会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

サギ草を愛でる

2013-08-10 11:01:57 | 地域情報

2013年8月10日(土)晴33.3℃~23.5℃ 猛暑日

サギ草が咲いた。いろいろな方からサギ草を貰ったらり購入したりして鑑賞しているが、毎年花後の手入れと冬越しに失敗してしまう。
 今年は会津若松市湊公民館で5月2日に開催された「サギ草の育て方」講習会に参加した。
 
 平鉢に水苔と赤玉土で球根を植え、日が当たり風通しのよいところで水管理をしてきたら美しい花が咲いた。うれしかった。
 湊公民館からサギ草と山野草展への出品の要請があったが,その展覧会がどのようなものかよくわからなかったので出品は躊躇して見学にだけは行ってみた。受講生の鉢も数点あったが、長年育てているサギ草愛好会の会員の鉢はさすがであった。
 居あわせた会員の方に花後の管理と冬越しの仕方を教えてもらった。花が咲き終わったら種ができないようにこまめに摘み取る。1,000倍に薄めた液肥を2、3回与え凍らせないようにして冬越しさせる。春先芽が出ないうちに植え替えればよいということであった。
 

 サギ草は日当たりのよい平地や山麓の湿地に自生する日本を代表する野生ランです。かつては北海道、青森をのぞいた全国に分布していましたが、乱獲や生育環境の破壊により現在では自生のものを見る機会は少なくなっています。湊町の国指定天然記念物赤井谷地に以前は沢山自生していた。湊全体が湿地帯であり、赤井谷地と同じ地質のためいたるところに自生していたが、今は数が少なくなり中々見つけることができない。
 
 夏に花茎を長く伸ばし、名前の通り鷺(さぎ)が羽を広げたような形の純白花を数輪咲かせます。花もちはさほどよくなく、開花して4~5日で枯れてしまいます。自生のものは一輪咲きのものが多く、栽培品と比べて花茎も長く伸びます。他の野草に生存競争で負けないために花茎を長く伸ばすのかも知れません。株の基部から2~3本の地下茎を伸ばしてその先に1コずつ新しい球根を作り、秋には地上部と古い球根が枯れてその状態で冬を越します。
 普通の青葉種のほかに、葉に美しい斑のはいる品種もあります。代表的なものに葉に白い縁どりのはいる「銀河」、黄色っぽい縁取りのはいる「かがやき」縁が緑色で中に黄色の斑が入る「あかつき」ストライプの斑が入る「天の川」などがあります。また、花変わり種として「飛翔」などの品種が挙げられます。