開示を答申、情報審査会 財務省批判も盛り込む 

 総務省の情報公開・個人情報保護審査会は25日までに、学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡る情報公開請求に対し、財務省近畿財務局が2017年に「文書不存在」を理由に不開示とした行政文書を開示するよう答申した。財務省は18年、対象の文書を確認し、自ら公表している。

 審査会は財務省に問い合わせをした際に回答がなかなか得られず、17年10月の諮問から答申まで約2年5カ月かかったことを問題視。「審議に多大な支障を生じさせた」と異例の批判を盛り込んだ。答申までの平均は約7カ月という。

 文書は財務省側と森友学園、大阪府などとのやりとりの内容や応接記録など26点。(共同)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【話題・疑惑・総務省・学校法人「森友学園」への国有地売却問題】  2020年03月25日  18:43:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【森友改ざん】:「首相は調査される側」 自殺職員妻が抗議

2021-06-23 06:31:00 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

【森友改ざん】:「首相は調査される側」 自殺職員妻が抗議

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【森友改ざん】:「首相は調査される側」 自殺職員妻が抗議

 学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当し二〇一八年三月に自殺した財務省近畿財務局職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻は二十三日、決裁文書の改ざんは佐川宣寿元国税庁長官(62)の指示だったとする夫の手記を公表し提訴したのに、安倍晋三首相や麻生太郎財務相が再調査をしない意向を示したことに抗議する自筆メモなどを、代理人弁護士を通じて公表した。

赤木俊夫さんの妻の自筆メモ=本人提供

写真

 メモでは「安倍首相は一七年二月十七日の国会発言で改ざんが始まる原因をつくりました」と指摘し、麻生氏については墓参りに来てほしいと伝えたのに「国会で私の言葉をねじ曲げました」と批判。「この二人は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います」とした。

 さらにこの日、安倍首相と麻生氏が参院予算委員会で、改めて再調査を拒否する答弁をしたことに対し「夫が生きていたら悔しくて泣いている」と抗議するメッセージも公表。再調査については「何を言われても何度も実施を訴えたい」とし、第三者委員会の立ち上げを要求した。

 弁護士は二十三日、大阪市内で記者会見し、赤木さんの自殺はパワーハラスメントの側面があると指摘。パワハラ自殺が起きた企業では第三者委を立ち上げて検証することが標準になっているとし「国が(再調査を)やらないのは非常に問題だ」と訴えた。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・疑惑・財務省・学校法人「森友学園」の国有地売却問題】  2020年03月24日  06:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【森友文書改ざん】:矜持に反し赤木さんの遺志は黒塗りできない

2021-06-23 06:30:50 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

【森友文書改ざん】:矜持に反し赤木さんの遺志は黒塗りできない

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【森友文書改ざん】:矜持に反し赤木さんの遺志は黒塗りできない

 森友学園問題の取材を続ける中、「黒塗り」だらけを直接、目にしたのは2度目でした。

 大阪市の学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当し、その後自殺した財務省近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54)が、佐川宣寿(のぶひさ)元国税庁長官(62)の指示で決裁文書改ざんを強制されたなどとして、赤木さんの妻が、国と佐川氏に計約1億1000万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴しました。

「黒塗り」だらけの情報公開資料を手に記者会見をする赤木さんの妻側代理人、松丸正弁護士(左)、生越照幸弁護士(撮影・松浦隆司)

 「黒塗り」だらけの情報公開資料を手に記者会見をする赤木さんの妻側代理人、松丸正弁護士(左)、生越照幸弁護士(撮影・松浦隆司)

 大阪市内で行われた提訴後の会見では訴状と、命令に逆らえず改ざんに加担させられた経緯を詳細につづった赤木さんの手記、赤木さんの公務災害認定に財務省が人事院に提出した文書が公開されました。

 なぜ夫は自ら命を絶たなくてはならなかったのか-。妻側は自殺の経緯を知るため、国に情報公開請求を行いましたが、人事院から開示された公務災害認定に関する70ページ資料はほとんどが「黒塗り」でした。 会見で、代理人の生越照幸弁護士は過剰なまでの黒塗りについて「一般労働者の労災は、発言者は隠すが、大枠のストーリーは出る。ここまで真っ黒はひどい」と語気を強めました。

 同じく代理人で、これまで過労死裁判に一貫して関わってきた松丸正弁護士は「『機密性2』と記載されており、これは行政に支障が生じるという意味。しかし、地方公務員、国家公務員なども含め、ここまで徹底しているケースは初めて見る。遺族にも黒塗りというのは私も初めて。理由さえ教えてくれない。遺族にとっては、2度殺されたに等しい」。

