【トランプ次期大統領】:「カナダの多くの人々は、51番目の州になることを歓迎している」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【トランプ次期大統領】:「カナダの多くの人々は、51番目の州になることを歓迎している」
やはりカナダを51番目の州に? トランプ米次期大統領は6日、カナダのトルドー首相の辞意表明を受け、カナダが米国に吸収されれば関税を課されず、ロシアや中国の脅威からも安全になるとして「一緒になれば、何と素晴らしい国家になるだろう!」と交流サイト(SNS)に投稿した。
昨年11月29日に南部フロリダ州の私邸で同首相と会談した際にも米国の「51番目の州」になるべきだと述べたと言われており、笑い話ではない雰囲気になってきた。
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トランプ氏の反応は早かった。トルドー首相が辞任を表明した数時間後、SNSで51番目の州カナダ待望論に触れた。「カナダの多くの人々は、51番目の州になることを歓迎している。米国は、カナダが存続するために必要な巨額の貿易赤字と補助金にこれ以上苦しむことはできない。トルドー氏はこれを承知しているから辞任した」と投稿した。
トランプ氏はカナダから流入する不法移民の対策が取られず、米国の貿易赤字が改善しなければ20日の就任初日にカナダからの全輸入品に25%の関税を課すと主張。トルドー氏は対応に追われていた。SNSではさらに「もしカナダが米国と合併すれば、関税はなくなり、税金は大幅に下がり、常にカナダを取り囲んでいるロシアと中国の船舶の脅威から完全に守られるだろう。両国が一緒になれば、何と素晴らしい国家になるだろう!」と付け加えた。
カナダの合衆国入りは昨年も話題になった。米FOXニュースが、昨年11月にトランプ氏とトルドー首相が会談し会談した際、「51番目の州」になるべきだと述べたと報じた。トルドー氏は関税が強化されればカナダの経済が崩壊すると訴えたが、トランプ氏は米国から貿易で大金を巻き上げなければカナダは生き残れないのかと嫌みを言った上で、カナダは米国の州になりトルドー氏は州知事を務めるべきだと主張。トルドー氏はぎこちない笑みを浮かべたという。
会談に同席したカナダのルブラン公安相は「トランプ氏は冗談を言い、私たちをからかった。真剣な発言では全くなかった」と説明していたが、果たして。トランプ氏得意のディールなのか、それとも本気なのか。就任前にもかかわず、トランプ外交から目が離せなくなってきた。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・国際・米国・トランプ次期大統領】 2024年01月07日 17:59:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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