路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・11.01】:自民と政策協議、国民民主の“詭弁”は有権者に通じるか

2024-11-08 07:40:10 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政界地獄耳・11.01】:自民と政策協議、国民民主の“詭弁”は有権者に通じるか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・11.01】:自民と政策協議、国民民主の“詭弁”は有権者に通じるか 

 ★せっかく総選挙で自公過半数割れにまで追い込んだものの、野党はひとつにまとまれず、首相・石破茂の首相指名は確実視され始めた。秋波を送られていた国民民主党代表・玉木雄一郎は「我々はやっぱり、国民民主党に期待してくれた民意に一番沿う形で投票行動するということであれば、1回目も2回目も玉木雄一郎と書くのが一番、我々に託してくれた民意にかなうものだと」と筋の通った発言に聞こえるが、無言の石破首相指名のサポートに他ならない。

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矢田稚子首相補佐官(左)と記念撮影に臨む岸田首相(9月15日)

 ★メディアは国民民主党の政策が合致しているとか、いろいろ理屈をつけているが、玉木は元財務官僚。財政健全化など眼中にないバラまき派自民党本当に乗れるのか。背景には第2次岸田内閣の時に受諾した首相補佐官(賃金・雇用担当)を務める矢田稚子の存在が大きい。矢田は参院議員1期を務めたことがあり、元国民民主党副代表兼両院議員総会長。矢田がその仲介を果たして石破再選道筋をつけたのではないかと政界ではもっぱらだ。「手取りを増やす」というスローガン的な政策で躍進した国民民主はわかりやすいが政策的には自民党に極めて近く、今までもさまざまな方法で自民党秋波を送ってきた。矢田は連合会長・芳野友子とも近く、今までは良好な関係を送ってきたが芳野立場国民与党立憲民主党野党の立場になれば連合自体また裂き状態になり空中分解しかねず、それは避けたい。そこで微妙な調整が必要で矢田が間に入ったとみられる。

 ★国民民主党幹事長・榛葉賀津也は「野田氏の名前は書けない」というが、玉木と書いて石破再選なら石破と書いたも同然。「手取りを増やす」はわかるが政治カネには目をつぶるのかと誰もが思う。結局国民が自民党と政策協議に入れば政治カネ野党はとがめないというメッセージになれば自民党思うつぼでもある。それを有権者が許してくれるのなら自民党はここまで負けない。政治カネ議論決着をつけねば前に進めない。それが少数与党・自民党現実だ。(K)※敬称略

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません4。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年11月01日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・10.31】:カオスでも調整役不在で政界混迷 選挙での民意は反映されるのか

2024-11-08 07:40:00 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【政界地獄耳・10.31】:カオスでも調整役不在で政界混迷 選挙での民意は反映されるのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・10.31】:カオスでも調整役不在で政界混迷 選挙での民意は反映されるのか

 ★政界は今後誰が首相になるのか、どの党が与党になるのかわからないカオス状態に陥った。今までと違うのは自民党も立憲民主党も政治的主導権をとるすべを持たず、全体を見渡す調整役がいないことだ。能登災害の補正予算審議に選挙前意欲を見せていた首相・石破茂だが、総務省は補正審議はだれの手で行われるのかもわからず困惑、場合によっては本予算に組み込まなくてはならないと途方に暮れる。加えて連立を組む公明党は党代表・石井啓一を落選させ、日本維新の会は党勢拡大に失敗、党代表・馬場伸幸、幹事長・藤田文武の責任論が噴出、党内政局に忙しい。国民民主は自民党からの一本釣りに興奮状態が続く。<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">【躍進の裏側】国民民主党、れいわ、参政党、日本保守党の衆院選戦略を選挙プランナーが解説!</button>

【躍進の裏側】国民民主党、れいわ、参政党、日本保守党の衆院選戦略を選挙プランナーが解説!

