私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

広瀬川を歩いたが、メジロとホオジロとジョウビタキしかいなかった。小鳥少なし。

2020年2月29日(土)田谷地沼,上原,旭,宮崎

2020年03月01日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2020年2月29日(土)10:55-12:44【天気】晴れ曇り【機材】EOSR+RF24-105
【場所】田谷地沼,上原,旭,宮崎
【種名】マガモ,ダイサギ,トビ,ノスリ,アカゲラS,アオゲラS,モズ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒヨドリ,ミソサザイS,ムクドリ,シロハラ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,アトリ,シメ,カシラダカ(14科20種)
【メモ】震災の年に加美町の宮崎地区に着任して3年間過ごした頃は,3月初旬でもかなりの積雪で,地吹雪の日が多かった記憶がある。夜遅く仙台までの道を帰る時にはブラックバーンになった道をおそるおそる走ったものだ。それから,3年間の間は積雪はあまり多くはなかったが,ハクチョウ類やガンの大群が3月初旬までいて,この6年間でサカツラガンや,シジュウカラガンの観察もできた。ところが,ここ3年は,3月にはすでに雪がなく,ガンやハクチョウの数も激減し,ついに今回は,標高の低い賀美石地区から中間の宮崎地区,そして一番標高が高い旭地区まで全く雪がなかった。上原も雪がない。さらに田谷地沼は遊歩道がサンダルで歩けるという雪のなさ。地元の方で知り合いの6名の方に聞いても,「70年こんなことはなかった」「水不足で米作りが心配」などの声が聞かれた。そして,ガン,ハクチョウは全く見当たらなかった。もともと,雪解けでべちょべちょになった田んぼが標高の低いところから高いところへ,少しずつ上がっていくので,それにつれてハクチョウやガンがそこで採餌していたのだが,それがないわけだ。今年は暖冬だから早く行かないとと思っていたがこの日になってしまったわけだが,ここまで暖冬の影響(温暖化?)が出ているとは思わなかった。鳥の写真は一枚もないが,記録すべき1日だった。
【写真】

  

雪のない小野田地区と船形連峰/同じく雪のない薬莱山/宮崎地区。ガンがたくさんいる田んぼのはずだが。

  

田谷地沼はほとんど積雪がない。ミズバショウは水中から顔を出す/船形連峰


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