 森友問題が17年、国会で追及されるさなか、赤木さんは決裁文書から安倍昭恵首相夫人や政治家らの関与を示す部分の削除など改ざん作業を強制され、長時間労働や連続勤務で心理的負荷が過度に蓄積。同年7月、うつ病と診断され、仕事に行けなくなりました。「玄関の外に検察がいる」「僕は犯罪者や」などと繰り返し、18年3月に自ら命を絶ちました。

 うつ病による自殺は、公務上の災害に認定されたものの、公表された文書は、大半が黒塗り。発病の理由や自殺の理由の箇所とみられる部分は、真っ黒でした。

 森友学園が小学校用地として大阪府豊中市の国有地を格安で取得した問題が発覚するきっかけとなったのも「黒塗り」だらけでした。地元の豊中市の木村真市議(55)が情報公開請求した問題の土地の公文書は「黒塗り」だらけでした。

昨年9月に木村市議が情報公開請求した「売買契約書」は黒塗りだらけだった(撮影・松浦隆司)

  昨年9月に木村市議が情報公開請求した「売買契約書」は黒塗りだらけだった(撮影・松浦隆司)

 16年9月に木村氏が問題の土地の「売買契約書」の情報公開請求をすると、買受人として森友学園の名義はありましたが「売買代金などは真っ黒け」。近畿財務局が売却額などを非公表としたからでした。17年2月、木村市議は非公表とした近畿財務局の決定の取り消しを求めて大阪地裁に提訴。この取引の不透明さが報道されると、近畿財務局は一転、金額を公表しました。

 木村氏が提訴した同じ時期の17年2月、赤木さんは、近畿財務局の上司に呼び出され、大阪府豊中市の国有地を約8億2000万円値引きして森友学園に売却した取引の経緯を記した公文書から、学園側を優遇した記載を削除するなどの改ざんを指示されています。赤木さんは強く抵抗しましたが、やむを得ず従い、その後も改ざんを強要されました。

 赤木さんは「僕の契約相手は国民」が口癖でした。岡山県で生まれ育ち、高校卒業後に旧国鉄に就職。国鉄の民営化を機に、当時の大蔵省にノンキャリアとして採用されました。音楽家の坂本龍一が大好き。自宅には何本もの筆があり、書道はプロ級の腕前だったそうです。

 手記では「抵抗したとはいえ、関わった者としての責任をどうとるか」と記していました。会見の際、机に赤木さんの読んでいた書籍が置かれていました。そのうちの1冊が「折れそうな心の鍛え方」(日垣隆著・幻冬舎新書)。本にはたくさんの付箋が貼られていました。心が折れそうなとき、何度も読み返していたのかもしれません。

 自殺直前、ノートに書き残した文章があります。

 「最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ、手がふるえる、恐い 命 大切な命 終止府」(原文ママ)。

 公務員としての矜持(きょうじ)を持ちながら仕事に向き合っていた赤木さん。死をもって抵抗し、守り訴えようとしたのは何だったのか。

 「黒」と言えば、裏で悪だくみするのが「黒幕」。陰険で意地の悪い人のことを「腹黒い」。公文書であっても、都合の悪いことは隠蔽(いんぺい)し、黒く塗りつぶす。

 ただ、どれだけ悪だくみをしたとしても、赤木さんの「真実の言葉」だけは黒く塗りつぶすことはできません。【松浦隆司】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミヘキタヘ」)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【疑惑・財務省・大阪市の学校法人「森友学園」の国有地売却問題】  2020年03月29日  13:00:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER 18.03.28】:「文書改ざん問題」と「森友学園問題」の違い

2021-06-23 06:30:40 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

【HUNTER 18.03.28】:「文書改ざん問題」と「森友学園問題」の違い

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER 18.03.28】:「文書改ざん問題」と「森友学園問題」の違い

喚問.png 学校法人「森友学園」の国有地払い下げに絡む財務省の文書改ざん問題を巡り、衆参両院の予算委員会で行われた佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問(写真)は、「刑事訴追を受ける恐れがある」ことを理由に証言拒否を通した同氏を、野党が攻めあぐねる形となった。
 思った通りの展開だったが、気になるのは財務省文書の改ざん過程にこだわるあまり、政権の狙いに乗った国会が問題の本質から遠ざかっていること。森友疑惑の核心は、文書の改ざんではなく、“なぜ国有地が格安で払い下げられたか”にあるはずだ。

 

 ◆政権ぐるみの茶番劇に綻び
 27日の証人喚問、佐川氏は肝心な部分で「刑事訴追」を盾に証言拒否を繰り返した。その数、50回以上。改ざんの経緯も、改ざん前の文書を見たか見ていないかも、改ざん前の文書で安倍昭恵総理夫人の名前を見た時の感想も、すべて「刑事訴追の恐れ」があるから、証言できないというものだった。