 ★前回の各党比例代表の得票と今回の得票を比較すると自民1991万票→1458万票(-533万票)。立憲1149万票→1155万票(+6万票)。国民259万票→616万票(+357万票)。公明711万票→596万票(-115万票)。維新805万票→509万票(-296万票)。れいわ221万票→380万票(+159万票)。共産416万票→336万票(-80万票)。参政なし→187万票。保守なし→114万票。社民101万票→93万票(-8万票)。自民党の減り具合はすさまじいが、立憲が6万票しか増えていないという結果を見れば、立憲が自民党の受け皿になっていないこともわかる。

 ★29日の朝日新聞朝刊(朝日川柳)には「赤旗のふんどし借りて勝ち戦」、「共産党風を起こして飛ばされる」の2句が掲載された。「政治とカネ」という今選挙の最大の争点を作り、選挙終盤で2000万円問題をスクープしたにもかかわらず共産は80万票減らした。「自民・立憲・共産」が競合した選挙区ではことごとく自民党が勝ったことも立憲内から「自民党の補完勢力」とやゆされた。この中で野党共闘の政権ができるのか。できたとしても小競り合いの続く政権になりかねない。選挙の結果、民意は反映されるのか。(K)※敬称略

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません4。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年10月31日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【主張・11.08】:アメリカ大統領選 ■ 「自国第一」にどう向き合うか

2024-11-08 04:05:20 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【主張・11.08】:アメリカ大統領選 ■ 「自国第一」にどう向き合うか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【主張・11.08】:アメリカ大統領選 ■ 「自国第一」にどう向き合うか 

 米大統領選で、共和党のトランプ前大統領が8年ぶりに当選したことで、“自国第一”を掲げる米国に世界は再び直面することになりました。大国の身勝手な行動で国際社会の分断がすすむなか、なりふり構わず自国の利益を優先させることを国民にアピールし、返り咲いたトランプ政権にどう向き合うのか、日本外交も直ちに問われます。

 ■深刻な現状に審判

 選挙結果は、バイデン政権4年間への厳しい審判となりました。トランプ氏を再び押し上げた主要因は、同国で急激に進んできた物価高騰による国民の生活苦です。異常な貧富の格差の上にのしかかる記録的な物価高は、現政権に対する強烈な不満を生みました。

 バイデン氏は就任当初、新型コロナ危機からの立て直しに加え、大企業・富裕層増税で大型財政出動を支え、格差や人種差別という構造的問題に取り組むと公約し、注目されました。

 しかし、同氏の看板政策は、身内の造反を含む議会の反対で阻まれました。看板倒れの生活支援、物価に追いつかない賃金という現実を前に、さまざまな運動が広がり、近年ない規模で労働者はストライキに立ち上がりました。

 その間、政治への不信や不満は米社会の分断をいっそう鋭くしてきました。議会襲撃を扇動した容疑で起訴中であるトランプ氏になお支持が集まる背景には、米社会の矛盾があります。

 一方、2期目にトランプ氏が直面するのは、グローバルサウスと呼ばれる新興・途上国が存在感を増し、大国の身勝手にますます厳しい目が注がれる世界です。自国優先による分断や同盟重視によるブロック化ではなく、国連憲章と国際法に基づく、健全なリーダーシップが強く求められています。

 トランプ氏は、ウクライナ戦争もガザ紛争も早期終結を主張しています。問われるのは「国際秩序」に対する姿勢です。

 昨年10月のガザ紛争の激化以来、停戦を一方では唱えながらも、イスラエル擁護と武器供与を続ける米政府の偽善は、大国の指導力を失墜させてきました。トランプ氏は現政権以上にイスラエル擁護の姿勢を強調しています。

 ウクライナでの戦争で、米国やその同盟国はロシアの国際法違反を問題にしてきました。ロシアによる侵略という不正の是正なしにウクライナ問題の根本解決はありません。しかし、ガザや中東での米国の二重基準の対応に厳しい目が注がれており、大統領選にも影響が及びました。

 ■問われる日本政府

 「日米同盟」を絶対視する外交のままでいいのかが、日本には厳しく問われることになります。トランプ氏の持論は、“米国は同盟国から利用されてきた”というものです。政権1期目には、経済や安全保障面での負担増を同盟国に強硬に求めました。

