【政界地獄耳】：新生立憲民主党は来夏参院選が天王山 挙党体制ができるのか／12.01

【政界地獄耳】：新生立憲民主党は来夏参院選が天王山　挙党体制ができるのか／12.01

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【政界地獄耳】：新生立憲民主党は来夏参院選が天王山　挙党体制ができるのか／12.01　

　★不思議な投開票だった。立憲民主党の代表選は党員・地方議員票をまず開票してから国会議員の投票に移る方式。党員・地方議員の投票結果が国会議員の投票行動に影響を与えるのではないかと思うが、結果、上位2人の決選投票になり代表が泉健太に決まった。新代表は前代表・枝野幸男や同幹事長・福山哲郎、同国対委員長・安住淳ら前執行部のうるさ型に引きずられず、独自の執行部づくりを進めるべきだ。連合の介入も無視して立候補していた3人も要職につけ、まとまりを見せる必要があるだろう。

　新代表に選出され笑顔を見せる泉健太氏＝東京都内のホテルで2021年11月30日午後3時15分、長谷川直亮撮影

　★衆院選挙で勝った後の参院選挙は、大体厳しい選挙になると自民党も手綱を締める。来夏の参院選挙は両党の天王山になるだろう。自民党が勝てば岸田政権は長期安定政権をうかがえる。ただ選挙の時期に新型コロナウイルスの感染状況が先の衆院選の時のように落ち着いているとも限らない。それだけではない。場合によっては年明け早々に都知事選挙、来年4月には京都知事選、沖縄の名護市長選挙と国政級の選挙も控える。参院選直後の9月には沖縄知事選挙もある。自民党にとっても野党がどういう陣形をとってくるのかが関心事だろう。代表選挙直前の各候補は「挙党体制」を口にしたが、もめてばかりいる立憲民主党で挙党体制など本当にできるのか。外野は連合か共産党を含む野党共闘かを問うが、いずれも立憲いち政党だけで選挙を戦えない、脆弱（ぜいじゃく）な党であるからこそ起こる問題で、自分の力で選挙を戦えない限り、選挙協力や共闘は避けて通れない。

　★その処方もなく、選挙の総括もないまま、党の戦略を決めたり、人事で体裁を整えただけでは国民から期待は生まれない。（K）※敬称略

　◆政界地獄耳

　政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。（文中は敬称略）

　元稿：日刊スポーツ社　主要ニュース　社会　【コラム・政界地獄耳】　 ２０２１年１２月０１日 　０８：２８：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【政界地獄耳】：連合の「介入」に抗議すらない 立憲民主党のいびつな姿／11.30

【政界地獄耳】：連合の「介入」に抗議すらない　立件民主党のいびつな姿／11.30

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【政界地獄耳】：連合の「介入」に抗議すらない　立憲民主党のいびつな姿／11.30　

　★今日30日、立憲民主党は東京都内のホテルで臨時党大会を開き、新代表を選出する。メディアは党再生というが約半年後には参院選挙も控え、4年前に結党した同党の理念が生かされるのか否か、野党第1党としての矜持（きょうじ）が問われる代表選挙だ。4人の候補から代表が選ばれるが、いずれが代表になっても政治家としての魅力に乏しく国民的知名度もない。党勢拡大が目的ならばさして期待はできないが、立憲政治の立て直しに時間をかけようというのならばその意味もあるだろう。

　★ところが相変わらず政治介入し、この選挙に水を差すのが連合会長・芳野友子だ。28日のBS番組に出演し、来年夏の参院選を念頭に「立憲民主党、国民民主党、連合が協力し合って戦える関係をつくっていきたい」と述べ「立民と国民民主の合流は今後、求めていきたい」と余計な政治介入を繰り返し、先の総選挙での野党共闘に対して共産党との共闘を「連合の立場としてはあり得ない。そのことは言い続けていきたい」と代表選挙直前の立憲民主党を強くけん制した。それはそれぞれの党が決めることではないのか。参院選挙もしょせんは自分たちの組織内候補の当選が目的で党のために支援する支持母体という表現も実態を反映していない。

　★この代表選“選挙妨害”について4人の候補者どころか党内からも同党選挙管理委員会からも連合に抗議すらないことだけ見ても、代表の上に会長がいるいびつな政党であることを白日の下にさらしているといえる。ある野党関係者は「連合の政治介入がおかしいと感じない立憲も、連合もずれている」と嘆くが、日本の労働者は6679万人。うち連合は700万規模。それも大企業の組合専従は労働貴族どころか大企業の正社員でエリート。中小従業員と非正規の大半は連合と無関係だ。結論からいえば自民党支持者の多い連合はもう自民党を支援するというべきではないのか。（K）※敬称略

