【新型コロナ】:東京の感染継続が周辺にも悪影響 専門家組織が分析
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:東京の感染継続が周辺にも悪影響 専門家組織が分析
厚生労働省に新型コロナウイルス感染症対策を助言する専門家組織は22日、国内の感染状況について、関東圏で増加が継続し、特に東京の感染継続が周辺自治体の感染拡大にも影響しているとの分析結果をまとめた。早い時期に飲食店への営業時間短縮を要請した北海道では感染者の減少傾向が見られる。名古屋市周辺や関西圏は依然として高い水準だが、人の動きが減っているのに伴い感染者数も減少すると期待される。
厚労省で開かれた、新型コロナ感染症対策専門家組織の会合(共同)
感染を広げている主な原因として、飲食する場を挙げ、強く警鐘を鳴らした。特に飲食や仕事で人と頻繁に接する20~50代の感染が多く、軽症や無症状のまま知らずに感染を広げていると分析した。専門家組織は、忘年会や新年会を控え、年末年始の買い物も混雑を避ける必要性を訴えた。
15~21日の1週間で新たに感染が分かった人は1万8656人で、前週より約900人増加。病床の使用率は大阪、兵庫で70%超、埼玉、東京、愛知でも50%以上となっている。多くの都道府県で重症者数はほぼ変わらず、増加している地域もある。
東京と大阪では、政府の新型コロナ対策分科会が示す指標の大半で、最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)に達している。
東京都医師会の尾崎治夫会長は22日の緊急記者会見で、東京の感染者数に懸念を示し、「年末年始は(医療提供体制が)手薄になる。本当にこれからの3週間がラストチャンス。今、感染者を少なくしないと通常医療が駄目になる」と行動自粛を呼び掛けた。
関東、中部、関西では医療機関や保健所の負荷が高いままで、手術の延期や救急患者の受け入れ制限など新型コロナ以外の医療に影響が出続けている。年末年始は医療現場の体制が手薄になるため、さらに厳しい状況に追い込まれる恐れがあるとした。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・医療・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う不安】 2020年12月22日 23:39:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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