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時事問題を中心にブログを書く日々です。
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遅すぎた日本の自衛隊機アフガン派遣/自民党本部から二階幹事長へ37億円?/深田萌絵女史が懸念する高市早苗議員/いよいよ佳境「奥山篤信氏の東京五輪の感動」6

2021年09月01日 | 政治

遅すぎた日本の自衛隊機アフガン派遣。決心のできぬ政府が国を滅ぼす

首相が「決心」できないと日本は滅びる(部分) 軍事アナリスト 小川和久氏

何回も申し上げているように、危機管理の要諦は「必要なことを適切なタイミングで行う」ことにあります。それを前提にすると、アフガンの政権が崩壊した12日の直後のあたりでは現地入りしていなければならず、そこからすると10日以上も遅いことになります。派遣された自衛隊には何の問題もありません。いつでも出発できる態勢にあったからです。むろん、外国の旅客機をチャーターして現地に向かわせることも簡単にできたはずです。

ここで厳しく問われなければならないのは首相官邸の機能不全です。法律的にも派遣できる、部隊は待機している、機材も整っている、現地も一定の安全確保ができている。それなのに10日以上も遅れてしまったのは、首相官邸をはじめとする日本政府には「決心」ができないからです。
この「決心」とは、自衛隊や世界の軍隊の指揮官教育で叩き込まれるもので、敵の大軍が迫ってきているといった目の前の緊急事態に対して、いかに素早く、正面突破、迂回攻撃、退却などを的確に選択し、味方の損害を最小限に抑え込みながら戦うか、という点に主眼があります。世界のビジネスパーソンの教育でも重視されています。

 この件については詳しく討論されている「プライムニュース」をご覧ください。
前編 『急展開アフガンで何が 自衛隊機派遣の成果は 現地を知る日本人直撃』【前編】 (fnn.jp)
後編 『急展開アフガンで何が 自衛隊機派遣の成果は 現地を知る日本人直撃』【後編】 (fnn.jp)


 宮崎正弘氏の最新のメールマガジンが届きました。

アフガニスタンの「殺人鬼」=ヘクマチアル元首相が甦っていた

  これでドスタム、カルザイ、アブドラら役者が全員揃った

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アフガニスタンで「最高指導者」とされるアクンザダ師の動静だけが不明である。
カンダハルに健在とタリバンは主唱しているが、陽動作戦かもしれない。

グルブディアン・ヘクマチアルは過激派「ヒズビ・イスラミ」を率いて、時にCIA資金で、ときにイランに寄り添い、そしてカルザイ大統領(2002年当時)の暗殺を企てたり、蛇のように、あるいは魑魅魍魎として懼れられ、毛嫌いされた人物。「殺人鬼」と呼ばれた。滅法評判が悪いのである。

ヘクマチアルは1993年から94年、ならびに96年に二度、アフガニスタン首相を務めた。
反ソ連のムジャヒディーンを率いて、一時はパシュトーン人主体の軍閥の頭目といわれた。
実際には反ソ連活動で利用価値の高かったCIAが、巨額を注ぎ込み、ヘクマチアルは、それは自派にのみ有利に展開し、自派の軍閥を肥らせ、そのためにほかの軍閥から恨みを買って、北部同盟、ドスタムのウズベク組織、「ヘラートの獅子」=イスマイリ・カーンらと派手な武闘を繰り返した。軍閥の競合関係という性格は、タリバンと同質である。

1996年から2001年にかけて、ロシア、インド、イランは北部同盟を支持していた。輻輳した状況が破られたのは北部同盟の指導者マスードが暗殺されてからだった。

ヘクマチアルは1996年にイランに亡命したが、カルザイ暗殺未遂事件後、イランのオフィスを畳み、行方不明となっていた。

そのヘクマチアルが静かにカブールに戻り、ガニ政権とも和解していた。ガニ政権崩壊前後からタリバンと接触し、隠然たる勢力を扶翼してきたようだ。

8月、パキスタンとの交渉役に、ヘクマチアルが出てきた。インドとの交渉役にもヘクマチアルが担当していることが判明した。
インドはアフガニスタンに30億ドルを投下したダムを建設している。