　◆政界地獄耳

　政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。（文中は敬称略）

　元稿：日刊スポーツ社　主要ニュース　社会　【コラム・政界地獄耳】　 ２０２１年１１月３０日 　０８：１１：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【社説①】：代表質問 実のある論戦で国会活性化を

【社説①】：代表質問　実のある論戦で国会活性化を

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【社説①】：代表質問　実のある論戦で国会活性化を

　山積する内外の課題について、国民生活や国益の向上につながる具体的な方策を建設的に論じることが大切だ。　

　岸田首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まった。岸田政権にとって、初めての本格的な国会論戦である。

　立憲民主党の泉代表は「自由と多様性の尊重を通じて、課題解決に取り組んでいく」と語った。

　新型コロナウイルスの水際対策や経済を中心に具体的な政策をアピールしたのは、「批判ばかり」という印象を変え、「政策立案政党」に転換する狙いがあろう。

　泉氏は、「人に優しい持続可能な資本主義」を目指すとも強調した。所得税の累進性強化などで財源を確保し、子育て世帯や若者への分配を進めるという。

　首相は「政策を総動員して分厚い中間層を取り戻したい」と応じたが、自ら掲げる「新しい資本主義」の具体像は明確ではない。税制のあり方や分配の手法について、予算委員会などでさらに議論を深めてもらいたい。

　１８歳以下に対する１０万円相当の給付について、泉氏は、事務経費のかさむクーポン方式との併用ではなく、全額を現金で給付すべきだとして見直しを求めた。

　首相は、自治体の実情に応じて全額現金給付も可能とするよう検討する考えを示した。経費は最小限に抑制せねばならない。

　泉氏が、個別テーマで細部にわたる提案をしながら、日米同盟の評価や中国への臨み方など重要課題について論じなかったのは物足りない。外交・安全保障や憲法に関して党内の意見を集約し、国民に支持を訴えることが必要だ。

　自民党の茂木幹事長は、日本周辺の安全保障環境が悪化していると指摘し、従来の枠にこだわらずに防衛費を拡充すべきだと語った。ミサイル攻撃に対応する敵基地攻撃能力の保有についても、「有力な選択肢だ」と主張した。

　国会改革も重要な論点だ。

　泉氏は、国会議員に対する月１００万円の文書通信交通滞在費について、日割り給付とし、使途も公開する法改正を求めた。

　与党はまず、日割りに関する見直しを先行させる構えだ。早期の法改正に向けて、与野党は合意点を積極的に探るべきだ。

　国会では近年、野党が政府・与党の不祥事の追及ばかりに力を入れ、閣僚らは質問に正面から答えない場面が目立っていた。

　党首討論を定期的に開いて活性化させるなど、国民の期待に応える改革を進めてほしい。

　元稿：讀賣新聞社　朝刊　主要ニュース　社説・解説・コラム　【社説】　 ２０２１年１２月０９日 　０５：００：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【社説②】：ウクライナ緊張 ロシアは侵攻の代償見定めよ

【社説②】：ウクライナ緊張　ロシアは侵攻の代償見定めよ

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【社説②】：ウクライナ緊張　ロシアは侵攻の代償見定めよ

　軍事力による現状変更は許されない。ロシアはウクライナに侵攻した場合、高い代償を払うことになるだろう。部隊を早急に撤収すべきだ。　

　米国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領がオンライン形式で会談し、緊張が高まっているウクライナ情勢について意見を交わした。

　ロシアは１１月以降、ウクライナとの国境地帯に数万人規模の部隊を集結させ、近く侵攻に踏み切るとの観測が強まっている。

　バイデン氏は、ロシアが侵攻した場合、欧州諸国と協力して「強力な経済的措置」を取ると警告した。ロシアとドイツを結ぶガスパイプラインの稼働開始を見合わせることも検討しているという。

　２０１４年にロシアがウクライナのクリミア半島を併合した際、米欧は経済制裁を科したが、クリミアの原状復帰も、ロシアの軟化も、実現できなかった。

　米欧が実効性の高い制裁措置をロシアに突きつけ、自制を促すことが重要である。ウクライナの防衛体制の支援も不可欠だ。

　ロシアが攻勢に出ているのは、ウクライナが反露に傾き、米欧の軍事同盟である北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）への加盟を求めているからだ。ロシアはウクライナを歴史的、民族的な一体性が強い「勢力圏」とみなしている。

　プーチン氏はバイデン氏に、ＮＡＴＯが加盟国をこれ以上拡大しないことや、ロシアを標的とする兵器を配備しないことを求め、「法的拘束力のある保証」が必要だとの立場を示したという。

