その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ミュージカル CHICAGO (シカゴ)

2012-08-13 22:07:22 | ミュージカル、演劇
 帰国してもう1週間になりました。この東京のうだるような暑さに強制適応させられて、もう既に、ロンドン生活は遠い過去になりつつあります。

 2か月前のことですが、気にはなっていたが、まだ見ていなかったミュージカル「シカゴ」を見に行きました。勝手な先入観で、SEXと犯罪を描く大人向けシリアス・ミュージカルかと思ったら、確かに大人向けではあるのの、思っていたよりずっと笑いのある楽しいミュージカルでした。



 舞台は、ジャズオーケストラがステージ後方のひな段に並んで演奏し、劇がステージ前方で進行する「8時だヨ全員集合」形式です。セットらしいセットは殆どなくて、セクシーな躍りと歌で魅せるミュージカル。

 TKTSで定額の半額以下の29ポンドで当日券を買ったのですが、なんと最前列!!!網タイツのお姉さんのダンスがかぶりつきで鑑賞できて大満足でした。(我ながら中年根性丸出しで恥ずかしい・・・)

 ドロシー役とヴェルマ役の主役級の2人がとっても良かったです。ドロシー役はとってもチャーミングだったし、ヴェルマ役のダンスと歌は迫力満点。グループの躍りや振り付けが非常にテンポ良く、飽きさせません。出演者のダンスの切れ味が良く、見入ってしまいます。12名で構成されるジャズバンドの演奏も良くて、音楽、躍り、歌が上手く組み合わさった良くできたミュージカルです。あと、アメリカ英語のお陰か、台詞が殆どわかったのも嬉しかったです。

 リーピターになるほどではありませんが、十分楽しめる内容でした。このミュージカル、ロンドンでは秋で終了という話を聞きました。一度は見に行く価値があると思います。聞いた話では、米倉涼子さんがドロシー役をニューヨークのブロードウエイでやるそうです。失礼ながら、どこまでできるのか、少し不安ですが、頑張ってほしいです。

 2012.6.16 @Garrick Theatre
コメント (2)
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