【共同通信・世論調査】:岸田首相の物価高対策「評価せず」64% 内閣支持率も56・9%に下落
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【共同通信・世論調査】:岸田首相の物価高対策「評価せず」64% 内閣支持率も56・9%に下落
共同通信社が11~13日実施した全国電話世論調査によると、物価高への岸田文雄首相の対応について「評価しない」が64・1%、「評価する」が28・1%だった。食料品などの値上げが生活に与える影響に関し「非常に」「ある程度」を合わせ「打撃」との回答が計77・3%に上り、同様の質問をした前々回の4月調査より8・6ポイント増加した。岸田内閣の支持率は56・9%で、5月の前回調査に比べ4・6ポイント下落した。不支持率は5・1ポイント増の26・9%となった。
岸田文雄首相(2021年11月撮影)
黒田東彦日銀総裁による「家計の値上げ許容度も高まってきている」との発言に関し「適切だとは思わない」が77・3%に上った。「適切だと思う」は16・9%。黒田氏が総裁として「適任だとは思わない」は58・5%で、「適任だと思う」の29・2%を上回った。
参院選の投票の際に物価高騰を考慮するかどうか尋ねたところ、「大いに」「ある程度」を合わせ「考慮する」との回答が計71・1%だった。
値上げが生活に「打撃になっていない」との回答は計22・6%。4月調査は計31・2%だった。
岸田内閣を不支持とした人に理由を聞いたところ最多は「経済政策に期待が持てない」の41・6%。同様の設問形式になった2017年以降、最も割合が高かった。
政府の新型コロナウイルス対応を「評価する」は前回より0・5ポイント増の68・4%で、歴代内閣を通じて最も高かった。「評価しない」は28・2%。訪日外国人観光客の受け入れ手続きを約2年ぶりに解禁したことは「妥当だと思う」68・4%。「妥当だとは思わない」30・0%だった。
夏の参院選比例代表の投票先は自民党39・7%、日本維新の会9・9%、立憲民主党9・7%、公明党5・8%、共産党3・7%、国民民主党1・8%、れいわ新選組1・7%など。
政党支持率は自民46・5%、立民8・3%、維新8・0%、公明4・6%、国民1・4%、共産3・1%、れいわ2・6%、社民党0・7%、NHK党0・3%、「支持する政党はない」とした無党派層は22・0%だった。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・共同通信社 世論調査】 2022年06月14日 08:29:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。