これでカブール入りしたドスタム、北部同盟の残党部隊はタリバンと対決姿勢を崩さないが事実上停戦している。

ヘラートで拘束されているイスマイリ・カーン。そしてタリバンと連立を模索するカルザイ元大統領アブドラ行政長官ら。

アフガニスタンの顔役が一堂に揃って、みんな、「昔の名前ででてきた」。

    ☆▽□☆◎み☆◎□☆や□▽◎☆ざ▽◎□☆き◎☆◎▽

37億円超が自民党本部から二階幹事長へ 「適正に処理」? 
使途は公表されず【政治資金の闇①】(立岩陽一郎)
党交付金という多額の税金が入る各政党本部。そこから有力議員に多額の資金が流れる仕組みがある。特に、自民党本部はその金額が突出しており、公開されている最新の2019年の記録では二階俊博幹事長に10億円超払われている。こうして二階幹事長に流れた資金は、幹事長就任から総額で37億円超にのぼる。ところが、それがどう使われたのか総務省も把握しておらず外部からは確認できない。国税当局も把握していない。闇に消えるのだ。どういうことなのか、その詳細を明かす。(表もあるので次のリンクで全文をご覧ください)
使途は?党から二階氏に37億円超 - Yahoo!ニュース
 ブログ主・・・二階氏を幹事長に任命したのは安倍前首相である。当然いろいろ知っているだろう、アンタッチャブルなしに調査を望みます。時々「安倍さんは保守でしょう?」とマスコミでは言っているが、こんな保守がどこにいる?
私は最初から疑念を持っていたが、それを言うとものすごい同調圧力が何度も来た。
上記の記事には次の文がある。

自民党本部の収入の7割は税金 

自民党本部が集めた資金をどう使おうと自民党の勝手ではないか?そう考える人もいるかもしれない。
しかし、政治資金はその使途の透明性が求められている。加えて重い事実がある。
党本部には私たちの税金が入っている。それが政党交付金だ。



深田萌絵女史のFBから・・・私も同感です!!

高市早苗議員をどう思いますか。
と聞かれるけど、よく分からないというのが正直なところ。
メディアで大絶賛で、かなり煽られているところを見るとかなりのスポンサーの存在を感じるけど、
何かを掴んでるわけでもないからなんとも言えないんだよね。
小泉純一郎氏が総理になった時のムードに似てる気はするけどね。
メディアに乗せられないように慎重に。
ソーシャルメディアもメディアです。保守メディアもメディアです。

(私もコメントを寄せました)
私は最初から安倍さんを支持していませんし、その安倍さんをたたえ(安倍さんが出ないなら「そんなやったら私出たるわ」という下品さ、ひきずるような発声の仕方、など、個人的に興味はありませんし、一斉に持ち上げる時は用心します。彼女はいわれているほど支持は党内でも集まらないでしょう。くどく支持をいう有本香さんもあの意地悪さ、好きではありません。一応個人的な見解ですので、これを読んだ高市さん支持の方々、怒らないでね。


See the source image

 ブログ主が神戸のデパ地下に行きました。
いつもは近所の大型スーパーで買い物をするのですが、今日は大都市に出る用事があったので帰りに有名デパ地下に寄ったのです。
すると何と!!「中華総菜の店」「パン屋さん」「高級ケーキやさん」のお店が⦅事情があってしばらく休業します》と表示があり、店内には何も置いていませんでした。・・・はたして「コロナ」か・・・と思いながら帰宅、結局いつものスーパーで買い物をしたのですが、何とも不気味です。報道もしていないようですし(まさか見逃しているのでは?とも思いましたが)9月から広まる「ラムダ株」は10倍の感染力で、ワクチン接種した人も効果が薄いとも言われています。みなさま、私たちはそれぞれできること、「手洗い・うがい・三密をさける・大声で話さない・十分な睡眠」などで予防するしかありません。どうぞお互いに気を付けて残暑を過ごしましょう。


作家・評論家の奥山篤信氏のシリーズ「東京五輪の感動」6 ~いよいよ佳境です。

◎東京五輪の感動6 近代五輪の精神を歪めたのは誰なんだ?

