■2023年5月~6月【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】伊豆沼・内沼
【種名】ケリ(1科1種)※他は省略
【メモ】ケリの繁殖観察に5月2回、6月4回計6回観察に足を運んだ。ずっと以前(一番古いデジタル写真は2004年)、蕪栗沼周辺田んぼで繁殖していたのを観察していたが、その後、暗渠排水の整備や、耕地の区画拡大整理など、農地整備が行われたせいか、ケリの繁殖に適した環境でなくなり、姿を消した。このフィールドは、かつての蕪栗沼周辺田圃の特徴と共通点が多い。しかし、蕪栗沼周辺田圃での繁殖状況とはだいぶ違って、ここのケリはおとなしい感じ。あまり攻撃的ではない。蕪栗沼周辺田圃では、人やカラス、トビ、ヘビなどが近づいてくると、他のケリ家族も応援にやってきて、けたたましく鳴いて、急降下威嚇を繰り返し、いかにもケリらしかった。このフィールドでは、敵も、ヘビ、カラス、トビがいて、どちらかというと静かにヒナを守っている様子だった。最初は3つがいで、成鳥6羽だったが、そのうち成鳥が8羽になった。道路から車の窓越しの観察・撮影なので、近いケリでも、ヒナの姿は1回も見ることができず、青虫を与えている時も、いるはずのヒナは見えなかった。最後の日の観察では成鳥4羽の群れと、成鳥幼鳥合わせて11羽の群れを観察した。成鳥4羽の群れにはおそらく水田で採餌しているか、畔に座っている幼鳥がいたと考えられるので、合計すると20羽近くいたかもしれない。まさにケリの一族。できれば、蕪栗沼周辺田圃で繁殖してもらいたいものだ。
【動画】
ケリの一族
【写真】
ケリ成鳥/卵かヒナか、巣を見る成鳥/抱卵するケリとチュウサギ
ケリ成鳥/残マガン。1羽が初列風切を損傷していた。
ケリの飛翔/抱卵するケリ/チュウダイサギ
カンムリカイツブリ/ヒナのところに行く成鳥
青虫を与えていた/抱卵、もしくはヒナがいる
ケリのペアがいるところに、もう一羽ケリが来て、2羽で争っていたが、争いの写真は撮れず
コイを仕留めたミサゴ/オオヨシキリ/ケリ成鳥
田圃で採餌するケリ成鳥
畔でハシボソガラスとトビが何か食べていて、ケリ1羽が威嚇していたので、ヒナが食べられているのかと思ったら、コイの死骸だった。/このアオサギにケリがしきりに威嚇していた。
砂利道のケリ/この日成鳥が8羽観察。前は最大3つがいだったが。
幼鳥1羽でケリの親子の可能性/全部入らなかったが成鳥8羽
計15羽いた日/幼鳥
幼鳥/幼鳥の頭掻き/ケリの一族!
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