路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【天風録・11.10】:ちぃともやもや

2024-11-12 07:00:10 | 【学術・哲学・文化・文芸・芸術・芸能・小説・文化の担い手である著作権】

【天風録・11.10】:ちぃともやもや

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・11.10】:ちぃともやもや

 2年目の今回、応募作は倍以上の3700句に上ったという。広島県の「ちぃともやもやジェンダー川柳」で入賞候補30句が決まった。納得いかねば問いただす「はて?」の流行も、句作の後押しになったのだろう

 ▲子どもの爪切りを夫に頼んだ時の返事に、とびきりの「はて?」が飛んでいる。〈初育児 「俺無理。やったことない」 私もだ!〉。男性陣に無理なのは妊娠と出産、母乳あたりでは

 ▲親子の会話を詠んだ句もある。〈ランドセル ぼくもカープの 色がいい〉〈レディースよ? だから何?と 我が息子〉。レディース用でも構わず手に取る柔軟さに感心したらしい。字にしておけば、子育てならぬ「親育ち」の川柳日記に変わる

 ▲言葉のジェンダー不平等を確かめる、こつがある。対義語に入れ替えても不自然でないか―。気付いた40代男性の句が〈母の味 そろそろ作ろう 父の味〉。おふくろの味におやじの味が加われば、思い出は倍になる

 ▲どの一句にも、家庭や職場の風景が映り込んでいる。投票がてら、家族で句の思いを読み取れば、わがふり直す機会にもなるに違いない。もやもやが雲散霧消し、応募作は減っていくかもしれないけれど。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2024年11月10日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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