路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【天風録】:財布を真に分厚くするには

2021-12-21 06:44:10 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【天風録】:財布を真に分厚くするには

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録】:財布を真に分厚くするには

 キャッシュレス時代に財布は薄くなるかと思いきや、お札は減ってもカードが増える。銀行、クレジット、交通系、コーヒー店や薬局の会員証、図書館の貸出券、診察券、運転免許証…。数えてみると実に19枚あった

 ▲カードでこれ以上、財布を膨らませまい。きのう運用が始まった政府のコロナワクチン接種の証明アプリは、そんな決意を見事に逆なでしてくれる。スマホで動作させるには、まずマイナンバーカードが不可欠という

 ▲アプリがなくても、自治体の窓口で発行される紙の接種証明があれば代用できるそうだ。ということは、現状4割にとどまるこのカードの普及率を高めるのが政府の本意なのかもしれない

 ▲折しもきのうの国会で補正予算が成立し、カードを新規取得すれば最大2万円分のマイナポイントを付与する事業にも総額1兆8千億円が計上された。さて、これほどの大盤振る舞いで、事はすんなりと進むだろうか

 ▲統計数字をごまかすのが昨今の官僚である。公文書改ざんの経過を明らかにするはずの裁判を唐突に打ち切ってしまう政府である。大胆な政策には何か裏がありそうだと国民に勘繰られたくないのなら、まずもって信頼回復であろう。 

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2021年12月21日  06:44:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:「ばらまき」広島の書店に 本紙取材の記録本

2021-12-21 06:43:50 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【決別 金権政治】:「ばらまき」広島の書店に 本紙取材の記録本

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:「ばらまき」広島の書店に 本紙取材の記録本 

 河井克行元法相夫妻による大規模買収事件を追った中国新聞「決別 金権政治」取材班の書籍「ばらまき」が、広島県内の書店に並び始めた。

書店に並ぶ「ばらまき」(広島市南区の広文館新幹線店)

書店に並ぶ「ばらまき」(広島市南区の広文館新幹線店)

 2019年7月の参院選広島選挙区を舞台に、克行氏と妻の案里元参院議員が地方議員や後援会員ら100人に計2871万円をばらまいた事件。河井夫妻に1億5千万円を提供した自民党本部の問題を含め、2年以上にわたり事件を追い続ける中国新聞の取材の記録をまとめている。

 JR広島駅北口側にある広文館新幹線店(広島市南区)では16日、約100冊が入荷。開店から入り口近くの棚に陳列され、来店客が手に取っていた。

 ■312ページ。集英社刊。1760円。

 ■「決別 金権政治」

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【決別 金権政治】  2021年12月16日  22:47:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:河井夫妻の買収事件を追った2年 書籍「ばらまき」15日に出版、中国新聞取材班の軌跡を一冊に

2021-12-21 06:43:40 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【決別 金権政治】:河井夫妻の買収事件を追った2年 書籍「ばらまき」15日に出版、中国新聞取材班の軌跡を一冊に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:河井夫妻の買収事件を追った2年 書籍「ばらまき」15日に出版、中国新聞取材班の軌跡を一冊に 

 中国新聞「決別 金権政治」取材班による書籍「ばらまき」が15日、出版される。河井克行元法相夫妻の大規模買収事件を追った2年以上にわたる取材の軌跡だ。全国の書店で販売され、広島県内の書店でも16日から順次、店頭に並ぶ見通し。

15日に発売される「ばらまき」

15日に発売される「ばらまき」

▶池上彰さん「記者たちが怒りを持って取材し続けた成果」
▶特集 ・決別 金権政治

 2019年7月の参院選広島選挙区を舞台に、克行氏と妻の案里元参院議員が地方議員や後援会員ら100人に計2871万円をばらまいた前代未聞の事件はなぜ起きたのか。本当の「巨悪」は誰なのか。今も取材を続ける地元紙の記録をまとめた。

