私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

もうすぐ4月でシギチシーズンが始まりますね。

2017年9月4日(月)蒲生海岸

2017年09月04日 | 蒲生海岸
■2017/9/4(月)16:54-17:48【天気】晴れ 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】蒲生海岸
【種名】アオサギ,ダイサギ,コサギ,ハジロコチドリ幼羽1,シロチドリ成鳥2,チュウシャクシギ1,キアシシギ幼羽1,イソシギ成鳥1,ミユビシギ夏羽後期1,トウネン幼羽106+,(3科10種)
【メモ】仮設遊歩道を通って,干潟に出たが何もいない。とぼとぼ干潟を歩いて砂浜に出ると,そこにトウネンの群れが渚で採餌していた。夕日を浴びて砂浜で休んでいる群れ。そういえば昔こういう風景を見たことがあった。ただ,以前はこの風景の中にコアジサシの群れもいた。今も書棚に置いてある1977年5月から10月までの間フジカシングルエイトZX500で撮影した「蒲生干潟の四季」という8mm映画の小品にその姿が残されている。さて,トウネン68+の群れは,七北田川を越えて南蒲生側の河口の渚で先着していた38+のトウネンと採餌を始めた。そのうち,79+ほどがこちらに戻ってきた。
もう夕日が沈む頃で,いつもの松の木を撮影していると,チュウシャクシギが1羽飛んできて,草むらに降りた。そこから,撮影を始めて戻る途中に先ほどのトウネンの群れの一部が,水浴びをしていた。さらに干潟を渡ると,トウネンの小群が採餌していた中にハジロコチドリがいたということで,今日は終わりとなった。
【写真】
  
  
  
■トウネン幼羽。8月初旬から9月初旬に先行して渡ってくる夏羽よりずっと個体数が多い。
  
■トウネン幼羽。/津波に生き残った松の一つ。七北田川堤防沿いに蒲生の集落に入る道を通り過ぎて機関場の前を過ぎ,蒲生海岸の入口手前の民家の門に植えられていた象徴的な松。背景に仙台ウェスティンホテル,茜色の風景に復興工事で使っている緑十字の安全旗を入れてみた。/夕景色を見ていると,チュウシャクシギの声がした。
  
  
■チュウシャクシギのランディング他。一羽しかいなかった。
  
■干潟の水際で水浴びをし,休息するトウネンの小群/採餌するトウネンの群れにハジロコチドリの幼羽が混じっていた。


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