路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【主張①・12.06】:鳥インフル拡大 不断の点検で防疫強化を

2024-12-08 05:03:25 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【主張①・12.06】:鳥インフル拡大 不断の点検で防疫強化を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【主張①・12.06】:鳥インフル拡大 不断の点検で防疫強化を 

 高病原性鳥インフルエンザが全国の養鶏場で相次いで発生している。過去最悪に匹敵するペースで拡大しており、行政や養鶏業者は緊密に連携し、防疫対策の徹底に全力を挙げてほしい。

北海道厚真町の養鶏場で殺処分作業を進める関係者(共同通信社ヘリから)

 農林水産省によると、今季は過去最も早い10月17日に1例目が発生した。12月4日時点で北海道、本州、四国、九州の10道県で確認され、計約124万羽が殺処分の対象となっている。

 既に昨季の約86万羽を大きく上回っており、農水省は過去最も多かった令和4年季の1771万羽に匹敵するペースだとして、対策を強化するよう呼び掛けている。

 年末を迎え、鶏卵はクリスマスケーキなどで需要が増える。発生がさらに広がると価格上昇の恐れがあり、家計にも響きかねない。国や自治体、養鶏業者は危機感を共有し、対策に取り組む必要がある。

 鳥インフルエンザは通常の生活で人に感染することはない。鶏卵や鶏肉は安全で、感染の心配はない。

 鳥インフルエンザは冬季に渡り鳥によって日本に持ち込まれる。海外では欧州や米国を中心に発生が拡大しており、ウイルスが世界的に増えていることが日本での増加につながっている可能性がある。

 ウイルスは全国に広がっており、どこで次の発生が起きてもおかしくない。野鳥や野生動物が農場に侵入するのを防ぐほか、従業員が農場に入る際の靴や衣服の交換、車両の消毒など基本的な衛生対策を例年にも増して徹底する必要がある。

 今季は衛生管理の水準が比較的高い農場でも感染が報告されている。農水省は外部の工事業者などが農場に入る際の衛生対策や鶏舎周辺の消毒など、一歩踏み込んだ対策も行うよう求めている。 

 ウイルスは環境中に蔓延(まんえん)しており、鶏舎に入り込むのを完全に防ぐことは困難だ。対策が十分かどうか繰り返し再点検を行い、リスクを下げる不断の努力が欠かせない。感染の疑いがあれば、直ちに当局に通報することも肝要である。

 米国では一部の州で乳牛への感染が確認された。農水省は野鳥から乳牛への感染は極めてまれで、過度に恐れる必要はないとしているが、日本でも警戒が必要だろう。

 元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【主張】  2024年12月06日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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