宙組『NEVER SAY GOODBYE』-4月21日東京宝塚劇場
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/7821356e3678f176aa0cb2d66fe13b82
4月23日はスペイン・カタルーニャ地方発祥のサン・ジョルディの日、サン・ジョルディは「聖ゲオルギオス」、ゲオルギオスはフランス語読みだとジョルジュなんだそうです。小池先生、ここまで知ってポーランド生まれの根無し草の主人公をフランス名でジョルジュと名乗らせたのだとしたら、博識だし物語の伏線が深いですね。聖ゲオルギウスは絵画・彫刻などに描かれていて、わたしはラファエロの作品をみたことがあります。
2013年『ラファエロ展』_「聖ゲオルギウスと竜」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/815e6a48ac98eaabc6ff5de2b62c7f8b
「4月23日は「サン・ジョルディの日」!親しい人に赤いバラと本を贈ろう」
https://tsuboikaen.co.jp/sant-jordi/
『NEVER SAY GOODBYE』2幕2場、サン・ジョルディの祭りを祝う場面。マタドールから民兵となったヴィセント@キキちゃん(芹香斗亜さん)率いる民兵と市民が、薔薇の花をつけて歌い踊ります。カップルがいくつもあって、何気にリフトもあったり、スタッフさんこだわりのドラゴンもみたいので目が忙しい場面でした。キキちゃんのペアはもちろんラブラブのテレ@水音志保ちゃん、紫藤りゅうくんのペアは退団する同期の瀬戸花まりさんでした。あとは見きれず。白馬に乗った騎士サン・ジョルディが、ドラゴンからお姫様を救い出して薔薇を贈った伝説が歌詞になっていて、キキちゃんが歌っています。歌詞がものすごく聞き取りやすいので、騎士と姫の人形が登場からジョルジュとキャサリンの幻影が重なってデュエットダンスへの流れがとてもきれいでわかりやすかったです。白い衣装をまとった騎士と姫のデュエットダンス、リフトもあり素敵でした。
スタッフさんの細部までのこだわりはまさに職人技、宝塚公式インスタグラムで紹介してくれています。
https://www.instagram.com/p/CbTgQ3_M5yB/
サン・ジョルディの祭りを祝う場面は、2幕6場、PSUCのチャリティーコンサートでも登場、アギラール@ずんちゃん(桜木みなとさん)の命令で、PSUCに都合のいいドラゴン伝説をキキちゃんたちが歌い踊っている間に、アギラールに囚われたキャサリン@じゅんはなちゃんを救い出します。
アギラール、人民オリンピックの開会式リハーサルを支援しているあたりまでは、市民たちと共にファシストに抵抗して反乱軍からバルセロナを守ろうとしているようにみえたのに、ソ連の支援を受けて市民たちを自分の思うようにしたいという独占欲が生まれてきてしまったということでしょうか。スペインがアギラールのPSUC(統一社会党)とアルフォンゾ@澄風なぎくんのPOUM(統一労働者党)とに分裂してしまい、アギラールはヴィセントたちの敵となってしまいました。市民たちが銃をもって訓練しているところをおさめたジョルジュの写真を検閲、キャサリンのラジオの放送原稿もチェックして、PSUCに都合のいい情報だけを流して市民たちを洗脳しようとするところ、「俺が法律だ!」というところが現実世界と重なり、リアルすぎて背中が震えました。ジョルジュとヴィセントたちが「One Heart」を歌い始めると、歯ぎしりしながら去っていくアギラール、キャサリンに惹かれていくところが描かれていませんが、キャサリンに執着したことで足元をすくわれて、コマロフ@夏美よさんにあっさり刺されてしまうところがなんとも。スペイン内部で分裂してしまうというのもむずかしい。
権力を手にしたくなった悪い顔のアギラール、『オーシャンズ11』のベネディクト@ずんちゃんを思い起こすと成長しました。今までもうまかったですが、ここまで歌がうまかったかしらと思うほど声量もあって、大勢の市民たちに対して圧のあるアギラールでした。オールバックで固めて、前髪少しだけチョロ具合に役へのこだわりと気合を感じました。フィナーレでは公演によって少しずつ違うのかな、真ん中で分けて前髪さらに少しだけチョロだったと思います。今までなかったキキずんのデュエットダンス、とっても嬉しそうなずんちゃんみたら、みんな芝居とのギャップに好きにならずにはいられないですね。ずんちゃん、可愛いなあっていう表情しているキキちゃんもたまりません。
物語の最後、天に召されたジョルジュ@真風さんが「One Heart」を歌う場面、こうして名もなき多くの人々の血が流れてきて今の私たちがあるのだと、今もまさに多くの血が流れているのだと思うとなんともこみ上げてくるものがありました。幕が降りたと同時にキラキラのキキちゃんがせり上がってきて、気持ち救ってくれるのが宝塚。一瞬で記憶喪失になり、楽しかったで客電がつくのは本当にありがたいです。
「一つの心に 熱い血が流れて
互いのぬくもり感じられたら
憎しみも消え去る
一つの心を 互いに支えて
傷付けないよう かばい合えば
争いは 起きない」
今まさに命の危機に瀕している子どもたちがいるという現実。一般市民にはなにもできません。世界の政治家のみなさん、なんとか助けてあげてください。岸田さん、今すぐ人道的支援を!!そしたら見直しますよ。