 紙面での連載やニュースをベースにしながらも、週刊誌や全国紙と特ダネ競争を繰り広げた取材班の内幕を収録するなど、ほぼ書き下ろしに近い内容。河井夫妻から現金を受け取った地方議員や首長らと日々向き合い、河井夫妻に1億5千万円を提供した自民党本部の問題を追及する記者の姿も伝える。

 ■312ページ。集英社刊。1760円。

 ■「決別 金権政治」

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【決別 金権政治】  2021年12月14日  16:19:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:池上彰さん「記者たちが怒りを持って取材し続けた成果」 河井夫妻買収事件追った新刊「ばらまき」書評

2021-12-21 06:43:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【決別 金権政治】:池上彰さん「記者たちが怒りを持って取材し続けた成果」 河井夫妻買収事件追った新刊「ばらまき」書評

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:池上彰さん「記者たちが怒りを持って取材し続けた成果」 河井夫妻買収事件追った新刊「ばらまき」書評 

 中国新聞「決別 金権政治」取材班による書籍「ばらまき」の刊行を受け、分かりやすいニュース解説で知られるジャーナリストの池上彰さんに書評を寄稿してもらった。

▶河井夫妻の買収事件を追った2年 書籍「ばらまき」15日に出版、中国新聞取材班の軌跡を一冊に
▶特集 ・決別 金権政治

 2019年7月の参院選広島選挙区に立候補した自民党の河井案里候補と夫の河井克行衆院議員が、選挙区の多数の議員に買収のための金をばらまいた事件。これを中国新聞の記者たちが怒りを持って取材し続けた成果をまとめたのが、この本だ。

ジャーナリストの池上彰氏

ジャーナリストの池上彰氏

 「いまだにこんなことが行われていたのか」と怒りを持った人も多かったことだろう。「広島は、いまもこんな状態なのか」と感じた人もいたことだろう。ところが、読み進むと、決して広島だけの問題ではないことが分かってしまうから深刻だ。

 この事件が判明することになったきっかけは「文春砲」だった。河井陣営が選挙中、選挙カーから名前を連呼する車上運動員への報酬を、上限の2倍の3万円を渡していたと週刊文春が報じたことだった。

 これは、地元紙にとって屈辱だったろう。地元で起きていた選挙違反に気付かず、東京の週刊誌にすっぱ抜かれたのだから。特ダネを抜かれたら、なんとしても追いかけなければならない。ところが、「思うように情報は集まらなかった」。

 そこで週刊文春の記事を引用する形で報じなければならなかった。その悔しさ。中国新聞の記者は「完敗だ」と思ったという。

 本書は、その経緯を正直に書いている。それは、その後、中国新聞独自の取材によって、広島県内の県議や市議に買収資金が渡っていたことを突き止めることができたという自信があるからだろう。

 週刊文春の特ダネをきっかけに、中国新聞は取材チームを結成。県議64人全員に総当たりで現金を受け取っていたかどうかの確認に動いた。しかし、現金授受を正直に認める議員はわずか。取材は思うように進まない。

 一方、検察が捜査を開始したはずだが、検察官の口は堅い。途方に暮れる記者たち。

 しかし、ある記者が「小さな痕跡」から検察が本格的な捜査を開始したことをつかむ。まるで推理小説を読むようだ。

 やがて河井夫婦は逮捕され、東京地裁で公判が始まるが、東京支社の記者は少ない。そのハンディをカバーすべく、新型コロナウイルス禍で感染の心配をしながら東京に長期出張し、取材を続ける記者たち。

 読み物としても面白いが、やがて記者たちは、巨大な闇を探り当てる。それは、選挙資金として自民党本部から投入された1億5千万円とは別の裏金が買収に使われたという疑惑だ。

 河井夫婦には有罪判決が言い渡されたが、「政治と金」の問題は終わっていない。

 そしてこれは、広島県だけの問題ではないのだ。全国の地方紙にとっても刺激的な読み物になっている。

                   ◇

 ■いけがみ・あきら 1950年、長野県生まれ。73年、NHKに記者として入局。松江、呉での勤務を経て東京の報道局社会部。94年から11年間、「週刊こどもニュース」キャスター。2005年に独立。現在、名城大学や東京大学など九つの大学で教える。

 ■「決別 金権政治」

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【決別 金権政治】  2021年12月14日  16:08:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:政治資金収支「不明」 河井夫妻の自民党2支部、20・21年報告書

2021-12-21 06:43:20 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【決別 金権政治】:政治資金収支「不明」 河井夫妻の自民党2支部、20・21年報告書

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:政治資金収支「不明」 河井夫妻の自民党2支部、20・21年報告書

 2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、有罪判決が確定した河井克行元自民党衆院議員と妻の案里元自民党参院議員がそれぞれ代表を務めていた党支部が2020、21年の政治資金の収支をいずれも「不明」と報告したことが、26日公開された政治資金収支報告書で分かった。

克行氏が関係する政治団体の収支報告書。いずれも「不明」と記載されている(撮影・浜岡学)

克行氏が関係する政治団体の収支報告書。いずれも「不明」と記載されている(撮影・浜岡学)

 広島県選管が公開した報告書によると、克行氏が代表を務めた「党県第三選挙区支部」(21年5月11日解散)と案里氏の「党県参院選挙区第七支部」(同)は20、21年の収入総額、支出総額をいずれも「不明」と記載。「関係書類が押収されているため」などとする書類を両支部とも添えた。 

 両支部は今年9月、党本部から計1億5千万円が提供された19年分の報告書を訂正、県選管に出した。河井夫妻は「そのほかについては年内訂正めどで作業中」としたが、20、21年分について今月26日時点で訂正されていないという。

 克行氏の元政策秘書が代表の「党新広島支部」(20年12月31日解散)、案里氏の後援会「あんり・未来ネットワーク」も同様の理由で20年分の収支を「不明」としている。

 総務省が26日に公表した総務相所管分の報告書によると、克行氏の資金管理団体「日本の夢創造機構」(21年5月11日解散)と、後援会「河井克行後援会『三矢会』連合会」(同)も20、21年分の収支を全て「不明」と説明。両団体は19年分の報告書でも18年分からの繰越金を除く収支の全てを「不明」としていたが、26日時点で訂正していないという。(中川雅晴、河野揚)

 ■「決別 金権政治」

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【決別 金権政治】  2021年11月27日  07:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:1.5億円問題「党のガバナンス考える」 茂木幹事長、再調査には触れず

2021-12-21 06:43:10 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【決別 金権政治】:1.5億円問題「党のガバナンス考える」 茂木幹事長、再調査には触れず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:1.5億円問題「党のガバナンス考える」 茂木幹事長、再調査には触れず 

 自民党の茂木敏充幹事長は4日の記者会見で、2019年参院選広島選挙区の大規模買収事件で党本部が河井案里元参院議員の陣営に1億5千万円を提供した問題に関し、「政党としてのガバナンス(組織統治)はよく考えなければいけない」と述べた。提供の経緯などの再調査には触れなかった。

記者会見する茂木幹事長

記者会見する茂木幹事長

【関連】買収事件の全容解明果たされぬまま 元法相の実刑確定

【関連】「私なら辞職」非難の矛先がブーメランに

 1億5千万円の資金提供を巡っては、9月に党本部が「買収資金になっていない」と公表。岸田文雄首相も10月の衆院代表質問で、党本部の説明を「了とした」と表明し、再調査には後ろ向きな姿勢を示している。

 茂木氏は党本部の調査結果について「詳しい内容は聞いていない。この後、報告を受けたい」と説明。党改革の重要性を強調した上で、党役員の任期制限をはじめとする新たなルール作りに意欲を示し、「国民の信頼を高めたい」と語った。(中川雅晴)

 ■「決別 金権政治」

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【決別 金権政治】  2021年11月04日  20:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:河井陣営へ提供の1億5000万円「さらなる説明必要」56% 広島県内衆院選電話世論調査

