「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        ”やわらちゃん”お家の一大事では?!

2013-02-01 07:25:08 | Weblog
全日本柔道連盟(全柔連)の上村春樹会長がJIC(日本オリンピック委員会)の選手強化委員長の職を辞任した。女子柔道の園田隆二代表監督の選手への暴力やパワー.ハラ―スメントが表面化し、園田監督が辞意を申し出たことを受けてのことだ。日本の柔道界は昨年はアテネ、北京のメダリスト内柴正人選手が女子選手を暴行したとして準強姦罪で逮捕されるなど不祥事続きである。

柔道といえば五輪種目の中では日本のお家芸であり、かってはメダルを独占していたものだ。しかし、昨年のロンドン五輪では男子柔道は金メダルがゼロ、女子柔道も金銀銅各一つという不成績に終わっている。指導者に問題があったことは事実だが、全柔道連は園田監督の続投を許すなど責任を不問にしている。ロサンゼルス五輪のメダリスト山下泰裕氏は、今回の暴力事件を受けて「暴力は絶対に許せない。”やめろ”とまわりに言えなかった雰囲気が問題である”と暗に全柔連指導部批判ともとれる発言をしている。

女子柔道といえば”やわらちゃん”こと谷亮子参議院議員だ。田村亮子さん時代五輪で二回、世界選手権で七回も金メダルを獲得したス―パ―.スターだが、現在は小沢一郎氏率いる「生活の党」の一年生議員である。谷先生は記者団に対して暴力は否定していたが、園田監督は立派な人間性の持ち主だと誉めている。実際はどうだか知らないが、問題は日本の柔道界を揺るがす今回の事件である。言ってみれば”お家の一大事”である。たしか谷先生は民主党の比例代表で選ばれた”選良”であったはずだ。小沢一郎氏への変な義理は捨てて、議員職をやめ女子柔道の監督に就任されてはいかが。それのほうがお国のために役立つと思うが。