2005年(平成17年)中信の南安曇郡豊科町、穂高町など4町と東筑摩郡明科町が郡をまたいで合併した市。人口10万人と長野県下では6番目の大きさである。ただ、一般に「安曇野」といった場合には隣接の池田町、大町市の一部含めていう場合もある。雄大な北アルプスをバックに緑の田園地帯が拡がる。
松本盆地へ流れ込む梓川、烏川などの複合扇状地に位置し、その扇端部には清流の湧水が豊富だ。この湧水を利用したわさび農園が市内各地二ある。中でも「大王わさび農園」は日本一の規模を誇り観光名所となっている。このほか、市内には名産のリンゴ園と名物の蕎麦を提供する店が多い。
安曇野市内には9世紀に坂上田村麻呂がこの地に招致したという住吉神社やアルプス総鎮守の穂高神社など古刹も多いが穂高郷土博物館には戦争直後NHKラジオドラマで一世を風靡した「鐘の鳴る丘」の舞台とされる戦争孤児施設が県の有形文化財として保存されている、