ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

名歌手ベルゴンツイが歌うヴェルディ「エルナーニ」

2011年09月26日 | オペラ
CARLO BERGONZI "Merc醇Q, diletti amici" Ernani


カルロ・ベルゴンツイ、ピエロ・カップッチッリ、アントニエッタ・ステッラ、フィオレンツア・コッソット。この4人のヴェルディ歌手が集まると最もヴェルディの真髄が聴ける。

ベルゴンツイのリサイタルはほぼ全部聴いた。
デル・モナコやコレッリのような「華」はあまり感じられないが、その緻密で気品ある歌を聴き、「カルーソだ」なんて思った。

特にヴェルディを歌うと天下無敵だ。
ヴェルディのテノールは「人生意気に感ず」、生きる上に少しの妥協もなく、自分の犠牲を知りながらヒロイックな運命を選ぶ悲劇の主人公である。
「三国志」でいえば、ベルゴンツイは関羽だ。

それに絶対に破綻を見せないこの「鉄壁の」技巧と美声、この美声は女性をうっとりさせるタイプとは違って「硬派」の美しさである。

この「エルナーニ」はユーゴーの戯曲で「エルナーニ戦争」とまでいわれるほどヨーロッパで危険視されたほどの物語であり、山賊エルナーニ(没落したスペイン貴族)がカルロ大帝に迫る悲劇である。

どこをとっても最高なんだけど5分あたりから本領発揮である。知的で完璧な名歌手だ。

いつか音楽に戻る、と思うと、ベルゴンツイを聴きたくなった。かれのリサイタルでは夫人のとなりに座り、ずっと質問したり絶賛したり、大変幸運な席にいて夫人の説明を受けて聴いたことがなつかしい。
ベルゴンツイは夫人が一番喉の調子を知っていて、頼りになる、と言っていた。
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ジュルジュサンドさまの暖かい励ましに感謝です。・・・私が再び歌う日・・・

2011年09月26日 | お知らせ

「ジュルジュサンドのブログ」に参加してもう一年以上になる。
フローラはなさまのご紹介で参加、素晴らしいお方である。時々おじゃましてコメントを書いているが、今日はその中の一部を転載した。(実際にはもっと長い文章である)

≪ジュルジュサンドさま≫
・・・「神戸市民はアホ」と書いてあるのをお怒りですが、最近、保守を名乗って”アホ”を言うやつはゴマンといますから、そんな連中の戯言に心を乱されてはいけませんよ。
日本を憂いての発言ではなく、単に自分の憂さ晴らしで〝保守”や〝右翼”の真似事をしている連中が増えてきているのは違う意味で心配ごとであります。 
話は逸れますが、今の雰囲気で日本が右傾化するのは、在日問題とか領土問題とはまた別次元で日本を危うくすると私は感じています。


≪ベッラ≫ 
・・・今は左派が危険なので、一応、用心しています。保守が割れないように気をつかっていますが、左派を撃退したあとは、別の問題が大きく見えてくると思います。
バランスの取れた考え、自分が自由であるという考え、私は音楽家です。
今は理不尽な売国と戦っていますが、あとはもとの声楽に戻ろうと思っています。
音楽家として筋を通したいがために、今、出来ることだけをしようと思っています。



≪ジュルジュサンドさま≫
・・・〝保守”や“愛国”と言っても定義が曖昧で、同じ方向性、同じ主張であっても、手段やと到達点に違いあると思います。(まあ、それが普通だと思いますが、、、)
だから、反日や左翼に対する思いは同じであっても、行動や主張はそれぞれ別モノであり、実際今でも保守同士のいがみ合いや、非難合戦は少なくありません。 例えば皇統についても保守同士、激論が為されます。

ただ、人が集まればそれぞれ意見が違うのが当たり前ですから、今のところ大同小異で、まずは反日、売国の団体や、工作員を排除するのが優先、、、という所でしょうか。

私はいつの日か、音楽家としてのベッラさんにお会いできるのを楽しみしています。>
 


                  ベッラあとがき

これは、「ジュルジュサンド」さまのアメーバブログに神戸の「氏名~名前」という件で、私が3つのコメントを書いたジュルジュサンドさまのリコメ、そしてまた私のリコメである。
これは全文ではない。エントリーには省いたほうがいいかな、と思うところは省略してある。

ここではじめて私は「今は理不尽な売国と戦っていますが、あとはもとの声楽に戻ろうと思っています」と書いた。
私は音楽に生きるのが最適のように思える。しかし今は諸事情でできない。

それを汲んでジュルジュサンドさまは「私はいつの日か、音楽家としてのベッラさんにお会いできるのを楽しみにしています」とお書き下さった。
そうだ、私は幼い時から音楽に生きてきたし、私のすべてがそこにある。戻らなければならない・・・それ以外に何があるのか、愛してやまない音楽の世界、そこは私の心の故郷であり、また厳しい世界であるが、それしかないのだ・・・。

ジュルジュサンドさまのコメントはいつも暖かい。ありがとうございました。               


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FRANCO CORELLI "Piscatore 'e Pusilleco" (1962 )プジレコの漁師

2011年09月26日 | 歌曲
FRANCO CORELLI "Piscatore 'e Pusilleco" (1962 )


ここでティータイムです。

名テノールコレッリが歌うナポレターナ「プジレコの漁師」、美声をお楽しみください。
コメント (2)
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