「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

辞退した会長 川淵三郎氏

2021-02-12 15:52:18 | 2012・1・1

五輪パラリンピック組織委員会の緊急会合で予定通り森喜朗氏は会長の辞任を表明した。テレビ中継で森氏の辞任会見を見たが15分にわたり、自分が会長では開催に支障があると顔に薄い微笑までみえた。しかし、後任問題には一切触れず、指名された川淵三郎氏も一転して辞退した。政府与党筋から選出方法が”不透明だ”と横槍が入ったかららしい。最初から分かっていた話だ。不適切な表現だが、サル山のボスの座から追われた老猿を連想した。

2015年12月20日更新の小ブログに”はめられたのはボケの証拠”と書いている。五輪メイン会場試案をめぐる問題で事務方にはめられたというのである。加齢によるボケがこの時から始まっていた。相談役などにこだわらず、すっかり組織委から手をひいたほうがよろしい、


誰のための五輪パラリンピック 川淵三郎氏を応援しよう

2021-02-12 06:00:45 | 2012・1・1

東京五輪・パラリンピックの森喜朗会長が12日の緊急会議で辞任、代わって川淵三郎氏が選出されるという。昨日このニュースが流れた時、真っ先に僕の頭にかざしたのは83歳の高齢の森会長よりさらに年上の84歳の川淵氏で大丈夫だろうか、長寿国日本とはいえ、他に若い方がいなかったのかということだ。

しかし、テレビの画面の川淵氏は84歳の高齢とは思えない。”お引き受けするからには”と元気一杯、やる気満々だ。川淵氏の輝かしいサッカー人生、前回1964年五輪でチームをべストエイトに持ち込んだ個人のキャリアもある。ここは川淵氏にお願いするほかない。

五輪開催まであと5か月、コロナ禍もからんで今なお具体的な開催方法が固まっていない。組織委にとっては最後の正念場、重要な舵取りの期である。にもかかわらず、組織委会長が失言といえ、世論の集中攻撃を浴びているのに政府は”救いの手”を差しのべない。これも”呪われ”であり仕方がないと思っているのか。

おかしいのはマスコミの報道ぶりだ。朝日新聞(ネット版)は米国の新聞が川淵氏について”またもや80歳代の男性”と皮肉っぽく報道した。産経新聞(12日付首都圏版1面)で傷ついた機運再び高められるかーという見出しをつけていた。しかし、新聞が社会の木鐸ならば、ここは国をあげて川淵氏を応援しようではないか。誰のための五輪パラリンピックか。