土地の大学キャンパス巡りが大好きです。帯広と言えば帯広畜産大学ということで、3日目にキャンパスツアーに出かけました。
夏休み中の閉鎖を危惧しましたが、キャンパスには研究室通い風の学生の姿もそれなりにいるし、運動部の練習で来ている学生もいました。高校生っぽい若者が親とキャンパスマップをもってキャンバスツアーをしているグループもあり、学期中とは異なるのでしょうが、大学らしさあるキャンパスでした。女子学生が多いなあという印象です。総合大学ではないので校舎は多くはありませんが、畜産大学らしくキャンパスには牧場や芝生が綺麗に敷き詰められた運動場がいくつもあって、緑あふれる素晴らしい環境でした。
まずは生協に立ち寄りました。大学により品ぞろえが全く違う書籍部を観るのが楽しみなのですが、さすが畜大(略称が畜大とのこと)。私には全く縁がない本ばかりが並んでいて、見ているだけでワクワクします。生物や畜産関連の書籍が中心で、「牛の結び方」なんて本まであります。ロープでどうやって牛を結ぶかが説明している本ですが、確かに牛をロープで結わえるって、独自のノウハウが必要なのですね。生協の大学グッズとかも目を通し、畜大アイスクリームを購入。しつこくなく、さっぱりとした牛乳アイスが何とも美味。
キャンパス内は至る所に白樺並木があって、散策にもってこいです。漫画『銀と匙』の実写版映画のロケに使われたとのことで、ロケ地巡りの案内地図も掲示されていました。馬術部の馬場前も美しい白樺が立ち並び、馬場は野川公園近くにある東大馬術部の馬場と比較し、優に3倍はあるように見えます。
更にキャンパス内には、なぜか日本酒の醸造所がありました。上川大雪酒造㈱ 碧雲蔵といって、大学の研究とタッグを組んでいるようです。中に入ると見学室もあり、醸造工程が分かるようになっています。お土産で、1本、純米酒を購入しました。
再び生協に戻って、昼食目的で食堂へ。畜大飼育の豚による豚丼とかあればと狂喜なのですが、残念ながらメニューは地域色はゼロ。それでもせっかくなので、まったり駄弁っている学生さん達に並んで、ラーメンを食しました。
大学は未来へのエネルギーを貰え、自分自身が若返ります。いわゆる観光地ではないですが、畜大訪問、私はお勧めです。
2022年8月8日