私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

やっと昨シーズンのコアジサシ観察記録アップを終了しました。次は、9月の鳥の海のシギチです。ヨロネン、アオバトも登場。

2009年8月15日(土)内沼

2009年08月16日 | 伊豆沼・内沼
■2009/8/15(土)11:27-12:20【天気】晴れ
【場所】内沼
【種名】ダイサギ,オオハクチョウ,マガン(2科3種)
【メモ】実家へはいつも鳥見ついでに行っているが,お盆ということで帰省した。コースは内沼~蕪栗沼経由で,例年,内沼のハス祭りの遊覧船に乗って,舟から内沼のハスの花やダイサギ,コサギを撮影している。この日は,観光客がとても多いので,写真を撮る方には申し訳ないが,ほとんど舟は止まらないよ,と言われたが,こちらには連写という武器があるので,かまいませんよ,と言って舟に乗せてもらった。一番後ろの席で船頭さんと話しながら,ハスの葉と花でいっぱいの水路をまわった。確かに途中ハスの花を見るために舟を止めはしなかったが,話が弾んでくると,船頭さんも説明が多くなって,舟は船頭さんの意に反してゆっくり進むのだった。他の客の質問で,ハクチョウ類は全部で60羽くらいいること。餌をやっても決して触らせてはくれないこと,秋になって同じ種類がやってきても,て一緒に行動はしないこと,もうここに居着いて10年にもなるハクチョウがいて,環境に適応して生きていること,昼は陸に上がってくるが,夜は天敵を避けるために沼にいること,夏の暑い時には,地下水脈が湧出しているところに集まって涼んでいること,この場所というのは冬凍らないので湧水があること,ヒシは昔はよく食べていたがおいしいこと(自分も小さい時食べたことがある),ヒシが繁茂しているところは,水深が内沼ではやや深く(ハスの生えているところは1mくらい),以前,ハスを植えてみたことがあったがだめだったこと,等々,いろいろ話してもらった。今まで乗った中では一番のガイドだった。ということで,鳥は,カイツブリもショウドウツバメも見あたらず,ダイサギが計3羽だけだったが,ハスの上に乗って,餌を捕っている様子を撮影できた。舟は止まらず進んではいるが,フェリーや観光船,演習船,漁船と比べたら,スピードは格段に遅く,被写体も近いので,連写さえすればとりあえず写真は撮れる。ダイサギは普段けっこう大きいと見ているが,内沼のハスの大きさと比べると,とても小さいことがわかる。水面に平らになったハスの上に乗っても沈まないのは,まさに軽量級だからだろう。
【写真】
  
■越夏オオハクチョウとマガン,アヒル3兄弟
  
■ハスの花
  
■ハスの花とハスの葉の上のダイサギ
  
■餌を捕まえたダイサギ
  
■餌はドジョウ?/初列風切りが折れたマガン成鳥,しきりに草を食べていた。



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