会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

京都に魅せられた男の一人旅 10

2011-11-30 20:07:56 | 旅行
2011年11月 30日(水) くもり 寒い日
 雪の予報が出ている。猪苗代湖近くまで雪が降った。いよいよ里にも冬将軍がやって来る。色々と準備しなければならないことが多いが寒いと動きたくない。

 午前中は4回目の歯石とりと歯磨き指導で歯医者に行った。病院は暖かい。
午後は竹田総合病院へ行き骨密度の検査を受けた。約20分。べっトに横になっていればよかった。ここも暖かいので寝てしまいそうだった。検査結果は山鹿クリニックの担当医から明日聞く予定。
 

11月15日(火) くもり後晴れ 第二日目 寂光院 
 
 三千院周辺のお寺をみて回っていたら午前10時45分を過ぎていた。これから寂光院を見て、鞍馬・貴船へ行く予定。交通の便が悪いのでうまくいくか心配になり急いで宝泉院を出て寂光院へ向う。
 
 幾つかの細い道があったが、三千院前を通り大原バス停への朝来た道を戻った。バス停のすぐ脇の道を草生川沿いに歩いた。京野菜や菜の花が植えてある山里の風景を左右に見ながら大原の山里を約20分歩いた。

  

 この寺は推古2年(594)に、聖徳太子が御父用明天皇の菩提を弔うために建立された。本尊は聖徳太子作と伝えられる六万躰地蔵尊であったが、平成12年(2000)の火災により損傷したため、現在は復元された本尊が本堂に安置されている。
 
 わが子・安徳天皇や平家一門の冥福を祈るため建礼門院(平清盛の娘・徳子)が隠棲した後は尼寺となった。
本堂の内陣や柱は『平家物語』当時のものといわれ貴重な遺産だったが火災で焼失し灰燼に帰してしまった。
 焼失前やその後のことを住職の奥様がはなしてくださった。

 本堂西側の庭園は、平家物語当時のままで、心字池、千年の姫小松、苔むした石、桜などがある。樹齢千年の名木も、本堂の火災によって痛みが激しくなり、遂に平成16年夏に枯死した。現在も御神木として庭に残っている。
 
(つづく)