中国も変わっていくのかな?中国共産党の力が弱まっているのでは、と思ったりもしました。
<レコチャ広場>抗日戦争ドラマはウソだらけ!自己満足に浸るためのフィクションだ―中国
Record China 9月17日(土)15時47分配信
満州事変が勃発した9月18日が今年もやって来る。この時期になると頻繁に抗日戦争ドラマが放映されるが、筆者は、こうしたドラマは歴史を基に作った娯楽作品に過ぎないと考える。アクションや銃撃戦といった視覚効果が単純に観客を楽しませているだけで、実は忠実に歴史を再現したものではないということだ。
こうした文芸作品はフィクションの要素も含まれており、とにかく「勝利」を誇張することに全力を注ぐ。都合の悪い部分は隠し、イギリスに追いつきアメリカを追い越し、日本を打ち負かしたというストーリーにして自己満足に浸る。こうして歴史の負の部分をひっくり返してしまうのだ。
それらは例外なくすべて、「人民が敵に勝利した。正義が悪を打ち負かした」という勧善懲悪モノ。単純明快なハッピーエンドで終わり、深く考えさせられることもない。中国人はこんなに外見が似ている日本人をこれでもかというほど抗戦ドラマのピエロに仕立て上げ、自分たちの方には孫悟空も顔負けの抗日英雄を登場させる。もはや百戦百勝の勢いだ。
芸術には“加工”が必要なことは分かる。だが、“加工”も度が過ぎていないだろうか。筆者は幻の勝利に自己陶酔するだけの抗日戦争ドラマなど見る気も起きない。単なる時間の無駄遣いだ。(翻訳・編集/NN)
●王錦思(ワン・ジンスー)
吉林省出身、北京在住のジャーナリスト。北京大学でメディア学を専攻。日中歴史問題や抗日戦争史を研究課題としている。著書に「日本行、中国更行」。11年3月に日本で「中国『反日』活動家の証言」を出版。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
ベッラあとがき
中国では少しづつ変わっていっていくのかも知れません。
中国の名優で国家一級俳優の「唐国強」が、韓国ドラマに苦言を述べたり、また自身が出演する「長征」で、日本を敵視しないよう脚本を自身で書き加えたり、当局の圧力を弱めていたのを思いだします。
インテリ層はわかってきているのです。いろいろな犠牲もあり、ここまできたのでしょう。
そしてイッキに民主化、ということは、今の中国を分断することにもなりかねないので、当然圧力が続くと思うのですが、「少しずつ」でも変わっていくのではないかと・・・ちょっと甘いのは承知ですが・・・民衆にとって食料品など、命にかかわる問題が山積み、しかもそれはほとんど汚職から来ているのですから、政府に対する信頼が失われるのも当然でしょう。
中国の学生は「中国は今、道徳の危機」と言っています。
また「王錦思」氏について、このような記述もありました。この本を読んだ方のご感想です。
(工作員などに巻き込まれるとご迷惑をおかけしますので、ブログ名は伏せます)
王錦思氏が中国青年報に掲載した論文の主要な点は、「中国の改革開放30年は日本と密接な関わりがあり、小平氏が1978年に訪日した際に日本をモデルに経済を発展させることを決定した」と言う事は日本では中国人が知っていたものと思っていましたが・・この論文を見る限り、中国政府の一部でしか知らされていなかった事を私は今回知りました。
王錦思氏の言う通り・・・30年前、中国の一人当たりGDPはわずか300ドル、外貨準備高は1.67億ドルでしかなく、当時日本政府よりODA資金、その他で500億円(2.2億ドル)にのぼる借り入れを受けた事も今回公表されたそうです。
これらの日本からの援助は、中国が受け入れた諸外国からの援助額のうちの66.9%は日本からの援助による事や、そして中国にとって日本は最大の援助国である事も伏せられて・・それらの資金で鉄道や道路、港湾や空港などのインフラ整備のほか、農村開発や環境保護、医療、教育など多岐にわたって使用されたという・・事も中国政府は人民には知らせずにいた事も日本人は当然ながら知っていただけに・・日本人が中国人に対して不快感をもっていた事も当然と思います。
王錦思氏のような知識人でもこの事実を知らなかったというのです。私はむしろその事に戸惑いを感じます。日本は中国政府の特に小平氏以後一貫して日本政府が行ってきた事実を最近になって公表されたとの事です。ですから王錦思氏の指摘しているように・・「中国改革開放に対しての日本の功は今後とも消える去ることはないだろう」この認識は正しいと思います。
特に江沢民氏時代は日中関係が最も悪化した時代であり、日本による中国侵略戦争や靖国神社問題、尖閣諸島問題など、中国人は日本人は野蛮で非を認めることのない覇権主義の民族との思想を学校教育でも盛んに教え込まれて来た事が、一般中国人の日本観にまで育てた事は・・中国政府のさまざまな思惑からかも知れませんが・・大多数の中国人はすっかり洗脳されていた事を知っていかに教育の力が恐ろしいかを知りました。
王錦思氏が言うように「日本が中国にとって最大の援助国」との事実を知って、「しばし呆然とする思い」と言ってます。
王氏の言うようにこれまでにも日本が中国に対して、改革開放から30年もずっと日本は対中援助を行い続けてきた事は事実であり、それを中国政府は人民にはまったく伝えていない・・・それが何故・・今になって公にしたのかは知りません??・・・
王氏の指摘のように、日本人の対中感情悪化しているとの報道も事実です。この事を王氏は以前は当然と思っていたそうです・・・何故なら、日本と中国の間には積年の恨みがあるのだから・・日本が中国に好感を持っていなくても何の不思議もないと、特に気にかけることもなかったそうですが・・・しかし、このように日本が中国にとって最大の援助国であったという事実を知った今は、日・中間の感情の行き違いに複雑な思いがするとの事です。
(中国情報局ニュース参考)