2021-12-21 06:43:00 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【決別 金権政治】:河井陣営へ提供の1億5000万円「さらなる説明必要」56% 広島県内衆院選電話世論調査

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:河井陣営へ提供の1億5000万円「さらなる説明必要」56% 広島県内衆院選電話世論調査 

 中国新聞社は、31日投開票の衆院選に合わせて共同通信社と実施した電話世論調査で、2019年の参院選広島選挙区での大規模買収事件を巡り、自民党本部が河井案里元参院議員(有罪確定、当選無効)の陣営に提供した1億5千万円について、広島県内の有権者に質問した。「買収資金になっていない」とする党本部の説明に対し、「さらなる説明が必要だ」との回答が5割を超えた。

 

 電話世論調査では、党本部の説明に納得しているかどうかで五つの具体的な選択肢を示し、一つを選んでもらった。その結果、党本部が支出を決めた過程と、河井夫妻による金の使い道について「両方でさらなる説明が必要だ」が最多の30・0%を占めた。

 「党本部が支出を決めた過程のさらなる説明が必要だ」の14・8%、「河井夫妻による金の使い道でさらなる説明が必要だ」の11・7%と合わせると、党本部にさらなる説明を求める回答が計56・5%となった。

 「納得していないが、これ以上の説明は必要ない」は22・8%で、2番目に多かった。「納得している」は5・1%だった。

 「さらなる説明が必要」の割合を支持政党層別にみると、社民党が81・6%で最も高く、国民民主党76・6%▽共産党75・9%▽立憲民主党67・2%▽日本維新の会65・3%―と続く。

 案里氏の夫の克行元衆院議員(実刑確定)がかつて所属した自民党では52・9%、公明党では55・1%だった。与野党を問わず、自民党本部の説明に納得していない割合が高い。「支持政党なし」の無党派層では64・6%だった。

 1億5千万円を巡っては、自民党本部が9月、河井夫妻側の調査結果を基に「買収資金になっていない」と発表した。ただ、党本部が支出を決めた経緯は明らかにされておらず、「買収の原資になったのではないか」との疑念がくすぶる。(和多正憲)

 ■「決別 金権政治」

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【決別 金権政治】  2021年10月27日  16:22:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【日大背任事件】:田中前理事長の裏金脈 脱税・背任共謀で包囲網

2021-12-21 06:25:30 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大背任事件】:田中前理事長の裏金脈 脱税・背任共謀で包囲網

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大背任事件】:田中前理事長の裏金脈 脱税・背任共謀で包囲網 

 9月8日の一斉捜索で幕を開けた日本大学をめぐる一連の捜査は、所得税法違反(過少申告)罪で前理事長の田中英寿容疑者(75)が起訴され、区切りを迎えた。日大元理事らの背任事件を入り口に、13年間トップに君臨した田中被告に迫り、マンモス私大の利権構造に切り込んだ東京地検特捜部。田中被告の自宅から見つかった現金を端緒に、大学の取引業者からリベートを集める田中被告の「裏金脈」を解明していった。

 ■ ■ ■

捜査は1年以上前から静かに始まっていた。・・・ 

 ※:この記事は会員記事(有料)です。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会 【話題・日本大学の田中英寿前理事長が所得税法違反容疑で逮捕された事件】  2021年12月20日  20:33:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【東京地検】:日大前理事長を起訴、妻は立件せず

2021-12-21 06:25:20 | 【環境問題(公害・排ガス・治水・産廃・アスベスト・水俣病・イタイイタイ...

