「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

市販薬の副作用と「お薬手帳」

2014-06-13 05:35:49 | Weblog
市販薬が昨日から一部「要指導医薬品」を除いて、インターネットでも購入できるようになった。新聞にその”要指導”の薬品名が出ていたが、素人にはわからない。また、僕ら老人の多くは、ネットで購入するのが面倒だから利用しないが、果たして安全なのだろうか。薬の飲みあわせが、よく問題になっているが市販薬は大丈夫なのだろうか。

作家の曾野綾子さんが新聞のコラムで薬の副作用について書いていた。曾野さんによれば、よく効く薬には副作用があるみたいなので、ご自身の責任において、時には”権威”や”与論”に反抗してまで服用を拒否しているそうだ。この記事を読んだ、曾野さんと同じ年代の、薬嫌いの老妻は、わが意を得たとばかり、快哉を叫んでいた。僕は快哉とまでは、行かないが、一部の医療機関の薬の出しすぎには批判的である。

最近、ツイッタ―で”「お薬手帳」を拒否しよう。20円お得になる”という声が出ているそうだ。正直言って、僕も当初「お薬手帳」は面倒で、なぜこんなものが必要なのかと思っていた。しかし、数年前、血糖値をさげるため医者から貰っていた薬が、膀胱ガンと因果関係があることを新聞で読み、以来薬については神経質になってきた。良心的な薬局では、手帳に薬品名のラベルを張るときに服用の注意をしてくれるが、もう一歩進んで手帳を点検し、飲みあわせによる、副作用があったら、そこまで注意して貰いたい。

市販薬と「お薬手帳」との関係はどうなのだろうか。最近あまり市販薬を買う機会が少なくなったが、それでも年に一回は風邪気味になり、市販薬のお世話になる。こういった薬は、まず「お薬手帳」には張らないが、医者からの常用薬との飲みあわせによる副作用はないのであろうか。大病院で子供には使用禁止の麻酔薬を使い事故が起きている。もっと誰もが薬について関心を持ったほうが好い。