会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

京都 三尾 西明寺 

2011-12-22 21:57:09 | 旅行
2011年12月22日(木) くもり 冬至

 「冬至 冬中 冬初め」という。昼時間が一番短く夜が一番長い日。これから日照時間が長くなり明るく暖かい季節と思うが、実際は寒さは厳しい本格的な冬を迎える。
天気予報は「クリスマス寒波 5泊6日」と報じている。昨年のように一晩で約1mの豪雪にならないことを願う。
 
11月17日(木) 晴れ 
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  第四日目 西明寺 紅葉

 神護寺の石段を下り、高尾橋を左折して清滝川沿いに歩く。夏に来た川床は店を閉じていた。1日1000円の駐車場はどこも満車状態。紅葉のシーズンは公共の交通を利用したほうがよい。ゆるやかな坂道を約25分歩くと潅頂橋。左折して坂を上ると西明寺の裏木戸があった。500円を支払って境内に入る。
 あまり広くない境内だがこの寺の紅葉もすばらしい。

 西明寺は、古義真言宗に属し槇尾山と号す。
天長年間(828~834)に弘法大師の高弟智泉大徳が、高尾山神護寺の別院として創建したのがはじまりという真言宗の寺。豊かな自然に囲まれた境内には、槇尾の地名の由来といわれる槇の老木が立っている。

 本堂は元禄13年(1700)に五大将軍徳川綱吉の生母桂昌院の寄進により再建された。運慶作の本尊・釈迦如来立像、千手観世音菩薩像や愛染明王像などの多数の仏像を安置している。


 本堂の左方に接近して建ち、本堂左後方と短い渡り廊下で結ばれている。造営は本堂より古く、江戸時代前期に移築された。当時は食堂と称し、僧侶の生活や戒律の道場として使用されていた。
 また、表門は一間薬医門で、本堂と同じ元禄13年(1700)の造営である。
 入る時は裏門からだったが帰りはこの表門からでた。
 この表門のモミジの色があまりにも美しかったのでパチリ。

 西明寺を出て指月橋を渡り、清滝川沿いに栂尾高山寺にゆるやかな坂道を歩いた。
 (つづく)