「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

塞翁が馬の安倍総理の政治家人生

2018-09-23 05:54:03 | 2012・1・1
自民党総裁選は安倍総理の圧勝だったかどうか、読売と朝日との間で見解が違うのだそうだ。読売は”圧勝だ”とし、朝日は”圧勝できず政権運営に影”(産経抄コラム)。政治には素人だが。国会議員だけの投票数を見る限りでは、安倍総理の圧勝にもみえりし、地方票405のうち224(53%)しか獲得できなかったのは圧勝とは思えない。

十年一昔というが11年前の小ブログ(2007年9月13日)を読み返してみたが、とうてい安倍総理が3期連続総裁に選ばれるなんて想像もつかない。”きれたガキっ子総理”という表題で、前日の議会で突然、辞意を表明した安倍総理をケチョンケチョンに批判している。数日前の所信表明で”職責を果たし、全力をつく”と誓ったばかりなのに、意味の分からない”局面打開”という言葉で辞任し入院してしまった。

"塞翁が馬“という譬え(准南子.人間訓)がある。”人生の禍福.幸不幸は変転して定まりない”(三省堂.慣用句辞典)という意味だが、まさに安倍総理の政治人生である。連続三選を果たし、安倍総理は憲政史上、名を残すことになろう。11年前病室で辞任の記者会見をした時の安倍総理からは、連続三選をを果たし、意気軒高と訪米し、トランプ大統領と渡り合う姿は予想もつかなかった。

一方、政治は一寸先はヤミと言われる。1年前の今頃は北朝鮮からロケットが飛来し、トランプが金正恩を”ロケットマン"と誹謗し、金正恩は”とランプを”おいぼれ野郎とお互いになジリあっていた。”塞翁が馬”には,測り知れない、なにものがあるように見える。