~家族愛に満ちた三つの五輪金メダルの出来事は、五輪が極めて家族愛に満ちた個人の奮闘の結晶だと感動した場面だったが・・~

このシリーズで描きたかった家族の愛、一番手は柔道の阿部兄妹の同日の二つの金メダル獲得。先に妹の詩さんが決勝で勝ち、兄の出番をまって兄が勝たないと、とインタビューで話、競技場の後ろの方で心配そうに見ている姿。
そして兄の勝利で万歳と手を大きくあげる詩さんの喜びの涙は兄妹ってこんなに素晴らしいものだということを象徴的にも伝える素晴らしい場面だった。
次は女子ボクシングで初めての金メダル入江聖奈選手、天真爛漫で飾り気のない開けっ広げな性格は好感をもてる彼女にはその家族の光景が、家族愛として強く感じられた。鳥取県米子出身の彼女はボクシングを始めたきっかけは小学2年生で読んだマンガ「がんばれ元気」。小学4年生のときにはボクシング世界一を夢見ていた。座右の銘が『能ある鷹は爪を隠す』。趣味はカエル鑑賞という。練習がオフの日は近くの公園の池にカエルやオタマジャクシを探しにいく。
オタマジャクシを見ると、「懸命に泳ぐ姿に励まされるんです」と説明する。
彼女は引退するらしいが、芸能界は彼女のノリを高く評価して目をつけているらしい。アッケラカーンの性格だろう。

三番手には、レスリング女子57キロ級決勝で川井梨紗子が金メダル、63キロ級を制した2016年リオデジャネイロ五輪に続いて2連覇を成し遂げた。前日に62キロ級で優勝した妹友香子と誓った「姉妹で金メダル」の夢をかなえた。石川県の両親もレスリング選手であるまさにレスリング一家の快挙だった。この試合も姉の決勝戦、心配そうにスタンドから見守る妹の姿、それを時々見つめる姉の視線、兄妹愛を強く感じる名場面だった。

五輪憲章を読んだこともない僕が今回五輪を観て感傷的に、国家を超えた若者の和気藹々の姿、家族愛に満ちた選手の五輪に勝利することのモチベーション、五輪で敗北した悔しさは、国民としての屈辱あるいは申し訳なさなどとは程遠いもので、自分に対する苛立たしさと怒り、自分の野望が満たされなかった悔しさ、そこに天に見放された虚しさ、一瞬のミスが夢をぶち壊す運命の冷酷さなどであり、これこそ五輪の姿だなと思ったのは事実だ。

そこでいかに現代五輪が商業主義や大国の玩具とされ、まさにヒトラー五輪から北京五輪へのある意味で国家中心主義が根付いて離れない宿命、しかも考えてみればメダル獲得数にこだわるマスコミの姿をみても、五輪は個人でなく国家だということがいまだにあるように思えたが、そのなかで微笑ましくしたのは、メダル獲得者がメダルをもらってまさにその達成感で自分を祝福する姿とともに、自分の愛する家族や友人や先生への感謝などが表れて、とても個人主義的な世界こそが全てかな?<五輪の変遷はここにあり>と見たのが僕の間違いだったことが、五輪憲章を読んでわかった。

五輪憲章は「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない」と規定している。国と国との戦いを超え、ナショナリズムを超える思想がオリンピズム(五輪精神)である。

マスコミは各国の五輪メダルのリストにこだわる。そして毎日日本が、どこまでメダルを取ったかにこだわる報道が多い。新聞にもちゃんとリストがでている。日本の一般人は五輪は国別メダル数を競う大会であると思い込んでいるのだ。確かに各種目にある世界選手権やワールドカップなどみると、五輪ならではのお祭り性は国家中心主義かなと錯覚するのである。国家のためでなければ五輪は意味がないとまで、特に保守層が考えているのも日本では顕著だ!
お国のために頑張ったという、まさに日本の前近代的思想がいまだに跳梁跋扈しているのだ。

東京五輪2020】日本代表内定選手(レスリング) | 写真特集 IMAGELINK ...

 

ブログのティールーム


本日は前回に戦前の超名歌手、ローレンツが歌うヴァーグナー「マイスタージンガー」より、⦅優勝の歌》を載せましたが、今回はそのローレンツの薫陶を受けたジェームス・キングが歌う同じ曲をお聴きください。

James King "Morgenlicht leuchtend im rosigen Schein"






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