 石破茂首相は「同盟の強化は政権の最優先事項」と述べ、米軍と一体化した軍拡路線を踏襲しています。“日米同盟絶対”の路線では、軍事対軍事の悪循環や世界のブロック化、際限のない軍拡に陥ります。軍事一辺倒ではなく、国連憲章と国際法に立脚した外交と国際協力こそが必要です。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【主張】  2024年11月08日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【きょうの潮流・11.08】:1期目の大統領の時でした。

2024-11-08 04:05:10 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【きょうの潮流・11.08】:1期目の大統領の時でした。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【きょうの潮流・11.08】:1期目の大統領の時でした。

 ニューヨークにあるトランプ・タワーを訪ねたことがあります。銃を手にした警備員の姿と対照的だったのがグッズを買いあさる支持者の笑顔でした

 ▼人気は「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」と書かれた帽子。米国を再び偉大な国にするというスローガンは、貧富の格差や生活に苦しむ人たちの共鳴をよび、政治運動の象徴となりました

 ▼米国第一主義のもとメキシコとの国境に壁をつくり、多国間合意や国際機関からの離脱を重ねたトランプ政権。差別的な言動や暴言は大統領になってもやまず、コロナ対策でも国民を欺き4年前の大統領選で敗れました

 ▼今回の返り咲きからは、依然として米国内の状況が改善されないどころか、格差や分断がさらに進んでいることがうかがえます。米大手メディアの調査では有権者の多くが経済対策を重視。トランプ氏に期待する声が上回っていました

 ▼民主党政権はイスラエルを擁護する姿勢に支持者が離れ、ハリス氏の訴えも届いていませんでした。党内の進歩派議員や著名人からは、もっと労働者や市民の要求にこたえた政策を語らなければ支持を得られないとの声が相次いでいる。本紙特派員もそう報じていました

 ▼トランプ氏は再選後「アメリカに真の黄金時代が来る」と。米国の利益最優先、対立と憎しみをあおる姿勢に変わりはありません。変化をもとめる人びとの強い思いとともに、「暗黒の時代」を許さない国民のたたかいが始まります。

 元稿:しんぶん赤旗 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【きょうの潮流】  2024年11月08日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2024年11月06日 今日は?】:第55回菊花賞でナリタブライアンが圧勝 史上5頭目の3冠馬に

2024-11-08 00:00:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2024年11月06日 今日は?】:第55回菊花賞でナリタブライアンが圧勝 史上5頭目の3冠馬に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024年11月06日 今日は?】:第55回菊花賞でナリタブライアンが圧勝 史上5頭目の3冠馬に

 ◆11月06日=今日はどんな日 

  第55回菊花賞でナリタブライアンが圧勝。史上5頭目の3冠馬に(1994)

第55回菊花賞を制したナリタブライアン(1994年撮影)第55回菊花賞を制したナリタブライアン(1994年撮影)

 ◆出来事

  ▼連合国軍総司令部(GHQ)が三井、三菱、住友、安田の4大財閥を解体する覚書を発表(1945)▼福井県の国鉄北陸線北陸トンネル内で、急行「きたぐに」の食堂車から出火。死者30人、負傷者約700人の惨事に(1972)

北陸トンネル火災事故
北陸トンネル敦賀側坑口 坑口の左に慰霊碑がある
北陸トンネル敦賀側坑口
坑口の左に慰霊碑がある

 火災事故車両と同型のオシ17から改造された教習車オヤ17。碓氷峠鉄道文化むらの保存に際してオシ17時代の車体表記にされているが、妻面の貫通路はオヤ17時代に閉塞されたままになっている。

 ◆誕生日

  ▼伊原剛志(63年=俳優)▼松岡修造(67年=スポーツキャスター)▼窪塚俊介(81年=俳優)▼濱家隆一(83年=かまいたち)▼金ちゃん(85年=鬼越トマホーク)▼倉持由香(91年=グラビアアイドル)▼岡田彩花(93年=タレント)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2024年11月06日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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