【東京地検】:日大前理事長を起訴、妻は立件せず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東京地検】:日大前理事長を起訴、妻は立件せず 

 日本大学の取引業者らから受け取ったリベート収入など計約1億1800万円を隠して所得税計約5200万円を脱税したとして、東京地検特捜部は20日、所得税法違反(過少申告)罪で、日大前理事長、田中英寿容疑者(75)を起訴した。田中被告との共謀を捜査していた妻の立件は見送った。

田中英寿容疑者

 田中英寿容疑者

 関係者によると、田中被告は特捜部の取り調べに対し、脱税容疑を認めているという。

 起訴状などによると、田中被告は平成30年と令和2年、大阪市の医療法人グループ前理事長、籔本雅巳被告(61)=背任罪で起訴=ら日大と取引のあった業者から受領したリベート収入など計約1億1800万円を除外して隠し、所得税計約5200万円を脱税したとしている。

 業者からのリベートの大半は、日大元理事の井ノ口忠男被告(64)=同=を通じ、田中被告の妻が現金で受領していたことなどから、特捜部は妻の共謀を捜査。妻が田中被告の税務申告を担当していたことも判明したが、田中被告が「妻に指示していた」などと供述したことなどから、妻は従属的な立場にあったと判断したとみられる。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会 【話題・日本大学の田中英寿前理事長が所得税法違反容疑で逮捕された事件】  2021年12月20日  15:20:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:NPT会議と岸田首相 核保有国の「怠慢」正せ/12.20

2021-12-21 06:00:55 | 【防衛省・自衛隊・防衛費、大綱・核兵器・武装・軍需産業・Jアラート・シェルター】

【社説】:NPT会議と岸田首相 核保有国の「怠慢」正せ/12.20

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:NPT会議と岸田首相 核保有国の「怠慢」正せ/12.20 

 核拡散防止条約(NPT)再検討会議が1月4日、米ニューヨークの国連本部で始まる。5年に1度開かれるが、新型コロナウイルス禍で、昨年春の予定が再三延期されていた。

 核軍縮と不拡散の進み具合を点検するため、核兵器を持つ国と持たない国が1カ月近くも話し合う場は、他にはない。核兵器を違法とする核兵器禁止条約が今年1月に発効してからでは初めての開催となる。

 核保有国は全て、禁止条約に背を向けている。それだけに、米国やロシア、中国など五つの主だった保有国が参加するNPT再検討会議は、重みを増していると言えよう。

 2015年に開かれた前回の会議以降、核兵器を巡る状況は悪化している。目立つのは、保有国の怠慢や身勝手さだ。

 トランプ前米大統領は「使える核」と位置付けた小型核兵器の開発を進めた。核軍縮への道を開き、画期的といわれたロシアとの中距離核戦力(INF)廃棄条約を失効に追いやった。

 ロシアと中国は核兵器の威力増強に熱を上げる。英国も今年春、核弾頭保有数の上限引き上げ方針を明らかにした。

 いずれの国も、自国の利益にのみ目を向けて、人類の滅亡を招きかねない核軍拡を推し進めている。看過できない。

 再検討会議は、そうした保有国の姿勢を批判し、行動を正す場にしなければならない。その先頭に、原爆の惨禍を知る日本が立つべきである。「核なき世界」をライフワークとして掲げてきた岸田文雄首相にこそ、求められる役割ではないか。

 保有国は、NPTの第6条で核軍縮に誠実に取り組むよう義務づけられている。00年の再検討会議では「核廃絶の明確な約束」という合意まで交わしていた。にもかかわらず、果たそうとしないのは怠慢でしかない。

 会場となる国連本部では既に原爆展が始まっている。国連を訪れる人や会議の参加者に原爆被害の実態を知ってもらうため、今回は日本被団協と広島、長崎両市が共催した。

 核軍縮に関わる各国の政治家や担当者には、被爆証言を直接聴いてもらいたかった。きのこ雲の下で何が起きたのか、きちんと知ってもらうことが、核政策を考える出発点となるはずだからだ。しかし、それさえコロナ禍で、できなくなった。

 それどころか、現時点では国連本部への入場は政府代表と職員に限られるという。このため、日本被団協は05年から毎回続けてきた被爆者の代表団派遣を断念した。世界8千以上の都市が加盟する平和首長会議の会長、副会長を務める広島、長崎両市の市長も、参加を諦めざるを得なくなった。

