会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

京都に魅せられた男の一人旅 9

2011-11-29 21:56:23 | 旅行
2011年11月 29日(火) くもり
 芦牧温泉での朝食は午前7時から食べることができたが、混雑するのでNHK朝の連続ドラマを視聴して食堂へ。バオキングだが並ぶこともなくゆっくりと食事ができてよかった。霧が深い朝だったので慎重に運転して帰宅。
 帰宅後 右サイドミラーが故障して作動しなくなったので交換した。40年余運転しているがこのような故障は初めて。修理工場の方に聞くとスイッチがプラスチック製なので寒い時期割れることがあるとのことだった。
 午後はガソリンスタンドで予約しておいた冬用タイヤ(新品)を交換した。いつ降雪があっても万全。町内のガソリンスタンドなのでご近所値段でサービスしてもらった。
 車を置いて自宅で待っているとタイヤ交換終了の連絡。歩いて5分。近所の店は大事にしなくてはならない。

11月15日(火) くもり後晴れ 第二日目 宝泉院

 
 宝泉院は勝林院住職の坊として平安末期頃に建てられ、現在の建物は江戸初期の頃の再建とみられている。この寺も拝観料(抹茶込み)で700円。小さな寺だが額縁庭園、鶴亀庭園、血天井、石盤など見所いっぱいの寺である。

  靴を脱いで客殿に入ると朱毛氈に坐り抹茶の順番待ち。10分後やっと順番が来て前列に進み抹茶の接待を受ける。正面に鶴亀庭園を見る。江戸中期作、池の形が鶴、築山が亀、山茶花の古木を蓬莱山とみる名園である。
 抹茶を飲みながらゆっくり庭を観賞しようと思っていたら団体客がどやどやと。そして目の前の縁側に立ち並ぶ。寺の老婆が血天井の説明を始めた。庭は見えない。ゆったりした気分など全く無くなってしまった。興ざめも甚だしい。この寺の対応の仕方に?????。

客殿の西方には、有名な額縁庭園があった。柱と柱の空間を額に見立てて観賞する。樹齢700年の五葉乃松や竹林に梅、桜、カエデが四季の彩りを添える。大原の里の風情を満喫できるとパンフレットには書いてあったが、狭い部屋中が観光客で写真を撮るのが精一杯であった。庭の名前は盤垣園(立ち去りがたい意)と称する。シーズン中はさっさと立ち去るしかない。残念だった。


入る時は気づかなかったが客殿の手前に小部屋がありそこに「石盤」があった。これはサヌカイトといわれ美しい音が出る石である。当院の住職で声明の大家であった深達僧正(明治時代)が音律を調べるために愛用。外国の女性がケースの蓋を開けて音を出していたのでパチリ。また、外に出ると五葉乃松が見事であったのでこれもパチリ。(つづく)