台湾南西部に位置する首都台北に次ぐ人口27万人の港町である。戦争中は南方各地の戦地に向かう本土最南端の基地として知る人が多い。兵員や軍事物資を積んで高雄を出港した輸送船が潜水艦や魚雷の攻撃をけて20万人もが”海征く屍”と化したことは、残念だがあまり知られていなi.
高雄はもともと竹林を意味する「打狗」(ターオ―)と書かれていたが、日本統治下の1925年「高雄」と改名去れた。その高雄の最高峰、万寿山(365m)に忠烈祠公園があり、市民の憩いの場になっているが、日本時代には「高雄神社」があった。広い境内だった公園にあ今でも神社の灯篭や寶珠が残っている。その昔、勇士たちが戦勝を祈って参拝したかと思うと感無量だ。