 その分、日本政府の責任はさらに重くなった。岸田首相は林芳正外相と、被爆2世でもある広島県選出の衆院議員、寺田稔首相補佐官を派遣する考えだ。首相自身は会期中に訪米し、首脳会談に臨む意向だ。会議出席も模索するというが、もっと積極的に行動してもらいたい。

 バイデン米大統領をはじめ、保有国の代表に直接訴えるチャンスである。核兵器が存在する限り、地域は安定せず、人類の未来は脅かされると自分の言葉で説明を尽くすべきだ。そうしてこそ核なき世界への「橋渡し役」を果たすことにつながる。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年12月20日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【天風録】:葉室麟さんの置き土産

2021-12-21 06:00:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【天風録】:葉室麟さんの置き土産

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録】:葉室麟さんの置き土産

 作家の葉室麟(りん)さんが病にたおれた年の瀬から、4年になる。「蜩(ひぐらし)ノ記」で直木賞も得た歴史小説の亡き旗手は、テレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」がお気に入りだった

 ▲ぶっつけ本番で映し出される普段着の生活ぶりに見入っていたそうだ。仕事にしても家の掃除にしても誰が褒めるわけでもない。「地味な日常をきちんと真面目に」積み重ねる姿に胸打たれると、ある対談で明かしていた。己に恥じない道は―と問い続けた作家らしい逸話である

 ▲没後に見つかった「幻のデビュー作」が今月、世に出た。雷に打たれた高校生4人の意識が、明治維新の世に飛ぶ物語「約束」(文春文庫)

 ▲珍しいファンタジー仕立てながら、覚えある葉室節(ぶし)ものぞく。負け組の幕臣、勝海舟の口を借り、「負けて公の道を堂々と歩けばいいのさ」。ままならぬ人生を知った中年の愁いは、50歳を過ぎて職業作家となった葉室さんの本領といえる。ファンには、うれしい置き土産だろう

 ▲こちらは「レガシー」なる置き土産が、どこへやら。五輪イヤーが暮れようとしている。かかった金は1兆円以上という。つけの回る将来世代が、雷に打たれたような衝撃や怒りを覚えないとは限るまい。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2021年12月20日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【社説】:大阪ビル火災 なぜ、これほどの被害に/12.19

2021-12-21 06:00:45 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【社説】:大阪ビル火災 なぜ、これほどの被害に/12.19

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:大阪ビル火災 なぜ、これほどの被害に/12.19 

 西日本屈指の繁華街である大阪・北新地の雑居ビルで火災があり、20人を超す犠牲者が出る惨事となった。放火の疑いが持たれている。

 8階建てビルの4階フロアの一部、25平方メートルほどを焼き、30分足らずで消し止められた。にもかかわらず、多くの人が逃げられずに犠牲になった。なぜこれほど被害が拡大したのか。警察と消防は、ビルの防火体制を含めて、経緯と原因を解明しなければならない。

 火元は、ビル4階に入居する心療内科や精神科の診療を行うクリニックだった。60代の男が持ち込んだ紙袋をクリニックの受付付近で蹴り倒し、漏れ出した液体から出火したとの目撃情報があるという。大阪府警は、殺人と放火の疑いで捜査本部を設置した。

 救助された28人のうち、心肺停止状態だった27人は4階フロアで見つかっている。その多くが搬送先の病院で亡くなった。いずれも目立った外傷がなく、死因の多くは一酸化炭素(CO)中毒だったという。

 119番通報があったのは、クリニックの診察が始まって間もない時間だった。この日には、心身の不調で休職した患者らの職場復帰を支援するプログラムが予定されていた。

 当日も多くの患者が集まっていたとみられ、クリニックのスタッフとともに巻き込まれた可能性が高い。罪のない多くの人が一瞬で人生を奪われた。故意に火を放ったのなら、極めて悪質で許しがたい。

