【政界地獄耳・09.17】:「早期解散」進次郎に大きなブーメラン 民主党政権時のブログで…
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・09.17】:「早期解散」進次郎に大きなブーメラン 民主党政権時のブログで…
★一連の自民党総裁選挙報道を見ていると、選択的夫婦別姓問題や早期解散を巡るやりとりが話題だが、ネットにこんな書き込みがある。「9人が9人とも『失われた信頼を取り戻す』と気負うが、信頼を失った根本原因が『統一教会と闇金』にあることを知ってか知らずか具体論を語らずにどうやって『信頼を取り戻す』というのか」との指摘はすべての政治記者に問われているものではないか。候補者が言うがまま、実現性の乏しい政策を無責任に言い、その各論を無批判に受け入れていまいか。
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★そもそもこの中の誰かが首相になった後、今垂れ流される8人の“公約”は自民党の政策に生かされるのか。負けたら消滅するような政策を掲げる愚策に付き合う必要があるか。この茶番に加担しているのが政治記者であるという自覚も必要だ。別のネットの指摘では「明けない夜はないけれど政治の夜明けは黙っていては来ない」は至言だ。国民が見抜いていることを後戻りさせる政治記事が多い。元環境相・小泉進次郎は総裁選で勝利して首相になれば、他の候補が懸念を示す早期に衆院解散・総選挙に踏み切り、政治改革と規制改革、働き方などの「三つの改革」を1年以内に実施するという。その成果をもって解散するならわかるが、早期解散は新首相の国家ビジョンだけで国民に信を問うという政治とカネ隠しに他ならない。
★以下は10年6月、民主党政権時の野党自民党議員のブログだ。「そもそも、参議院選挙前に民主党が明らかにすべきなのは、鳩山総理と菅総理の違い、何を引き継ぎ、何をやめるのか。去年の総選挙のマニフェストの何を継続し、何を廃止もしくは見直すのか。これらを明らかにせず、変わったのは総理だけ。これで有権者は何を判断材料に投票をすればいいのか。民主党からすれば、本音は『逃げ切った』という感じでしょうね。本当に逃げ切れるかどうか、それを許すも、許さないも、審判を下すのは有権者のみなさんです」。書いたのは小泉。大きなブーメランが返ってきた。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年09月17日 07:46:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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