　だが、ＮＡＴＯへの加盟は、ウクライナとＮＡＴＯが主体的に決める問題であり、ロシアが介入するのは筋が通らない。

　１９９１年のソ連崩壊後、ＮＡＴＯが東欧諸国や旧ソ連構成国の加盟によって拡大してきたことにプーチン氏は強い不満を示している。米国によってロシアの伝統的な勢力圏が一方的に削られたと考えているのだろう。

　実際は、プーチン氏の強権統治や欧米との対立が、周辺国のロシア離れを招いたのではないか。

　冷戦期に米ソの核戦力の均衡を基に作られた欧州の安全保障体制が、ＮＡＴＯの東方拡大や兵器の近代化に対応できなくなっているのは確かだ。中長期的には、米露欧が新たな戦略的安定の枠組みを講じる必要がある。

　その前提となるのは、米露間の信頼醸成だ。バイデン氏とプーチン氏はウクライナ問題の収拾を第一歩としなければならない。

　元稿：讀賣新聞社　朝刊　主要ニュース　社説・解説・コラム　【社説】　 ２０２１年１２月０９日 　０５：００：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【皇室】：皇后さま58歳誕生日「幼かった愛子もう成年、信じられないような気持ち」

【皇室】：皇后さま58歳誕生日「幼かった愛子もう成年、信じられないような気持ち」

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【皇室】：皇后さま58歳誕生日「幼かった愛子もう成年、信じられないような気持ち」　

　皇后さまは9日、58歳の誕生日を迎えられた。宮内庁を通じて発表した文書で、1日に20歳となった長女愛子さまについて「経験を積み重ねながら一歩一歩成長し、成年皇族としての務めを無事に果たすことができますよう願っております」と期待した。新型コロナウイルス禍には、新たな変異株の出現に「皆が心を合わせて、対策や努力を続けていく必要を感じます」とした。

天皇陛下と写真撮影に臨まれる皇后さま（宮内庁提供）

 

　愛子さま誕生からの20年間を「長かったようにも、あっという間だったようにも感じられます」と振り返り、「幼かった愛子がもう成年かと思いますと、信じられないような気持ち」とした。

　長期化するコロナ禍には、闘病中の人や後遺症に苦しむ人を見舞い、医療従事者の苦労を案じる気持ちを示した。自殺者の増加も懸念し、収入の減少や進学の断念など、苦境に立たされている人がいることに「胸が痛みます」とつづった。

　東日本大震災の発生から今年で10年となり、オンラインを活用して被災者と交流した。天皇陛下とともに「今後とも、被災地の方々に心を寄せていきたい」と決意を記した。静岡県熱海市で7月に発生した土砂災害の犠牲者には哀悼の意を示した。

　夏の東京五輪・パラリンピックには、コロナ禍で努力を続けた選手や、大会を支えた運営スタッフや警備関係者、ボランティアらに「敬意を表したい」とした。

　医師団は適応障害の症状について「回復の途上にあり、体調には波がある」との見解を出した。9月に赤坂御用地から皇居・御所に転居したことを挙げ、新しい生活に時間を取ってなじむ必要性があるとした。

　9日の祝賀行事は、人数を絞るなどの感染症対策を取って実施。秋篠宮さまや三権の長から祝賀を受けるほか、上皇ご夫妻へのあいさつのため、両陛下で東京・高輪の仙洞（せんとう）仮御所を訪れる。（共同）

　元稿：日刊スポーツ社　主要ニュース　社会　【話題・皇室・皇后さまは9日、58歳の誕生日を迎えられた】　 ２０２１年１２月０９日 　００：００：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【2021年12月07日 今日は？】：米アポロ計画最後のアポロ17号打ち上げ

【2021年12月07日　今日は？】：米アポロ計画最後のアポロ17号打ち上げ

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【2021年12月07日　今日は？】：米アポロ計画最後のアポロ17号打ち上げ

　◆12月7日＝今日はどんな日

　　米アポロ計画最後のアポロ17号打ち上げ（1972）

（左から）シュミット、サーナン（着座）、エヴァンス

最初の船外活動で月面車を運転するユージン・サーナン

 

17号の科学機器搭載区画 (SIM)。月周回軌道上で着陸船から撮影。

　◆出来事

　　▼北朝鮮のミサイル発射で森本防衛相が自衛隊に破壊措置命令を発令（2012）▼元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏の国際ボクシング殿堂入りが決定（2010）

　◆誕生日

　　▼岡千秋（50年＝作曲家）▼古舘伊知郎（54年＝フリーアナウンサー）▼香川照之（65年＝俳優）▼伊藤かずえ（66年＝女優）▼いしだ壱成（74年＝俳優）▼鈴木拓（75年＝ドランクドラゴン）▼TORU（88年＝ONE OK ROCK）

　元稿：日刊スポーツ社　主要ニュース　社会　【話題・今日は？】　 ２０２１年１２月０７日 　００：０１：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。