「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

胆振大地震と厚真町の人工林

2018-09-11 05:22:57 | 2012・1・1
胆振東部地震から1週間、依然として地震の影響が続いているが、偶然、僕は地震の発生を病院のベッドの上で速報の段階からで聞いた。震源地は胆振地方の安平町で、M6.7,震度6強と聞き、安平町とはあまり聞いたことがないが、どこかなと思ったりしたが、後日、震源地は安平ではなく、隣接の厚真町で、震度も7と訂正された。安平町は2006年に早来町と追分町が合併した町、早来なら昔、40年ほど前、札幌の民放テレビ局に勤務中、競走馬の故郷、日高の取材で何度も出かけている。

僕が北海道に在勤した1971年から82年までは、72年の札幌冬季五輪もあり、田中角栄内閣の列島改造で、北海道も大きく変わらおうとしていた。その目玉の政策が苫小牧東部開発(苫東)計画であった。今回の地震で被害を受けた厚真火力発電所も「苫東」計画によるものだったが、今回の地震で最も人的被害が多かったのは、むしろ苫東の臨海部ではなく厚真町山間部であった。40人の犠牲者の大半は山の土砂崩れによるものであった。

土砂崩れの原因については、専門家が調査中だが、露出された山肌と共に流れ出た木を見ると、本州にはない人工林のエゾ松やカラ松である。厚真町の7割は森林で、そのうち3割は人工林だという。人工林の多くは戦後の木材不足期に植樹されたたもので、今が伐採期に来ているらしい。しかし、厚真に限らず、全国どこでも人出不足もあって森の手入れが行き届いていない。エゾ松やカラ松がが人工林として適しているのかどうか、検討する要があるのではないだろうか。