 消防隊の到着時、被害者の多くは、火の手が上がったとみられるクリニックの受付付近から奥の診察室に向かって廊下などに次々と倒れていたという。

 4階フロアから逃げ出すには、炎が燃え盛る場所を通って、出入り口となるエレベーターか、そのそばの非常階段を使うしかなかった。

 火災発生時に被害拡大を防ぐには、一つの避難路がふさがれても、もう一方を選択できるよう階段、バルコニーなどに避難路を確保する「2方向避難」が重要となるが、今回のビルに階段は1カ所しかなかった。

 避難路の方向から火が一気に広がったため、多くの人が逃げ場を失い、あっという間に発生した一酸化炭素に包まれてしまったのではないか。

 不特定多数が出入りする繁華街の雑居ビルでは、過去にも火災で多くの犠牲者が出ている。

 44人が死亡した2001年9月の東京・歌舞伎町の4階建てビルで起きた火災では、階段などに多くの荷物が置かれ、防火扉も閉まらなくなっていたことが被害拡大の一因とされた。

 翌年には消防法が大幅に改正され、消防署が事前通告なしに立ち入り調査し、障害物の撤去などの改善命令を出せるようになった。

 今回のビルは、直近の立ち入り検査で防火上の不備はなかったという。スプリンクラーはなかったが、建物の規模が小さく、設置義務はない。歌舞伎町火災のビルと同様、階段は1カ所しかなかったが、2カ所以上設ける義務を除外されていた。

 消防法や建築基準法は、放火によって一気に火が広がるようなケースを想定しておらず、防火対策だけでは限界がある。犯罪防止の視点も取り入れて再発防止策を検討する必要がある。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年12月19日  06:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【天風録】:こころとからだのクリニック

2021-12-21 06:00:40 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【天風録】:こころとからだのクリニック

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録】:こころとからだのクリニック

 お互いに気遣いをするのが日本の社会。「いい面もあるが、疲れてしまう人もいる」。関西大で心理学を教える串崎真志(まさし)さんはそう語る。さらに「コロナ禍で将来を見通せぬ不安が加わった」と。そう言えば生きづらい―との声をよく聞く 

 ▲職場や学校でのオンラインによる会議や授業がストレスかもしれない。同僚らとのコミュニケーションは減った気がする。収入減や雇い止めへの不安を募らせる人も多いはず。心身に不調を覚える人がいて当然だろう

 ▲しんどい人にとっては、胸のつかえを吐き出し、楽になれる場だったようだ。大阪駅にも近く、立ち寄りやすい「西梅田こころとからだのクリニック」。ところが白昼、予期しない猛火と黒煙に包まれる。20人以上が亡くなった

 ▲親身になって診察してくれる院長だったという。心の病で休職した人の職場復帰をサポートするプログラムも開催。この日も予定され、多くの患者が集まっていた。徐々に癒え、もう一度歩みだそうというところで…

 ▲放火とみられる。自暴自棄になり、人を巻き込んだか。許せぬ犯行に胸がふさがる。誰もがしんどい世の中である。今こそ他人を気遣い、手を取り合って生きる時なのに。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2021年12月19日  06:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:国交省の統計書き換え 水増しの全容解明急げ/12.18

2021-12-21 06:00:35 | 【中央省庁・内閣府・1府11省2庁・主任の大臣・事務次官・官房・審議官・国...

【社説】:国交省の統計書き換え 水増しの全容解明急げ/12.18

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:国交省の統計書き換え 水増しの全容解明急げ/12.18 

 国の政策立案や民間の意思決定に広く利用されている、特に重要な「基幹統計」の一つで、国土交通省が長年、データの改ざんを続けていた。

 3年前、厚生労働省による統計不正が発覚し、50を超す基幹統計に問題がないか全てチェックしていたはずだ。厚労省に国交省と不正が後を絶たないようでは、政府の統計全体への国際的な信頼が損なわれてしまう。看過できない。政府は全容解明を急がなければならない。

 国交省の不適切な処理は「建設工事受注動態統計調査」で行われていた。国が抽出した全国約1万2千の建設業者に毎月、受注実績を調査票に書いてもらい、それを都道府県が回収。国交省が建設業界全体の数値として、まとめている。

