【三幸製菓】:従業員6人死亡火災 乾燥機内に残った菓子のかすの蓄熱による自然発火が出火原因か
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【三幸製菓】:従業員6人死亡火災 乾燥機内に残った菓子のかすの蓄熱による自然発火が出火原因か
新潟県村上市の三幸製菓荒川工場で2月に6人が死亡した火災について、総務省消防庁などが再現実験をした結果、乾燥機内に残った菓子のかすが蓄熱により自然発火したことが出火原因だったとみられることが13日、消防関係者への取材で分かった。
また、火が天井にある断熱材に燃え移り、延焼していったことも再現実験で判明。被害が大きくなった一因とみられる。消防関係者によると、こうした内容について、消防庁は近く中間報告書をまとめる。本年度内に最終報告書も完成を目指す方針という。
火災後、三幸製菓は事故調査委員会を立ち上げ、5月の記者会見で1次報告書を公表。「焼釜の上部に設置した乾燥機付近から炎が広がっていた」とする従業員の証言を発表したが、出火の直接的な原因は明らかにされていなかった。
総務省消防庁と地元の村上市消防本部は10月、出火原因の特定や、被害が拡大した理由を検証するため、再現実験を行った。
火災は2月11日深夜に発生。工場敷地内の米菓の生地乾燥や焼きを行う「F棟」と呼ばれる建物が全焼、約8800平方メートルが焼損した。60~70代のアルバイト女性従業員4人と同社の男性社員2人の計6人が焼死した。
同月、県警は業務上過失致死の疑いで荒川工場と新潟市の三幸製菓本社を家宅捜索、捜査を続けている。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【事故・災害・火災】 2022年12月14日 02:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます