東京など1都3県に発令中の緊急事態宣言は3月21日の期限で解除される方向で政府が検討に入ったと産経新聞(14日付け首都圏版1面トップ)が報じている。週明けの感染の推移を見極めた上で、専門家会議に諮り決定になるとのこと。理由は宣言解除の一つの指標とされる病床の逼迫率が改善傾向にあることらしい。
素人で不見識かもしれないが果たして大丈夫なのか。昨日の東京での新規感染者数は340人とこのところ連日、300人を下らず”横ばいから微増”(西村経済再生担当相)状態、それどころか新たに変異株ウィルスも出始め、東京では都立墨東病院でクラスター感染まで出ている。
個人的なことで恐縮だが、宣言下”Stay at home"を忠実に守り、介護リハビリまで参加を自粛してきた。このためフレイルの度合が深まり、一日も早い宣言の解除を望んでいた。その意味では宣言解除は大賛成なのだが。しかし、野放し状態で解除されては困る。
墨東病院のクラスターは病院関係者が勤務後居酒屋で飲食、午後8時後は医師宅で午前0時まで飲食したのが原因のようだ。何をかいわんやである。高齢者の感染が増加している一因は”アクティブ.シニア”(元気なお年寄り)だともいう。国が笛吹けどもである。特措法をさらに改正取り締まりを強化すべきかも。