「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          復興の絆を乱す民主党議員たち

2011-05-07 07:09:04 | Weblog
民主党の東日本震災対策副本部長の石井一議員が出張先のフィリッピンの名門ゴルフ場で連休中プレイしていた。半ズボン姿でキャデイに日傘をささせ、ニコニコ顔でカメラに収まっていた。記者団に対して"外国だから判らないと思った。記事にするなよ”といった意味のことを言っていたが、判るか判らないかと、いった問題ではないと思う。被災地のことを思えば、とてもゴルフに興ずる気持ちには普通なれないと思のだがー。

昨日も天皇・皇后両陛下が岩手県の釜石、宮古の被災地を日帰りで見舞われた。お二人が避難所の一人ひとりに膝まずいて、お声をかけられる姿には本当に頭が下がる。連休中被災地で瓦礫の片ずけなどボランティア活動に従事していた若者が、達成感で晴れ晴れとした顔でテレビのインタービューに答えていた。これにも頭がさがる。

政策が後手後手だと批判のある菅総理を初め閣僚たちも、それなりに休日を返上して一生懸命やっている。国中が”がんばれニッポン”の言葉で絆を深めている。それなのに石井一議員だけではない。僕には、この時期に訪中して、習近平国家副主席に"空と海から放射能を撒き散らして申訳ない”と陳謝した鳩山前首相の言動も、全国民の絆に反するように思えた。

東京電力福島原発事故で確かに放射能漏れがあり、空も海も汚染されたが、それが中国に直接害を与えた事があるのだろうか。汚染された食品を中国に輸出して中国の国民が中毒にかかったとでもいうのであろうか。大震災に対して中国が支援してくれたことに謝意を表するのなら理解できる。でもお礼を言いに行くのなら中国ではなく”トモダチ作戦”で物心ともに最大の支援をしてくれた米国が真っ先だと思うのだが。どうだろうか。