全国の22医療機関が実施している白血病治療薬「タングナ」の臨床研究に治療薬を販売しているノバルティスファーマの社員が全面的に関与していたという。先日も大手の武田薬品でも社員が新薬降圧剤の臨床研究に参加、その見返りとして、全国の大学病院に計37億円を寄付していた、という新聞記事をみた。製薬会社が、自社の新薬を売り込むために、カネを使い臨床研究の段階から参画しているのは当たり前の事なのだろうかー。
素人には理解できないが、薬害はないのだろうかー。武田薬品の名前を聞いて、僕は2010年1月と6月、同社が発売している糖尿病治療薬「アクトス」を服用したあと、続けて2回、膀胱ガンが再発、国立病院に入院、切除手術を受けている。患者の僕は知らなかったが、その時点ですでに「アクトス」はフランスなど欧米各国では、膀胱ガンとの因果関係が臨床の段階で判り、発売禁止になっていた。米国でも今年4月、ルイジアナ州の裁判所で、患者が起こした裁判で武田薬品に60億円を支払えという判決が出ている。
「アクトス」は臨床研究薬ではなく、すでに厚生労働省の認可を受けた薬品である。武田薬品は、米国での裁判の後も自社のHPで”「アクトス」は患者への安全な有用な治療薬です”と書いている。しかし、こうも臨床研究薬をめぐって製薬会社と国立病院との間の問題が明るみに出ると、果たして安全なのかどうか疑いたくなる。先日、テレビで認知症患者の薬の管理について放送していたが、その中で、たまたま「アクトス」の錠剤をみた。そんなことは絶対にないと思うが、製薬会社の”売らんかな”の体質から、僕は不安を感じた。厚労省も国民の不安にこたえるべきである。
素人には理解できないが、薬害はないのだろうかー。武田薬品の名前を聞いて、僕は2010年1月と6月、同社が発売している糖尿病治療薬「アクトス」を服用したあと、続けて2回、膀胱ガンが再発、国立病院に入院、切除手術を受けている。患者の僕は知らなかったが、その時点ですでに「アクトス」はフランスなど欧米各国では、膀胱ガンとの因果関係が臨床の段階で判り、発売禁止になっていた。米国でも今年4月、ルイジアナ州の裁判所で、患者が起こした裁判で武田薬品に60億円を支払えという判決が出ている。
「アクトス」は臨床研究薬ではなく、すでに厚生労働省の認可を受けた薬品である。武田薬品は、米国での裁判の後も自社のHPで”「アクトス」は患者への安全な有用な治療薬です”と書いている。しかし、こうも臨床研究薬をめぐって製薬会社と国立病院との間の問題が明るみに出ると、果たして安全なのかどうか疑いたくなる。先日、テレビで認知症患者の薬の管理について放送していたが、その中で、たまたま「アクトス」の錠剤をみた。そんなことは絶対にないと思うが、製薬会社の”売らんかな”の体質から、僕は不安を感じた。厚労省も国民の不安にこたえるべきである。