 調査票を数カ月分まとめて出す業者がいた場合、国交省は都道府県の担当者に書き換えさせていた。業者が書いた各月の実績を消しゴムや修正テープで消し、提出月の欄に、数カ月分を合算した実績を鉛筆で書くよう指示していた。いつ始まったのか明らかではないが、年間で1万件程度に上ったという。

 2013年度からは、毎月の集計で回答がなかった業者の金額は全体の受注額から推計して計上していた。同じ業者の受注額が一部「二重計上」となり、公表額は実態より水増しされ、国内総生産(GDP)算出などに影響した恐れがある。

 政府は「GDPへの影響は現時点では軽微だと考える」という。誰かを殴って負傷させた後、けがは軽いと開き直っているようなものではないか。

 業者の記入した生データに無断で手を加えさせたのは、改ざんと言えよう。狙いはGDPの水増しではないか、との疑念を持たれても不思議ではない。

 国交省はしかも、水増しを改める機会を自ら放棄していた。書き換え指示を会計検査院が知り、19年11月に問題だと指摘。それを受けて国交省は20年1月以降は都道府県への指示をやめた。にもかかわらず、今年3月まで国交省の職員が自ら書き換えと二重計上を続けていた。公表もしておらず、隠蔽(いんぺい)と言われても仕方あるまい。

 斉藤鉄夫国交相は国会で「従来の手法との連続性を図っており、統計上意味があった」と釈明した。しかし水増しデータの比較にどんな意味があるのか。都道府県にはさせられない作業を、なぜ国交省が1年以上も続けたのか。疑問は尽きない。

 基幹統計について定めた統計法では、作成に必要な事項について報告を求められれば、個人や団体は拒めず違反には罰則もある。正確なデータにはそれほど重い意味があると言えよう。

 客観データや科学的知見に基づかない政策を打ち出せば、混乱を招いたり無駄遣いになったりしかねない。昨年の突然の一斉休校騒ぎや「アベノマスク」を思い出せば明らかだろう。為政者や幹部官僚の思いつき施策の愚を繰り返してはならない。

 岸田文雄首相は、今回の問題の経緯や理由を調べるため、統計の専門家や検察OB、弁護士らを含めた第三者委員会を設けるよう指示した。「二重計上」は誰の指示で始まったのか。3年前の総点検でなぜ見過ごされたのか。洗いざらい明らかにしなければ、行政や政治への信頼を取り戻すことはできない。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年12月18日  06:41:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

 

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【天風録】:金は宇宙の回りもの?

2021-12-21 06:00:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【天風録】:金は宇宙の回りもの?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録】:金は宇宙の回りもの?

 先日発表された今年の漢字は「金」だった。キンと読むとき、東京五輪やパラ五輪で気を吐いた日本選手のメダルラッシュを思い出す人が多かろう。ではカネと読むと…。あちこちばらまいた政治家夫妻がいて、広島の有権者は散々振り回された

 ▲ほかにもこの1年、カネ絡みのニュースが相次いだ。コロナ禍で大変な目に遭った人たちに各種の給付金や支援金は行き渡っているだろうか。国会議員は1日在職しただけで100万円もの「文通費」が支給されたが

 ▲億単位のツアー代を払えば民間人でもロケットに乗れる。宇宙旅行の幕開けを華やかに告げた年にもなった。「金は宇宙の回りものか」。星空を見上げるだけの身は愚痴をこぼすばかり

 ▲いや、富豪でなくても道は開ける。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日から宇宙飛行士の募集を始める。理系の大学卒に限った13年前の前回とは異なり、学歴は問わない。泳げない「金づち」でも応募はできる

 ▲「天下の回りもの」とは浪費の勧めではない。今は貧しくても金はいずれ回ってくるから、くじけず頑張れとの金言だ。そうした挑戦の場を設け、社会全体で若者を後押しする。来る年の課題となりそう。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2021年12月18日  06:41:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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