「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

47都道府県「住んだ町」「旅した町」 佐久市 藤村 鯉太郎

2021-02-15 07:29:05 | 2012・1・1

上田市につぐ東信地方第二の市、人口10万人だが、むしろ佐久平の中心といったほうが良い。1977年信越新幹線の開業に伴い「佐久平」が新設され、さらに2005年旧佐久市(野沢、中込)と岩村田、臼田が合併して発展した。「 佐久平」駅はJR在来線小海線の岩村田ー中佐都駅間の田畑だった地だけに昔からの中心地ではないが、大型店舗、ホテルなどは駅前に集中している。

南佐久郡、北佐久郡という行政区分があるが、昔から信州では群馬県堺の千曲川流域の盆地を佐久平といい、住民を”さくっぽ”と呼んでいた、江戸っ子みたいな気のさっぱりした気性の人が多いという。昭和の時代橋幸夫が歌ってヒットした「佐久の鯉太郎」みたいな人物だ。佐久では鯉料理が名物だ。

町村合併で山間地区の前山も佐久市だが、ここにある古刹、貞祥寺境内には明治30年代、島崎藤村が小諸で教師をしていた時、寄宿していた旧居が保存され一般に公開されている。