わが町の駅前の老舗のソバ屋さんから”出前、ティクアウト専用の注文サイトをOPENしました”との折り込みが新聞に入ってきた。サイト注文の流れが図表でやさしく書いてあり、コロナ禍時代の商法だろう。来店の際の店での感染予防の方法まで書いてある。考えてみると、僕ら老夫婦は今年になってから一緒に外で食事したのは通院先の病院食堂での一回だけだ。広告をみてサイトで申し込みたいと思ったが、残念ながら僕ら夫婦はスマホがない。PCがあってもその方法がわからない。
菅義偉内閣の目玉の一つとしてえデジタル庁が発足する。行政のデジタル化、一元化を目的にしたもので、世界に遅れをとっていたというだけに期待するものが大きい。しかし、デジタル化の末端の一つとなる「マイ.ナンバー」制度一つとってみただけでもいまだに普及度はどうなのだろうか。
デジタル庁は準備室を立ち上げ,各省を横断した委員50人のほか民間からも有識者10人が選ばれている。発足のスローガンは”government as a step up"略してGASUだそうだが僕にはどういう意味だか解らない。町のソバ屋さんまで注文サイトを設ける時代である。せっかくデジタル庁まで設置するのだから、全国民を巻き込んだ国民運動にしたらどうだろうか。