その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

第3回富士山マラソン@河口湖 に出走し、ボロボロ

2014-12-01 22:15:02 | ロードレース参戦 (in 欧州、日本)
 一昨年にこれまでの河口湖マラソンを衣替えした第1回の大会では、大会事務局の駐車場不備等で、約5000人が走れなかったという日本の市民マラソン史に悪名を残すことになった富士山マラソン。私も当時、中央高速道路河口湖インター前で2時間近く渋滞にはまり、5000名の一人に名を連ねました。その時は後日、大会本部からエントリー料が全額返金されたのですが、「もうこんな運営がなっとらん大会は二度と参加しまい」と決意。が、昨年の第2回大会はスタート時間も遅らせて公共交通機関でのアクセスも可能とするなど改善が図られスムーズな運営になったと聞いたことや、私が15年程前に初めてフルマラソンを走って以来お世話になった河口湖マラソンのご縁から、第3回大会の今回は職場の仲間たちを誘って、参加することにしました。

 確かに運営は随分安定した印象を持ちました。今回は東京から列車で行ったのですが、通勤列車並みの富士急行線のランナー・ラッシュには閉口したものの十分スタートに間に合うように到着できますし、スタートエリアの地理的な狭さからスタート前の混雑はある程度しょうがないと思います。天気も恵まれ、紅葉も終わりかかった晩秋の富士五湖エリアの景色を見ながら、フルマラソンならでは緊張感も盛り上がります。


《さわやかな空気が東京とは全然違う》

 有森裕子さん、瀬古俊彦さん、サンプラザ中野くんさん、AKB48から二人など、かなりの豪華メンバーが揃ったスタートラインからスタート。前半は多少のアップダウンは有りますが、順調でした。5キロ点では有森裕子さんとハイタッチで、元気を貰いました。スタート直後から、雲が出てきて来て、紅葉の輝きはちょっとくすんでしまいましたが、よしよしという感じです。ハーフを2時間2分、寒いのでどうしてもトイレが近くなり、そのロスタイムも考えれば、予定通り。


《さあ、いよいよスタート》

 事前にパンフレットで河口湖を過ぎて西湖に向かう途中になる21キロ地点過ぎからこの大会の最大の難所があることは知っていました。1キロ半ぐらいの距離で高低差80メートルを一気に上るのです。これが予想を大幅に上回る厳しさ。500メートル近くは走ったものの、足がピクピク痙攣し始めて、その後は競歩。そして、西湖に辿り着いて急坂は終わったものの、既に足に疲労が襲い、普通に走るのもままらない有様。体が疲れ切って動けないというフルマラソンの特有の症状と言うよりは、まだ走りたいんだけど足がついてこないという、もどかしさ。


《まだまだ元気だった10k過ぎの河口湖大橋》

 この後は、20キロ近く。ただ、惰性で走ったり、歩いたりの繰り返し。西湖は河口湖に比べるとぐっと閑静で人気も無く、晩秋と言うよりも初冬の雰囲気満載だったのですが、そんな雰囲気を味わう余裕は全くありません。途中で、メイドさんのコスチュームを着た可愛い女の子2人組にもさっと抜かれ、更にどうみても70歳は優に超えているお婆ちゃんに抜かれ、驚くやら情けないやら・・・

 河口湖に戻ってくると人が増えて、声援が背中を押してくれるたのですが、もうここまで来ると体全体の体力消耗もピークに達して、自分では進んでいるのかどうかも良く分からないぐらい。結局、タイムは4時間37分58秒(手持ち時計)で、過去10年最低の昨秋の湘南国際マラソンよりは数分良いものの、ダメダメの結果となりました。あの坂にやられたという感じで、来年また走ったとしてもどう走れば良いのか見当がつかない。ちょっと、私には身の丈を過ぎた大会だったのかもしれません。

 来年2月末の東京マラソンに当選しているので、あと3か月で立て直しでリベンジを図りたいと思います。

 2014年11月30日
コメント
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