4月7日のミッドタウン日比谷前広場、春の香りが広がっていました。
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/7821356e3678f176aa0cb2d66fe13b82
4月23日はスペイン・カタルーニャ地方発祥のサン・ジョルディの日、サン・ジョルディは「聖ゲオルギオス」、ゲオルギオスはフランス語読みだとジョルジュなんだそうです。小池先生、ここまで知ってポーランド生まれの根無し草の主人公をフランス名でジョルジュと名乗らせたのだとしたら、博識だし物語の伏線が深いですね。聖ゲオルギウスは絵画・彫刻などに描かれていて、わたしはラファエロの作品をみたことがあります。
2013年『ラファエロ展』_「聖ゲオルギウスと竜」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/815e6a48ac98eaabc6ff5de2b62c7f8b
「4月23日は「サン・ジョルディの日」!親しい人に赤いバラと本を贈ろう」
https://tsuboikaen.co.jp/sant-jordi/
『NEVER SAY GOODBYE』2幕2場、サン・ジョルディの祭りを祝う場面。マタドールから民兵となったヴィセント@キキちゃん(芹香斗亜さん)率いる民兵と市民が、薔薇の花をつけて歌い踊ります。カップルがいくつもあって、何気にリフトもあったり、スタッフさんこだわりのドラゴンもみたいので目が忙しい場面でした。キキちゃんのペアはもちろんラブラブのテレ@水音志保ちゃん、紫藤りゅうくんのペアは退団する同期の瀬戸花まりさんでした。あとは見きれず。白馬に乗った騎士サン・ジョルディが、ドラゴンからお姫様を救い出して薔薇を贈った伝説が歌詞になっていて、キキちゃんが歌っています。歌詞がものすごく聞き取りやすいので、騎士と姫の人形が登場からジョルジュとキャサリンの幻影が重なってデュエットダンスへの流れがとてもきれいでわかりやすかったです。白い衣装をまとった騎士と姫のデュエットダンス、リフトもあり素敵でした。
スタッフさんの細部までのこだわりはまさに職人技、宝塚公式インスタグラムで紹介してくれています。
https://www.instagram.com/p/CbTgQ3_M5yB/
サン・ジョルディの祭りを祝う場面は、2幕6場、PSUCのチャリティーコンサートでも登場、アギラール@ずんちゃん(桜木みなとさん)の命令で、PSUCに都合のいいドラゴン伝説をキキちゃんたちが歌い踊っている間に、アギラールに囚われたキャサリン@じゅんはなちゃんを救い出します。
アギラール、人民オリンピックの開会式リハーサルを支援しているあたりまでは、市民たちと共にファシストに抵抗して反乱軍からバルセロナを守ろうとしているようにみえたのに、ソ連の支援を受けて市民たちを自分の思うようにしたいという独占欲が生まれてきてしまったということでしょうか。スペインがアギラールのPSUC(統一社会党)とアルフォンゾ@澄風なぎくんのPOUM(統一労働者党)とに分裂してしまい、アギラールはヴィセントたちの敵となってしまいました。市民たちが銃をもって訓練しているところをおさめたジョルジュの写真を検閲、キャサリンのラジオの放送原稿もチェックして、PSUCに都合のいい情報だけを流して市民たちを洗脳しようとするところ、「俺が法律だ!」というところが現実世界と重なり、リアルすぎて背中が震えました。ジョルジュとヴィセントたちが「One Heart」を歌い始めると、歯ぎしりしながら去っていくアギラール、キャサリンに惹かれていくところが描かれていませんが、キャサリンに執着したことで足元をすくわれて、コマロフ@夏美よさんにあっさり刺されてしまうところがなんとも。スペイン内部で分裂してしまうというのもむずかしい。
権力を手にしたくなった悪い顔のアギラール、『オーシャンズ11』のベネディクト@ずんちゃんを思い起こすと成長しました。今までもうまかったですが、ここまで歌がうまかったかしらと思うほど声量もあって、大勢の市民たちに対して圧のあるアギラールでした。オールバックで固めて、前髪少しだけチョロ具合に役へのこだわりと気合を感じました。フィナーレでは公演によって少しずつ違うのかな、真ん中で分けて前髪さらに少しだけチョロだったと思います。今までなかったキキずんのデュエットダンス、とっても嬉しそうなずんちゃんみたら、みんな芝居とのギャップに好きにならずにはいられないですね。ずんちゃん、可愛いなあっていう表情しているキキちゃんもたまりません。
物語の最後、天に召されたジョルジュ@真風さんが「One Heart」を歌う場面、こうして名もなき多くの人々の血が流れてきて今の私たちがあるのだと、今もまさに多くの血が流れているのだと思うとなんともこみ上げてくるものがありました。幕が降りたと同時にキラキラのキキちゃんがせり上がってきて、気持ち救ってくれるのが宝塚。一瞬で記憶喪失になり、楽しかったで客電がつくのは本当にありがたいです。
「一つの心に 熱い血が流れて
互いのぬくもり感じられたら
憎しみも消え去る
一つの心を 互いに支えて
傷付けないよう かばい合えば
争いは 起きない」
今まさに命の危機に瀕している子どもたちがいるという現実。一般市民にはなにもできません。世界の政治家のみなさん、なんとか助けてあげてください。岸田さん、今すぐ人道的支援を!!そしたら見直しますよ。
4月7日のミッドタウン日比谷前広場、春の香りが広がっていました。