 明確に発言したのは「安倍総理や官邸、総理夫人からの指示はなかった」という点だけ。政権ぐるみのとんだ茶番だが、ここに綻びが見える。文書改ざんは事実かという質問にさえ「答えられない」というのに、経緯の中のもっとも肝心な部分である総理周辺の関与だけを否定したからだ。明らかな自己矛盾。昨年の国会質疑でさんざん虚偽答弁を繰り返した佐川氏の言葉を、真に受ける国民は少ないだろう。“官邸と自民党の指示による証言拒否”を疑わせるに十分な佐川氏の姿勢だった。

 財務省の文書が改ざんされたのは、不都合な記述を隠蔽するためだ。佐川氏が一貫して証言を拒否するのは、改ざんの経緯を明らかにした時点で、何が不都合で、誰が関与したのかが分かるからに他ならない。つまり証言拒否は、総理周辺が森友問題にかかわったことの証明なのである。

 ◆残念な野党
 佐川氏が刑事訴追の恐れを理由に証言を拒否することは、あらかじめ予想されたこと。そこを割り引いても、全体的に野党の質問は迫力を欠くものだった。特にひどかったのは、もっとも長い時間を割り振られた民進党・小川敏夫参議院議員の質問。裁判官、検事を経て弁護士資格を持つ政治家のはずだが、細かいことをくどくど問いただすばかりで、時間だけを無駄に消費した。持ち時間の少ない共産党や他の野党議員の方が、佐川証言の矛盾を引き出しただけに、残念というしかない。証言拒否が予想されていただけに、拒否できない質問を数多く用意し、疑惑の本質に迫るべきだったろう。

 ◆「森友疑惑」矮小化は許されない
 文書改ざんについては検察の捜査を待つしかない状況だが、森友疑惑の核心部分については、国会でまだ何の追及も行われていない。森友学園問題の発端は、大阪府豊中市の国有地が、土地の鑑定価格からゴミ撤去費として8億2,000万円を値引きし、1億3,400万円という格安の値段で売却されたことが明るみに出たこと。そこに、昭恵夫人の関与があったのか、なかったのかが疑惑の焦点だ。

 真相を解明するためには、昭恵夫人、財務省に森友との交渉経過を問い合わせた昭恵夫人付きの官邸職員だった谷査恵子氏(経産省出向)、官邸内の指示役とみられる今井尚哉総理秘書官の証人喚問が不可欠。だが、政府・自民党は、佐川氏が総理周辺の関与を否定したことで、「森友問題は終わった」(与党議員)として幕引きを図る構えだ。どこまでも国民を愚弄する政権の姿勢には、呆れるしかない。 

 25日に行われた自民党大会の演説で安倍総理は、「財務省の決裁文書書き換え問題をめぐり、皆様には大変ご心配をおかけしており申し訳ない思いでございます」と切り出した。“財務省の決裁文書書き換え問題”という文言こそ、問題を矮小化しようと躍起になっている政府・自民党の姿勢そのものだ。

 豊中市の国有地払い下げに関する出来事は、「森友問題」あるいは「森友疑惑」と表現すべきものであって「文書改ざん問題」ではないからだ。ちなみに、一昨日まで「文書書き換え」という表現を使っていたNHKが、昨日から「文書改ざん」に変更することを公表している。

 ◆次は昭恵夫人らの国会招致
 森友疑惑の原点は、昭恵夫人本人がフェイスブックに投稿した下の写真である。夫人と一緒に写っているのは、森友学園の前理事長・籠池泰典被告とその妻、諄子被告。この写真がフェイスブックに投稿された約1年後には、森友学園と近畿財務局が定期借地契約を締結し、昭恵夫人付きの谷査恵子氏が森友との交渉経過を財務省に問い合わせた5か月後には、8億円以上値引した1億3,400万円という非常識な金額で国有地が売却されていた。

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 籠池被告が近畿財務局を訪れ、土地取得の意向を表明したのが2013年6月。それから異例の売買契約が成立した2016年7月までの約3年間の節目ごとに、昭恵夫人の関与を裏付ける証拠が残されている。

33cf0d94ba4fc367c51d3d0015cce6c0ed02eb8f.png 「文書改ざん問題」と「森友学園問題」は明確に区別すべきもので、森友問題で国民が求めているのは、昭恵夫人の国会招致。実現を拒む安倍総理と政府・自民党の姿に、“哀れ”を感じているのは記者だけではあるまい。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2018年03月28日  09:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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